今までサーフルアーをやったことない方が、これから始めるためのスタートガイド。
富士川海岸編。
 
富士川海岸の風景


力いっぱいのキャストが気持ちいい!
魚の居場所を見つけられるかが勝負。

  • このコーナーは僕が3回以上行った釣りを、初心者がその釣りを始める事を想定して点数と解説をつけています。
  • 初心者より、半歩だけ進んだ視点を心がけています。
  • 星の数が多いほど初心者向きという考え方です。
  • もし連絡いただければ出来る限りアドバイスします。

  • エリア説明

    富士川の河口は砂浜で、海岸線の侵食対策の為か多くのテトラポッドが置かれている。

    テトラポッドの合間から狙っても良いのだが、河口から沼津に向かって1.8km程はテトラポッドが無い部分があるので、そこをランガン(『RUN&GUN』歩いて投げてを繰り返す事)するのが主なやり方になる。

    青物よりは底物主体に狙えるエリアだが、青物も居ないわけではない。

    水深は10m~20m程。壊れたテトラポッドか岩礁か分からないが、ワームとかメタルジグで底を擦っているとすぐに根がかるので注意が必要。

    流量の多い川の河口なので雨の後はゴミ・濁りがひどい。
    釣行を考えるときは天気に注目しよう。


    知識・技術・体力


    準備段階での調査

    ★★☆☆☆(数日は情報を調べた方が良い)
    エリア独自の情報は少ないのだが、魚の居場所を見つけていかにルアーを通すかが生命線となるので、サーフルアーとしての基礎知識は調べた方が良い。
    特に初心者は『何を狙うのか(ヒラメなどの底物か、青物か)』→『レンジ(狙う水深)はどれくらいか』→『どんなポイントにルアーを投げるか(離岸流やワンドなど)』→『ルアーの動かし方』→『必要なルアー』といった順番に調べるのが良い。
    また、ラインとリーダーを結んだり、道具の準備も全てしなくてはいけないのでそれらも調べておこう。
    余力があれば『ペンデュラムキャスト』について調べていくと、ルアーを飛ばせるようになる。

    当日必要な知識量

    ★★☆☆☆(釣りの基本的な知識は必要)
    時合や、魚が居付くポイントを知らないとそうそう釣れない。
    ラインとリーダーも結べるようにしておきたい。

    技術的な難しさ

    ★★★★☆(他の釣りの技術の流用でイケる)
    遠投こそキャスティングの技術が必要だが、サーフの魚はただ巻きかストップ&ゴーで釣れるので、魚のいる場所さえ見つかればそれほど難しくない。

    疲労度

    ★★☆☆☆(片付けで精一杯)
    サラサラの砂浜を、1.8km全てランガンすると非常に疲れる。
    僕は朝マズメの3時間くらいで帰るのだけど、片付けが済んだら大体昼寝する。

    釣り場へアクセスする手間

    ★★☆☆☆(相当探す覚悟が必要)
    波打ち際5分くらいの地点まで車で行けるので、エリアまでのアクセスはさほど大変ではない。
    慣れているならポイントも比較的わかりやすいサーフなのだが、初心者は歩き回って探すことになると思う。


    釣れ具合


    本命釣れる度(ヒラメ、マゴチ、青物)

    ★★☆☆☆(釣れないことが多い)
    何も釣れないことも珍しくなく、僕の体感では本命は10回行って1~2回といった感じ。
    (僕が下手なのも原因としては大きいのだが)

    ゲスト釣れる度

    ★★★☆☆(色んな種類が釣れることがある)
    底物狙いでの青物やその逆パターン、他にタチウオ・ダツ・スズキなどを釣ったことがある。
    僕の体感で10回行けば3~4回はなにがしか釣れている。

    ゲーム性

    ★★★★☆(時折パターンにはまらないことがある)
    『やる気のある魚を見つけて、そこにルアーを通してやる』ゲームだと思う。
    魚の場所を見つけるのが大変だが、見つけてしまえば複雑なことは必要ない。

    トータル


    初心者おすすめ度

    ★★☆☆☆(この釣りを知っている人と行きたい)
    ポイントの見極めは初心者にはとても難しいと思う。
    サーフルアーをやる人で、なおかつエリアに精通した人と行きたい。

