【釣行】金州 ほとんどサビキ
2025年6月29日(日)
御前崎港
第15増福丸
にて
御前崎港
第15増福丸
にて
道具立て
ジギングに使わずバチコン&サビキ専用タックルになってた2号。ロッドを1段階弱くした。
こちらも前回よりロッドを1段階弱くしたけどほぼ出番無し。
湾内カツオと全く変わらない構成。キハダ掛かったら瞬殺される。
このタックルは結局使わなかった。
使用ルアー・仕掛け
以前好調だった仕掛けをそのまま使用。
フォールで食ってくるので逆付けも効果的。
船長おススメのものほとんどそのまんま。
喰い渋った時に針とハリスのサイズ落としたけど、基本は4号セッティング。
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船長が送ってくれた写真 |
表層引き・シラス対応のケンケン針仕様とフォールで喰わせたいアシストフック仕様。
TGベイトもセッティングはしていたが使わなかった。
本当に一瞬やっただけ…。
余談だけど、金州で僕が一番使うのは多分このジグ。
ロスト
- サビキ仕掛け2枚
- バチコン仕掛け2枚
根掛かりなどは無く、針先が鈍った時に交換しただけ。
釣果
12種・27匹でサビキとバチコンの釣果。
サビキ:7種・20匹
バチコン:5種・7匹
アカイサキ 1
ゴマサバ 3(1+2)
サクラダイ 1
シキシマハナダイ 1
チカメキントキ 1
トゴットメバル 1
ハチビキ 4
ヒメ 5
ヒメダイ 1
ヒレナガカンパチ 1
ホシササノハベラ 1
ムロアジ 7(5+2)
状況
海況
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『Windy』より |
釣行時間:3時45分~14時半(実釣:6時~13時)
天候:晴
水温:25.6℃(現地での計測 魚探より)
潮周り:上げの中潮
満潮時刻:7時15分/21時10分
干潮時刻:1時50分/14時15分
実釣エリア:金州⇒マリンロボ周辺
風:ほぼ無風
水色:深い青
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湖のようなキレイな凪 |
前日は潮が悪く3枚潮・4枚潮とかなりカオスだったらしい。船長から「覚悟してきて」とラインが来るほど。
しかし、当日は打って変わって凪。水面も潮も大人しく、若干流されるのが早いくらいでそれほど釣りづらくは無かった。
終盤のロボで底から20mほど早潮だったかな?という感じ。
ほぼ無風の灼熱地獄。僕は空調服ずっと回してたけどそれでも暑かった。ひたすらジグシャくってた方は本当に地獄だったんじゃないだろうか。
ベイト反応が有るなんてもんじゃなく水面一面ムロアジが沸いているくらい魚っ気はとにかく濃い。
良くて上から下まで
悪くても上と下にはいる感じ。
ただ、コレを食べる大型の魚は見られない。
サメも一度水面を泳いでいるのを見たきりで、乗船中はサメ被害も発生しなかった。
11時ごろに金州でマグロを見たという情報もあった。
イルカ等も居なかったっぽい。
黒潮はやや離れ気味。
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【海上保安庁 海洋速報&海流推測図】より |
同船者は2+2+1+1+1+僕の8名。定員いっぱい。概ね経験者で常連さん多し。
僕の釣り座は右の艫(とも)。
予定通り1時に起床。荷物を積み込んで1時半には家を出た。
同船者・他船の状況
同船者は大体サビキかバチコン。ムロアジ・サバ・ヒメダイが多く、キビレカワハギやオキアミ付けてのアオダイが釣れていた。
タイラバでカサゴ類が少々。ジギングは非常に渋く、確認できたのはカサゴとサバ。
他船の状況だが、朝一の金州では10隻以上の船を見た。広く散っていたので大きな良い反応は無かった模様。ロボでは3隻ほど遠くで見ただけ。一度僚船の輝風丸が近くに来たのだが、その時乗っていたお客さんにフォロワーさんがいて、後程お声掛け頂いたのが嬉しかった。
帰港後にお隣の船が上げた10kg超えのクエを見せて頂いたが圧巻であった。泳がせで上げたとの事。
それ以外の釣果をネットで探してみた。金州・ロボの釣果。
代金
船代:15,000円
計15,000円
※後払い
レポート
出船まで
1時~4時
