2025年6月21日㈯
川奈港
長吉丸
にて
出船準備中

道具立て


  • 19 ライトゲームci4 type73 MH225(シマノ)
  • 19 ビーストマスター 2000EJ(シマノ)
  • Xブレイド オムニウムX8 アップグレード
    4号 340m(Y.G.K)
エサ釣りで使うライト寄り万能タックル。

軽いし長さ丁度良いし、このロッドは80号までなら本当に調子が良い。
ガイド細い上にティップがやたら繊細なのですぐ折れちゃうのが玉に瑕。

リールは前回発生した不具合も無く好調。やはりサーモアジャストドラグが犯人か。

もう1タックル予備を持ち込んだが、メインタックルが調子良かった上に破損なども無かったので使わなかった。


使用仕掛け


  • 弓型天秤 腕長40cm
  • ステン缶(黒) 80号
川奈沖でコマセやる時の定番セッティング。
他の天秤やビシも持って行ったが、この組み合わせで釣れたので変更しなかった。
当日使った天秤とビシ

ステン缶の穴は1つだけ開け残りはゴム栓でふさいである。
ステン缶セッティング
何パターンか試したが1つだけ開いている時が一番釣れた。
どこの位置の穴が良いのかはよく分からない。

クッションゴムは1mを付けたり外したり。周りの方は皆1mを付けていたと思う。
周りが釣れているときは自分も付けていないと釣れなかった。多分仕掛けの長さが合わないからだと思う。

仕掛けは既製品を伸ばして使ったり
既製品仕掛け使用

自作の物を使ったり
自作仕掛け

最終的には、自作の物をスクラップ&ビルドして合うものを作り上げていった。


ロスト

  • 自作仕掛け2組
  • 既製品仕掛け1組
根掛かり等は無かったのでロストは無しに等しい。


状況


海況


25年6月21日伊東沖の海上データ
Windy』より
釣行時間:11時半〜17時半(実釣:11時50分~17時15分)
天候:晴
潮周り:若潮
満潮時刻:13時53分
干潮時刻:7時03分、18時43分
実釣エリア:手石島周辺・川奈沖
:常時強風
水色:わずか濁りあり
25年6月21日午後便の伊東沖海水色
この日の午前便は澄んでいたようだが急に濁ったと船長が言っていた。
『数日前の雨が一気に入ってきたのではないか』との事。

風向きは定かでは無いが常時強風。
夕方になるにつれ徐々に強まり、伴って海面もバチャバチャと波打っていた。
風による波はあったがウネリ自体は無く比較的釣りやすい状況。いつも酔っちゃう仲間が酔わなかった。
比較的穏やかな海面

魚の反応はあるがベイトっ気はそれほど無さそう。
終盤、波の間にナブラが立っていた。ワラサじゃないかとの事。

午前便の方に聞いてみたところ午前は激渋だったらしい。

乗船者は計6名。
僕たちのグループ4名+午前から通しの2名。
片舷3人ずつで通しのお2人が左右舳。僕は右舷胴の間。

同船者・他船の状況

午前から通しのお2人は上手な方で、船中最初の1匹目からコンスタントに釣り上げていた。
イサキが釣れないタイミングでもメジナやマダイを上げており、潮の関係で舳が不利な時間帯でも僕らよりも釣っていた。本命・ゲスト問わず大量に釣っておられた。

しかし本命を一番釣っていたのは右舷艫の仲間で、数えていなかったがイサキだけで15匹ほど上げていたと思う。メジナやウマヅラハギなども釣っていた。
それ以外の仲間も10匹程度は釣っていたので全体的に悪くは無かった。

付近に遊漁船はほぼ無し。
川奈沖に移動した際に1隻見たが、HPの釣果記録に乗っていないのは午後便だからか釣れなかったからなのか…。
この日の午前便の釣果はどこもイマイチだった様子。

代金

船代:12,000円

計:12,000円


釣果

  • イサキ:13
  • メジナ:1
  • タカベ:1
  • クロムツ:1
  • ハチビキ:1
川奈沖イサキ五目の釣果
イサキ1は小さいのでリリース。
クロムツ・ハチビキも小さいのでリリースした。