    ファミリーおすすめ度

    ★☆☆☆☆(おひとり様御用達)
    釣れないのでとにかく飽きる。
    本人が望まないのならば連れて行く釣りではないように思う。
    (初心者に釣りをやらせたくて連れて行き、なんも釣れなくて釣り自体飽きられた苦い思い出がある。)

    汚れ度

    ★★★★★(そのまま車に乗れるくらい)
    基本的に海水は付かない。
    靴の中に砂が入るかな?というくらい。

    釣れた魚美味しい度

    ★★★★☆(この美味しさは釣り人の特権!)
    このエリアでは夏に釣れる季節外のヒラメもそんなにマズくないし、旬のマゴチを食べれるのは釣り人の特権だ。

    コスパ

    ★☆☆☆☆(割に合わない・・・)
    最初の頃は『ストレス解消に、ルアーを投げに行ったら魚が釣れた』ぐらいの感覚が丁度良い。


    持ち物について

    船釣りのようなレンタルはないので、竿やリールから買わなくてはいけない。
    それ以外にはルアーと、可能な限りライフジャケットや浮く素材のゲームベストも持って行きたい(後述)。

    クーラーボックスは人それぞれなのだが、僕は車に置いて行ってポイントにはビニール袋を持って行き、釣れたら魚が傷む前に帰るようにしている。


    コストについて


    最初に挑戦するときの費用の目安(2022年現在)

    • ルアー:5000円
    • タックル(ロッドとリール):10000円
    • 長靴:1000円
    • ※可能な限り! ゲームベスト:6000円

    計:16000円

    内訳


    ルアー

    釣りたいものを選んだら、それに適したルアーを選びたい。それからそれを投げられる竿を選ぶことになる。(手持ちに流用できる竿がある人はこの手順が逆になる。)

    毎年新商品が各メーカーから出ているが、新しいから釣れるといったことはない。
    むしろ昔から売れ続けているルアーはそれだけ実績があるので信用できる。

    2~3種類のルアーを使い込み、そのルアーの能力を引き出せるようになった方が釣れる近道なので、信用できるものを選んで使い込むようにしよう。

    慣れてきたり色々調べていると、水深で使い分けるルアーが分かってくるのだが、最初は『表層』『中層』『底』の3つで考えれば大丈夫。

    富士川海岸で底物・青物を狙う場合、僕は次の3種類を必ず持って行くようにしている。
    基本的に40gをメインにしているが30gの方が投げやすいので、キャスティングの経験が少ない人は30gの方が良いかもしれない。



    表層担当。ちょっとルアーを調べ始めると必ず名前が出てくる、昔からある名ルアー。
    メインターゲットはスズキなのだが、ヒラメも青物もバッチリ釣れる。
    ゆっくり巻くだけで仕事をしてくれるので扱いも簡単。
    フローティングなので、ゴミが多かったり波が強かったりすると仕事しなくなるのが難点。
    30gとかそもそもラインナップに無い。この120mmの物が使いやすい。


    中層担当だが、沈める時間と巻き速度を調整することで表面から底まで幅広く探ることができる。
    良く飛ぶのでサーフルアーの練習にもぴったり。
    もしたった一個しかルアーを持って行けないとしたら、僕は汎用性の高さからこれを選ぶ。


    底担当はワームとどちらにするか迷うのだが、練習と汎用性の高さからメタルジグを持って行っている。
    ルアーの挙動の違いや使い分け方の練習になるので、上記の『モンスターショット』と重さを合わせると良い。
    安いので2個くらい買っとくと根がかりしても帰らずに済む。色はお好みで。
    シルバー:青物
    ピンクなどの派手な色:底物
    で使う方が多い。

    2000円+2000円+1000円=5000円

    タックル(ロッドとリール)

    ロッド・リール・ラインとそれぞれ買って行くと、どんなに安くても10000円には収まらないし迷うことになる。
    よほど気合を入れてサーフを始めるのでなければ、ロッドとリールがセットになっている入門用セットで最初は十分だと思う。


    大体どこの釣具屋さんでもオリジナルブランドの入門セットを取り扱っており、送料が含まれない分これより割安だと思う。ぜひ近くの釣具屋さんを見に行って欲しい。

    選び方のコツとしては
    • 10フィート前後(3mくらい)の物を選ぶ。大体9.6フィート~10.6フィートでラインナップがあるはず。
    • 20g~50gくらいのルアーが投げれる物を選ぶ。40gのルアーを投げるとして、竿の上限も40gだと投げるのに気をつかう。
    • 『サーフ』とか『ライトショアジギング』と書いてある物を選ぶ。
    辺りが選び方のポイントになる。

