【準備】【釣行】【まとめ】駿河湾内 カツオキャスティング
2025年6月7日(土)
はたしてキャスティング苦手病は克服できるのか…。
湾内カツオ巡回中
黒潮大蛇行が終わったからなのか、数年ぶりくらいに湾内でカツオが元気らしい。
5月下旬くらいから合の瀬辺りでも跳ねが見られるようになり、6月に入ってからはキャスティングで狙う遊漁船もチラホラ出てくるようになった、
湾内のカツオ釣りなんて、その頃オフショアやっていなかった僕からすれば昔話である。環境が昔に戻りつつあるのだろうか。
8月くらいになればコマセに付くようになってキャスティングでは釣れなかろう。
そもそもキャスティングは連敗続きで完全に苦手意識が付いてしまっている。
シーズン最初のスレてないうちなら多少はイージーじゃなかろうか。と考えて行ってみることにした。
お願いするのは今年キャスティングでお世話になりっぱなしの焼津港 岳栄丸。船長がキャスティング大好きと言っていて、面倒見が良いのでキャスティング練習はもっぱらこの船である。
カツオを探しつつ、良さそうな漂流物があればシイラも狙っていくということなので、カツオ&シイラの準備を進めることにした。
【準備】今年の流行チェック
僕の情報源はいつだって船長・ネット・イシグロである。
頂いた情報をまとめるとこんな感じになった。
シイラ
12cm~16cmのポッパー・ダイビングペンシル
10cm~12cmのシンキングミノー・シンキングペンシル
サワラ・ブリトップ用に買いあさった物持ってるはずなのでそれでOK
居れば食ってくるはず
10cm~12cmのシンキングミノー・シンキングペンシル
サワラ・ブリトップ用に買いあさった物持ってるはずなのでそれでOK
居れば食ってくるはず
カツオ
8cm前後のシンキングペンシル
40g~60gのメタルジグ
TGベイトスリムが流行
シンキングペンシルはリアにケンケン針が流行
40g~60gのメタルジグ
TGベイトスリムが流行
シンキングペンシルはリアにケンケン針が流行
とのこと。
TGベイトスリムは『絶対これ出番があるはず。』と数年前から買い込んでおいたものがついに日の目を見ることに。そんなルアーばかり持っているけど。
カツオキャスティングのご当地ルアーはタックルハウス コンタクトベゼルなのだけどこの日は品切れ。
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コンパクトな割にやたら重たいシマノ オシアペンシルソリッドを色違いで2つとケンケン針。後は「フォールパターンも試してみては?」と提案されたのでジギングのアシストフックも購入した。
オシアペンシルソリッド×2:4,000円
ケンケン針5号:1,000円
ジガーライト早掛け4/0:800円
計:5,800円
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【準備】ルアーセッティング
お買い物済んだのでルアーセッティングにかかる。
まずはケンケン針の取付から。
コツはフックの向きで『ケンケン針にソリッドリングを通し、ルアーに接続した際に上向きにする』のが大事。
こうすることでカツオが食いついた時に硬い上あごに針が刺さるのだそう。
5mmのソリッドリングを通していく。キツイけどとにかく頑張る。
通るとこんな感じ。
この形が完成形。スプリットリングを入れないと針が横を向いてしまう。
上下間違えない様に注意。
ついでフォールパターン用。
6000番にはナイロン60lbをそれぞれ接続。
竿まで含めて全部でこんな感じ。
終盤に30分くらい沸き続ける群れを発見し、それを追いかけながらルアーを投げれる絶好のチャンスに恵まれた。
ついでフォールパターン用。
これは単純にジギング用アシストフックをつけるだけ。
他のルアーはサワラとブリトップの時に散々いじり倒しているので無問題。