潮汐と釣果の相関図
気象庁』より
釣れるときはパタパタ釣れる。釣れないときは何にもない。とタイミングが明白に分かれていた。

船中には他にマダイ・ウマヅラハギなど。
本命イサキの次に数多く釣れていたのはメジナだった。


レポート


出発から出港まで

8時半〜11時半

今回は仲間を1人乗せて港に向かう。
9時前に待ち合わせだったので8時半くらいに我が家を出発。めちゃくちゃ朝が楽である。

予定より少し早めに合流し川奈港へ向かっていると先輩より着電アリ。「もう船待ってるよ〜」だって。予定より早いじゃん。
言い訳したけど電波激悪でロクに会話にならず。すぐ近くまで来ていたのでそのまま港へ向かい11時前には何とか到着。
僕たちが遅刻したわけじゃないんです、船も先輩も早いんです…。

ここの船長にお会いするのは久しぶりだけど僕の事覚えていてくれて嬉しい。
同船の方にも挨拶を済ませ釣座を作っていく。

この日は爆風なのが分かっていたので釣座作りにアドバイスをもらう。
いつもならコマセとロッドキーパーの間にマグネットを入れるのだが、仕掛けをくっつけるマグネットは一番風下に置くのが良いとのこと。
マグネットを固定する方法が思いつかなかったので、船べり一段下の棚に置いておくことにした。
コマセイサキの釣り座

あらかた準備が終わり雑談してるうちに規定の時刻となり出港した。

前半戦 手石島沖

11時50分〜15時

「午前が僚船含めてパッとしなかったので、まだやってないポイントやってみます。」ということで着いたのが手石島周辺。
「ビシダナ23mでやってみてください〜、ハイどうぞ~。」のアナウンスとともに釣り開始である。

良いか悪いかは分からないけど、周りと違うパターンを試してみようと思ってスタートは自作の2mショート仕掛けから試すことにした。
使用した自作仕掛け
試すことにしたのだがやはりダメ、セオリー外すと魚も外す。
この仕掛けは短すぎるだけでなく、針も太くて重すぎた。

「スレている時はやっぱり細仕掛けで長いほうがが有利。」とアドバイスいただいたのですぐに仕掛けを作り直す。
6m3号2本ばりの仕掛けが無かったので既製品の仕掛けを延長して使うことにした。
当日初釣果の仕掛け

この仕掛けに変えてから数分で初アタリ。
数テンポ置いて追い食いを待ち、巻き上げ速度20前後でゆっくり巻き上げる。
釣れたのは1匹だけだったが30cmくらいの本命。最初の一匹が釣れると本当に安心する。
東伊豆のイサキ

ここまでは船中もポツポツと釣れている様子で、決して高活性では無いが魚はちゃんと存在する。

出る量を絞り、ビシに入れる量も少な目にし、とにかく手返し良くコマセを打っていきタカベを追加できたがイマイチ波に乗れない。
東伊豆コマセイサキのゲストのタカベ

少し延長+潮受けを良くしたくて1mクッションゴム(1.5mm)を付けてみたが効果なし。
まだ使える仕掛けだったが思い切って交換することにした。
当日使用した自作仕掛け

選んだ仕掛けはシラスを模したバケがついているのだが、そのせいでオキアミがつけられない。
一応そのまま試してみたけど釣れない。自作しておいてなんだけど釣れるか怪しかったので、数回試したところで針だけ替えることにした。

手持ちで一番小さかったのが『オーナーばり 沖アミチヌ 4号』だったのでそれにしたのだが凄く良かった。
オーナー針沖アミチヌ4号


何が良いかって、針掛かりがこの通りキッチリ決まってくれるので外れないのである。
沖アミチヌのフッキングの状況
外れる心配がないので2点がけを待っていられるし、そのおかげで数が伸びる。

東伊豆コマセイサキの一荷

東伊豆コマセイサキの一荷
下のウリボウはリリース
入れ食いの2点がけで、リリースがあったものの5枚まで数を伸ばせた。

しかしこの好調も長く続かず、エサを取られる展開に変わってきてしまう。
チモトはザラザラにされているのに一度もハリスは切られない、だけどエサはキレイに無くなっている。
犯人何だろう?と思っていたら偶然釣れた。
ゲストのムツッ子と子ハチビキ
15cmくらいのムツの子とハチビキの子の一荷。
エサ取りの犯人はムツであった。食べるとこも無いのでリリース。