夜は下道もスキスキ。3時すぎくらいに駐車場に着いて身支度を整える。
今回はドラグチェックを現地で済ませてみたのだけど問題なし。
ジギングタックルの2号を4キロ、3号を5キロにセットし船長を待つ。
お隣駐車の方が同船だったので雑談しながら待っていると軽トラで船長登場。氷を貰い、クーラーとタックルボックスを軽トラに積み込んで、タックルだけ手で持っていく御前崎スタイルで船まで行き乗船。席順を決め、荷物を船に移し、釣り座を整えて…、とやっているうちに定刻になり出港。
ベッドとクーラーの高さが丁度同じで良いベッドになるのである。爆睡しているうちに金州に到着した。
以降、とっかえひっかえ釣り方を変えていたので、時系列ではなく釣り方別にレポートいたします。
ジギング
ストイックに1日中シャくっておられる方も居たが、暑いわ釣れないわで本当に大変そうだった。
その状態を見ていたのでほとんどやらなかったのだけど、『最後30分くらい真面目にやるか』と思って、ロボ周辺にいる時に300グラムのウロコジグ落としてみたら異常に重たいのである。
底から20メートルくらいのところに早い潮があるみたいで船の下に入り込んでしまう。この潮が重たさの原因だと思うのだけど、魚探の反応と潮の抵抗が同じくらいの場所なのでかわすわけにもいかない。
結局五分くらいシャクって諦めてしまった。
抜けの良いウロコジグであんなに重たいのだから、スロー系の潮噛み良いジグシャくってた方は本当に地獄だったと思う。お疲れ様でした。
キャスティング
朝一金州に着くと一面ナブラである。
誇張じゃなく魚で一面がバチャバチャなっている。凪が良いので余計目立つ。
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こんなのがそこら中にある |
朝一はバチコンから…、と思っていたが予定変更。ミヨシに立たせてもらいキャスティングから開始する。ケンケン針仕様を高速巻きのスキッピングから。
他にも数人投げている方がおられたがヒットなし、水面下を見るのはムロアジばかりだった。
「逃げてるんじゃなくて、群れが大きすぎて水面に追いやられてるだけかもしれない」と船長が言う通り、ムロを食べる魚は居ないっぽい。
朝一のキャスティングは15分ほどで諦めた。
その後も近くで魚が湧くたびに投げ込んでみたがいずれも不発。
一度だけアタリがあったがドラグが緩すぎでフッキングならず。魚が小さかったのでソウダガツオだったと思う。
近くに寄ってくるのに届かないタイミングも有って、「沈めてみて」と言われたのでアシストフック仕様の方も試してみた。
これはかすりもせず。5~20カウントくらいまで沈めて高速ワンピッチで上げてみたが一切反応無かった。
フォール中も気付ける変化は無し。
結局釣果につながらずキャスティングは諦めた。
魚は釣れなかったが、持っているSWリールの特性は何となく見えてきたのが収穫。
今回は巻いてある糸の関係で21セルテートSWを持ってきたのだが、スキッピングをやる時はずっと頑張って巻き続けないといけないので結構疲れる。1日通してやるなら、ロングハンドル化とグリップ大型化したい。
どういう話かと言うと、良くネットで見る『セルテートVSツインパワー』論争で言われているローターの材質の違いだと思う。セルテートSWはローターが軽い分回転部の慣性が弱いので、入力を続けないとすぐ失速するのである。
21ツインパワーSWは巻き始めが重たいけど、巻き始めちゃえばオートで動いてくれるのでだいぶ楽。
ホントにネットの記事の通りである。
多分遅めのワンピッチとかストップ&ゴーみたいな巻いて止めて…、の釣りだとセルテートの方が楽になると思う。
スピニングジギングやる機会が有ったら試してみたい。
泳がせ
「エビング仕掛けで泳がせやってハタ釣った事がある」という話を聞いて泳がせもやってみた。エサにしたのは20センチ超のムロアジと小ハチビキでいずれも鼻掛け。
ムロアジをエサにしていた時は、底から5メートルくらいのところで逃げ回る反応があったがお触りなし。そのうちムロが外れて逃げていった。
ハチビキは瀕死でロクに泳がず、可能性を感じなかったので泳がせ自体をすぐにやめてしまった。
少なくともエサを入れるバケツを用意してから始めれば良かった。
ちょっと思いつきでやりすぎた。
バチコン