これでルアーは準備完了である。こっちはチョロい。
【準備】ライン巻替
問題はこちらの準備である。オフショアキャスティングで使っている2台は5000番に2号を、6000番に3号を巻いてあるのだが、どっちのラインもジギングの高切れした残りなのである。しかも買ったの3年くらい前。
サワラもブリもまあいっか…。って感じでそれ使ってたのだけど流石にカツオでそのままは怖い。糸巻量が200m無いから万が一キハダ掛かっちゃったら瞬殺だろうし。
いつか巻き替えようと思って、アマゾンで安い時に買っておいたの巻き替えてなかったのを腹くくって巻き替えることにした。前日だけど。
巻くのはシマノ グラップラー8。
セルテートSW5000に2号を、ツインパワーSW6000に3号を、それぞれ300mずつ巻いた。
いつ買ったか忘れたラインコーティングスプレーが発掘されたので吹きながら巻いていく。
5000番にはナイロン40lbを
6000番にはナイロン60lbをそれぞれ接続。
さらっと書いてるけど作業完了したの23時過ぎ。2時間くらい右往左往していた。
6000番は下巻き無しでピッタリの量だから全く問題なかったのだけど、5000番が中途半端に糸足りないので下巻きしたのが大変だった。糸巻台も割れちゃうし。
何はともあれ糸巻完了したので荷造り開始である。
【準備】荷造り
あらかた出ているので確認しながら詰め込んでいく。
フックはケンケン針とジャコフック各サイズ、バーティカルリミット。
リーダーと結束用品に接続具。
道具類各種。
岳栄丸で魚釣ったことないんだけど、果たして自分で処置するんだろうか。
※船長全部やってくれてたので締める道具は必要なさそう。サニタリーに入れるのと手拭き、〆具一式。
空調服のバッテリーが夏仕様。
全部でこんなもん。
詰めても余裕あるし軽い。ジグと違ってプラグは軽いなぁ。
衣類一式。
日中は暑くなるだろうから空調服ほしいんだけど、明け方は絶対寒いからシェルジャケットも持って行く。
カゴがボロボロだったので新調した。
ツリノのスタッキングバスケット、深さがあって便利である。ちょっとお値段高いのが玉に瑕。
食べ物・飲み物類。
塩タブレットと水分多めで暑さ対策。
この時点で0時半過ぎ。出発は2時。少しは寝れるか…?
流れ藻は点々とあってシイラは出来なくはない感じ。
【釣行】道具立て
キャスティング2号
- 18 カレントライン キャスティズム 74ML(ゼニス)
- 21 セルテートSW 5000XH(ダイワ)
- グラップラー 8(シマノ)
2号 300m - オシア ナイロンキャスティングリーダー(シマノ)
40lb 1.5m - P-14ソリッドリング 4.0mm(カルディバ)
キャスティング3号
- 10 スパイク イエローテール SK812YT-L(天龍)
- 21 ツインパワーSW 6000XG(シマノ)
- グラップラー 8(シマノ)
3号 300m - ソルティメイト システムショックリーダー ナイロン(サンライン)
60lb 1.5m - P-14ソリッドリング 4.0mm(カルディバ)
【釣行】使用ルアー
- オシア ペンシルソリッド(シマノ)
- オシア 別注平政 130F(シマノ)
- TGベイト 30g(ダイワ)
- TGベイトスリム 45g(ダイワ)
- メタルマジックTG 30g(アクアウェーブ)
- イワシジグ 40g(マグバイト) ブレードチューン
- GIG 100S(パームス)
【釣行】ロスト
無し
【釣行】状況
海況
![]() |
『タイドグラフBI』より |
釣行時間:3時半〜12時半
天候:曇
水温:21.5℃(現地での計測)
潮周り:中潮
実釣エリア:駿河湾内各所
風:ほぼ無し
水色:概ね青
好釣果が聞かれるようになった週末の釣行。
他の船ではキハダが上がったり、カツオも爆釣したりと景気の良い釣果がきかれたが、岳栄丸は前日のキャスティング便も不調だった様子。