    10000円

    長靴

    普通の運動靴でもいいのだが砂が入ると歩きづらい。富士川サーフは砂質のサーフなのでちょっとした隙間から砂が入ってくるので、歩きづらくても長靴が無難だと思う。

    近所のホームセンターにある安い物で大丈夫です。多分1000円しないくらい。

    1000円

    ゲームベスト

    無くても釣りができるので『可能な限り!』などと書いたし、まだまだ装備しないでサーフやる方も多く見るけど、事実上必須装備だと思って欲しい。

    富士川サーフは流れが急ですぐに深くなるので、万が一の事故が十分起こりうる。
    しかも遊漁船のように見てくれる人もいないので、最悪の場合は

    流されても誰にも気づかれない。
    通報もされずそのまま行方不明に。

    という事も十分考えられる。
    浮いてさえいれば見つけてもらえる可能性が高くなるので、ゲームベストやフローティングベストは装備していこう。
    船釣りをやる人はそのまま流用でもOKだし、こういう物もある。


    僕が実際に使っているものだが、背面収納が使いづらい以外の不満が無く非常にコスパが高いのでおススメ。
    腰のベルトがあると肩への負担が減って楽になります。

    良い時期・季節

    一般的には秋が良いとされるが、僕は6月~7月くらいの朝マズメでいい思いをしたことが多いのでおススメ。
    青物・タチウオ・マゴチとターゲットを広く狙える。

    逆に避けた方がいいのは夏の日中で、命の危険を感じる程暑い上にほぼ釣れないので行かないのが無難。


    釣り準備⇒釣行⇒片付けまでの流れ

    誰か連れて行ってくれるなら申し分ないのだが、一人で、道具がない状態からのスタートだと仮定して考えてみる。

    情報収集

    『サーフ ヒラメ』や『サーフ ルアー』で調べると、メーカーサイトやポータルサイトや個人ブログ様々な情報にアクセスできるので、色々なサイトをみて雰囲気をつかもう。
    最初は何となく雰囲気が分かれば良いし、分からない用語も調べて行けばすぐにわかるようになる。

    次に、ある程度サイトを見て回ったら信用できそうなサイトを一つ決めよう。
    一つの信用できるサイトを熟読したほうが理解が早い。

    おすすめは『まるなか大衆鮮魚』さんで、僕もここにはとてもお世話になっています。

    調べるポイントとして
    • レンジの攻め方(表層、中層、底をどうやって攻め分けるか、カウントダウンとは)
    • ポイントの見つけ方(離岸流、ブレイク、ワンド、砂質の変化など)
    • 時間帯(朝マヅメや夕マヅメ・潮周りなど、釣れやすい時間の判断)
    辺りは押さえておきたい。

    アングラーズ』などのSNSを使えば最新の釣果も見られるので見ておくとターゲットを絞りやすいが、釣れてる情報しか上がらないので余り振り回されないようにしよう。

    道具の購入

    なんとなくビジョンが見えてきたらタックルとルアーを購入しよう。
    釣具屋さんに行くなら、そこで情報を聞いてみても良い。

    もしかしたら調べている段階で気になるタックルが出てくるかもしれないが、最初は基準がなくて迷走しがちなので、とりあえず安い物を買って不満点を出して行くほうが結果安上がりだと思う。
    僕が散々やらかしたのは
    • ネットで評判の良いロッドやリールが欲しくなりとりあえず買って使ってみる
    • キャストだったりフッキングだったり上手くいかない
    • なんで上手くいかないのか分からない
    • 次のタックルが欲しくなるか、サーフ嫌になってしばらく行かなくなる
    というなんの生産性も無い負のループで、これにだけはハマってほしくない。