傷んだ部分が不安なので仕掛けを作り替え。
この後もハリスが撚れたり傷んだり針が鈍ったりすれば、その都度作り替えながら釣りを続けて行った。

しかし、この頃には船中ほとんど釣れなくなっていたので、川奈沖に移動することになった。

後半戦 川奈沖

15時10分〜17時15分

川奈沖に辿り着いたがなかなか釣りが始められない。魚探見せてもらいながらお勉強させてもらうが、反応と場所が噛み合わない様子。

根の手前に落ち窪んだ場所があってイサキが溜まる。
魚は潮に向かって泳ぐので、その溜まっている場所の潮上からコマセを流し込んで釣っていく。
凄く要約するとそういう事らしく、ようやく見つけた反応も高いところにあってあまり良いものでは無いとのこと。

コマセイサキの海中イメージ
良い状態のイメージ図。画力が…
「もう少し頑張って潮が効いてくれば食うかもしれないから頑張りましょう、始めてください。」とのコールで釣り開始。
だが船中沈黙が続く。たまに釣れてもメジナだったりして今ひとつ。

しかし30分ほどしたところで状況が一変。いきなりパタパタと釣れ始めた。
しかも釣座に関係なくみんな釣れている様子。
僕も波に乗り20分ほどで4匹追加することができた。
潮替わりでまとまって釣れたイサキ

潮替わりでまとまって釣れたイサキの群れ

船中誰かしら釣れ続けており、爆釣とはならないまでも活性はけして低くない。
このタイミングで数を伸ばしたいところなのだが、僕はパッタリ釣れなくなってしまった。
クッションゴムを取ったのが良くないのか、付け餌がふやけていたので保ちが悪かったのか、ステン缶の穴の数か、傷んでいたエダスを切って一本針にしたのが原因か…。心当たりが多すぎる。

原因は定かではないが、周りが釣れている時に自分だけ釣れないのは精神衛生上良くない。打開するべく心当たりを一つずつ潰していく。

規定の時間を超えても「今辞めると皆さんに殴られそうなので少し延長します〜。」と言ってくれる船長が本当にありがたい。何とかして追加したい。

釣り続けているお隣がクッションゴム入れっぱなしなのを横目で見て、1mクッションゴムを追加したら今日一のいい当たりが出た。ドラグズルズル出されるのである。
船長がタモを構えて待っていてくれる中浮いてきたのは
コマセイサキのゲストメジナ
みんな釣ってるのに僕だけ釣っていなかったメジナであった。

この時点で17時すぎ。
何時まで残業してくれるのかは分からないが、もう時間は残されていないであろう。

アレコレ調整して、魚を追加するためにできそうなのはもう仕掛けの交換だけなのだが、残り時間が微妙である。
逡巡して、捨てた仕掛けからエダスを取って残されているパワーオヤコに結び、急ごしらえの2本バリ仕様に戻してみた。

ビシダナ+5m程沈め、2回コマセを撒いてビシダナに合わせてピタリと止める。
「上がってる人は入れないで下さいね、そろそろ終わりにしますよ。」とアナウンスが入ってしまったのでこれがラストチャンスである。

しばらくして「それじゃあ上げて下さい。」のアナウンスと同時くらいに竿にも反応がでた。
焦らず数秒止めて追い食いをまち、そこから微速でゆっくり数メートル巻き上げ、その後回収にとりかかる。
追い食い待ちのときに確信的なアタリがあったが案の定
本日最後の釣果は本命イサキの一荷
イサキを一荷で釣り上げることができた。
この回収と共に延長戦も終了。最高に楽しい釣りをすることができた。


結果

写真多すぎるので一部割愛。

イサキ

37cm 619g
36cm 472g
34cm 497g
33cm 485g
32cm 420g
32cm 409g
31cm 423g
30cm 320g
30cm 352g
30cm 327g
29cm 322g
27cm 360g
イサキの計測図1

釣れたイサキの計測図2

当日釣れたイサキの計測図3

どの個体も白子・真子がパンパンだった。
イサキの抱卵個体

旬のイサキの真子(卵)と白子

メジナ・タカベ

メジナ:37cm 698g
タカベ:27cm 142g
当日のゲスト釣果のメジナとタカベ

タカベは小さいクセに内臓脂肪モリモリ。
タカベの内臓脂肪