当日は一応「シイラメインで、カツオも見られたらやります。」という体だったが、実際は半々程度。
凪が非常に良くて跳ねが探しやすいキャスティング日和。
オマケに曇で状況は最高に良かったと思う。
魚を探してすごく走ってくれた。冗談じゃなく西伊豆を見てきた。
![]() |
マジでこんくらい行ってくれた |
それ以外の漂流物が無く探さないといけない。
カツオは短いながらも何回か跳ねていた。1度は30分程度沸き続けるナブラも追いかけられたので、魚は間違いなくいた。
キハダの跳ねも数回見れた。
やたらデカい奴も跳ねていて、船長たちが「60kg級じゃないか」などと話していた。
イルカも一度見た。
ベイトは不明。
カツオの移動が速かったのでイワシかと思われたが、ルアーに対して全く無反応なのでマイクロベイトだったのかも。
乗船者は2名+2名+1名+1名+僕の計7名。
1日通してマグロタックルで誘い出しをし続けている強者もいらっしゃった。
釣座はローテーション方式なのだけど、僕のスタート位置は右舷前から2番目。
同船者・他船の状況
同船者の釣果はシイラ1、ワカシ1のみで撃沈。
30分ナブラを追いかけているときに、他の船が1匹だけカツオを上げることができていた。ルアーはTGベイトの30g。
この時同じ群れに20gのタングステンジグを入れていた同船の方もいらっしゃったのだがそっちは不発。単純に小さければいいという状況では無さそう。
それ以外の船もネットを見る限りでは大体苦戦していた。
どうも1回イワシを食み上げてしまうと極端にルアーに対して食いが悪くなるらしく、まだ食み上げていない群れを見つけて仕留めれるかが分かれ目だったよう。
代金
船代:14,000円
計:14,000円
【釣行】レポート
惨敗でした・・・。
カツオは色々ルアーを投げてみるも無反応。
終盤に30分くらい沸き続ける群れを発見し、それを追いかけながらルアーを投げれる絶好のチャンスに恵まれた。
だが、跳ねの向こう側に入れられる絶好のキャストも数回決まっているのだが無反応。
向う側に入れても魚は沸き続けているので、沈んで無反応なのではなくルアーに興味が無いのだと思う。
みんなで色んなパターンを試すがダメ。
シイラは
こんな感じの流れ藻周辺を撃って探して打って探して…、と回ってみたけど反応なし。1匹だけ釣れた時にそれを追っかけてきた個体はいたようだがそれだけで魚影自体が薄い模様。
キハダは跳ねを数回確認したのみ。
トップ系のルアーでずっと誘い出しをしていた方も居たけど、それに出てくることも無くコンタクトすらない状況だった。
帰りながら船長は群れを探してくれていたけど釣果には結びつかず。
盛り上がりのないままに終わってしまった。
【まとめ】結果
無し
【まとめ】まとめと反省
今回船長と話していて「釣れなくてつらいと思った事一度もない。」と言っていたのが印象的だった。
以前ブリトップでオノケン船長からお話を伺ったときも思ったのだけど、キャスティングが好きな方って釣れるまでの過程が大切というか、魚に対してのアプローチ自体を楽しんでいて、釣れたかどうかはあまり目的では無いように感じた。
僕はブログのタイトル通り『食べたいから釣りたい』のだけど、キハダやカツオを釣りたければコマセやフカセ・ライブベイトという選択肢もあるのだから、キャスティングをやる上でのマインドセットから考え直さないとズレているんだと思う。
(キャスティングでしか狙えないサワラという例もあるけど)
あくまでもキャスティングゲームなので、余りカリカリし過ぎない方が良い。
勝敗
×
克服できませんでした。
貴重な船代と休日使って収穫無しは凹む。やはりお土産は欲しかった。
釣る技術を身につけるか、釣れるタイミングを見極める知識を身につけるか、ゲームとして楽しめる精神を身につけるか…。
いずれにせよ精進します。