    安い物を使っていれば「もっと飛距離が欲しいな」とか、「~gのルアーを気持ちよく投げたいな」とか「もっと柔らかいロッドが好みだな」とか色々見えてくるはず。

    ルアーは色が豊富で迷うかもしれないが、サーフルアーは色を変えても魚の反応が明確に反応が変わるわけでは無い。気に入った色を買えば良い。

    釣具屋さんで相談した時、もし初心者なのを伝えてもやたら高額な商品を勧めてくるようなら他の釣具屋に行ったほうが良いので押し切られないように。

    釣行日前後の天気・潮汐の確認

    例えば台風前後や雷の日なんかは危険なのでサーフに近づかないほうが良いし、雨のあともゴミが多くなるので、このエリアは釣りに適さない。

    潮周りも色々な意見があるが、『上げ三分下げ7分』などと言うように、潮止まり前後のタイミングが釣れるとされるので、潮止まりが何時かは把握していったほうが良い。

    おススメは『朝マヅメ』で『下げ始め』のタイミング。是非調べてみて欲しい。

    エリア到着~釣り開始まで

    エリアまでは悪路を走っていくので十分注意。
    また、このエリアは工事もしょっちゅうやっているので、平日に行く場合は工事関係者ともバッティングしないように気を付けたい。

    最初は遠くから海を見渡し、流れの変化のある場所や空いている場所を見つけてポイントを絞り込んでいく。

    砂浜を5分ほど歩けば波打ち際まで近づけるので、他の人に迷惑をかけないようにキャスティングしよう。

    釣りを楽しむ

    僕は釣り始めたら、必ず『表層』⇒『中層』⇒『底』の順番にルアーを変えながら投げて海の様子を探ることにしている。
    この海の様子を探るとは

    【ゴミの具合がどれくらいか】
    巻いてきたルアーに着くゴミの量を見る
    【海中の流れの強さはどれくらいか】
    同じ感覚でルアーを巻いて、そのルアーの動きの強さで判断する
    【海中の流れの向きはどの方向か】
    着水してから手元に来るまで、どれくらい位置が変わるか

    などを調べることをいう。

    初めての人がいきなり分かることはではない。
    まずは基準を作るために、『リールを1秒間に1回転巻く』ことだけできれば良いと思う。

    これを頑張って続けていると「何となく巻く抵抗が強いな」とか、「さっきより西に流されたな」とか、「この巻き速度だと海底に擦ってしまうな」とか変化が見えてくるので、これだけ頑張ろう。
    海底を擦るようなら巻く速度を少し上げないと根掛かりしてしまう。

    他人とお祭りしない限りは投げる向きを変えてもOK。
    斜めにルアーを巻くことで、より海の様子を探りやすくなるのでどんどんやるべき。

    また、このエリアが混むことはそうそうないので、ある程度投げたらポイントを変えていった方が良い。

    ランガンイメージ図
    大体こんなイメージ

    魚を釣ることを意識しすぎると、釣れなくて飽きてしまうので
    • キャスティングがスパッと決まったり飛距離が伸びた
    • ルアーの動きが分かるようになってきた
    等を楽しもう。上手くいけばなんかが釣れる。
    繊細なことにこだわらなくても釣れるのがサーフルアーの良いところだと思う。

    富士川河口まで行けば波も無くルアーの動きがより把握しやすいので、どうしてもルアーの動きが分からなければそちらまで行って練習するのもアリ。

    帰宅して片付け・料理

    歩いてキャストして…を繰り返すと疲れるので一日中はやれないと思う。

    例えば同じ10時間釣りをするのでも
    『一日10時間頑張る』より
    『5時間を二日間頑張る』方が最初のうちは得るものが多い。
    疲れてダラダラやっても釣れないし上手くならないし。
    ので、疲れたら帰ってまた出直そう。

    道具も身体もそんなに汚れていないと思うが海水なので錆びる。すぐに洗おう。

    魚が釣れていれば下処理して料理。
    美味しく頂きます。

    美味しいおススメ料理

    【ヒラメ】刺身、フライ、ムニエル
    【マゴチ】刺身、天ぷら
    【タチウオ】天ぷら、骨せんべい
    【脂が乗っている青物】刺身
    【脂が無い青物】フライ、ムニエル


    危険な点・気を付ける点


    車上荒らし

    釣り人の車は高額な道具を積みっぱなしのことが多く狙われやすい。
    また、このエリアは人気のない場所に駐車するので余計に危ない。

    『確実にロックする』『貴重品を車内に残さない』『余計な道具を持って行かない』
    これを徹底したい。

    離岸流などの強い流れにさらわれる

    波に足を取られると、強い流れに連れていかれて岸に帰ってこれない。
    特にこのエリアは流れが強く、離岸流以外の流れも怖い。

    夢中になると波打ち際に近いのに気が付かないことが多い。
    ライフジャケットを装備し、足元には十分注意しよう。

    熱中症

    サーフは日差しを遮る物もなく照り返しも強い。

    『帽子をかぶる』『水分を持って行って小まめにとる』『暑い日中の釣行を避ける』
    など対策を取ろう。

    真夏でなくとも非常に暑いので熱中症には十分注意したい。

    一人なのでリカバリーできない

    これが一番ヤバい。
    どんな出来事であれ助けがいればどうにかなるのだが、誰も助けてくれないと致命傷になりかねない。

    他の釣り人が助けてくれればいいのだが、そんな不確かなものに命を懸けてはいけない。

    『スマホをすぐ出せるところに持つ』『仲間と一緒に釣りに行く』『家族には行き先を告げていく』

    など。
    くれぐれも命がけにならないように対処してほしい。


    もしタックルをグレードアップするなら

    この釣りをもっとやり込みたい!となったら、是非タックルのグレードアップを考えよう。

    特にロッドは好みが反映されるので、最初に買った竿を使い込んで自分の好みを把握してから選ぶと失敗しづらい。

    予算はピンキリだが
    竿:30000円前後
    リール:20000円前後
    ぐらいがミドルスペックの値段になる。

    ロッド

    選び方としては『適合ルアーの重量』『ロッドの硬さ』『ロッドの長さ』を見ていくことになるのだが、
    【適合ルアーの重量】これよりルアーが軽すぎると飛ばず、重過ぎるとロッドが折れる。
    【ロッドの硬さ】硬いほどルアーを飛ばせるが、キャスティングがシビアになる。
    【ロッドの長さ】長いほどルアーが飛び、ラインさばきも大きくできるが取り回しが悪い。
    傾向がある。

    『キャスティングが上手くいかない』と思うなら柔らかめのロッドを選べばいいし、『ラインが波打ち際で擦れてしまう』と感じたら長いロッドにすればよい。


    (試投しかしたことないが)おススメはこのロッド。

    柔らかめでキャスティングもシビアにならず、『30g前後のプラグ類からジグヘッドリグが扱い易く、最大で50gまでのメタルジグをフルキャスト出来るモデル。』とあるとおりサーフで使うルアーほとんどが快適に使える。

    多少お高めだが、長く使える一本です。

    リール

    100m以上ルアーを飛ばすサーフでは巻き取りの速さが最重要。
    シマノなら『XG』、ダイワなら『XH』と型番に書いてあるモデルを選ぼう。これらが最も巻き取りの早いリールになる。

    軽量な方が疲れないが、不安なく巻ける剛性感があるモデルの方がサーフに向いている。


    金属ボディに巻取長100cmとサーフにうってつけのモデル。
    糸巻き量的にはこれより下のモデルでも問題ないが、巻き取りの速さからこの大きさがおススメ。


    最近のエントリーモデルはとても高性能なのでここら辺でも実釣に問題ない。
    僕は剛性が欲しくて下位モデルからストラディックに買い替えたが、予算が厳しいならこちらもおススメ。

    ライン・リーダー

    ラインは太さと編数を見て選ぶ。

    太さは
    飛距離を重視するなら1号
    耐久性を重視するなら1.5号
    バランス良くいくなら1.2号
    の中から選ぶと良い。

    編数は4本編・8本編・12本編とあるが、最初は耐久性が高いとされる4本編で良いと思う。
    ラインがキイキイ言う『糸鳴り』が気になったり、より距離が欲しくなったら編数が多い物を選んでいけばよい。

    長さは300mに下巻きを入れて使う。糸が少なすぎると抵抗が増えて飛距離が落ちるからだ。

    マーキングはあっても無くてもかまわないが、あると飛距離が正確にわかるのでモチベーションにつながる。

    ここら辺がコスパが良くおススメ。

    キャスティングラインも好みがでやすいので、ぜひ色々なメーカーためして好みを見つけて欲しい。

    リーダーはラインの太さの4倍が目安。


    小さい物が携帯性が良い。ナイロンより沈みやすいと言われるフロロを選んだがどちらでも構わない。

    これを一ヒロ(両手を広げた長さで、個人差あるが1.5mで計算される)、摩擦系ノット(SCノット、FGノット等)で結束すればよい。


    僕の釣果