今日メインの(つもりだった)バチコン。船長オススメの装備も整えて準備万端である。オモリは船長に確認して60号から。
ファーストヒットはこの仕掛けでのムロアジであった。
ハリス4号・マダイ針10号・ソフトサンスンのクリアというTHE・鉄板構成。よくアタる。だがしかし、アタるけど乗らないのである。
しかもアタリ2回に1回はワーム無くなる始末。大分悔しい。
そのうちアタリも出なくなってしまったので、ハリスと針を小さくすることにした。
ハリス3号・カットチヌ5号・ワームは変わらずソフトサンスンという構成で再トライ。
この仕掛けを底まで落とした瞬間に今までとは違うアタリがでた。
トルクある引きをするけど余り走らない。下へ下へ向かっている雰囲気である。
サバのスレがかりか?と疑いながら上げてきたらうっすら見えてきたのは茶色い背中。カンパチである。
小型でもカンパチ、しかもハリス3号である。間髪入れず『船長助けて!』と叫びタモを入れてもらった。
一キロくらいのヒレナガカンパチ。誇れるサイズではないが、結果的にはこの日船中唯一のカンパチとなった。
細仕掛けでヒヤヒヤものだったけど何とか上げられて良かった。
このまま3号で継続してチカメキントキもゲット。
普通のバチコンだけでなく『弓角バチコン』も試してみた。3号仕掛けの針を外し、船長の持っていた弓角を付けただけである。フラッシュファイバーが効きそうな上、これならワーム取られてるのに誘い続ける無駄な時間を省けるんじゃないか、とのこと。
おススメされてもしばらくサビキやっていたのですぐには試さなかったのだが、ロボエリア第1投目から試してみたら
5分ほどでヒメダイゲット。的中である。
そのまま続けるか迷ったけど、すぐ後ろの方がサビキでヒメダイ複数上げていたの見て羨ましくなりサビキに移行
その後サビキをやり続けてしまったので、結果的にはコレがバチコン最後となった。
ソフトサンスンだけでなくサビキ的も使ってみた。
食い込みが良いのか、ワームだけ抜かれたりアタるけど乗らないことは無かった。しかし、何となくだけどアタリの回数が減った気がする。アタリが少ないのはワームのせいか・タイミングか・腕の問題か…。
試行時間少ないので結論は出ず。
サビキ
本日のメインとなったサビキ。アタリが多くて楽しくなっちゃった。
基本はフォールで食うとの事なのだが
着底したらシャくってステイ、巻き上げてシャくってステイ…
と意地汚く上げの誘いを入れながらやってみる。
やってみたら上げの誘いでも釣れなくはない。
釣れなくないが、釣れるのって大体が底物。具体的にはヒメとアカイサキしかこのパターンでは掛からなかった。
このパターンは底から5メートル以内が多く、しかもアタリが弱いので『何か重いな、マツったか?』って思いながら上げてきたら魚が付いていた、というパターンが大半だった。
フォール中に喰うのは大体ムロとサバ。
それ以外は大体着底と同時。
フォール中に喰ってても気が付いてないだけかもだけど。
トゴットメバル(沖メバル)・シキシマハナダイ・サクラダイ
この辺りはコマセでもなかなか釣れない、サビキならではの魚では無かろうか。
いまいちアタリ分からず上げたら一荷だったハチビキの子。
このあと本日一の大きなアタリが出て
1kg越えのハチビキにも恵まれた。この大きいの釣ったらエダスチリチリになっちゃったので仕掛け交換。
サビキ仕掛け高いけど、ちょっといい魚釣ったらマメに交換したほうが釣果伸ばせそう。投入前のチェックは欠かさない方が良さそうである。
仕掛けを逆に付けた方が掛かりが良かったり、それで釣れなくなったときは正付けに戻したらまた掛かるようになったり…、と仕掛けの向きで掛かり方が変わった。
変わるのは分かるんだけど、どっちが良いのか条件が分からない。釣れる魚も海域も一緒なんだけど、仕掛けの向きで変わるのである。潮の加減?
魚は釣れるし、色んな釣り方の課題は見つかるし、楽しい釣行であった。
結果
ヒレナガカンパチ
45cm、1,036g
ハチビキ
53cm、1,400g
26cm、192g
25cm、170g
24cm123g
ヒメダイ・チカメキントキ
ヒメダイ:30cm、322g
チカメキントキ:24cm、214g
ムロアジ
37cm、500g
31cm、362g
31cm、323g
30cm、271g
29cm、247g
30cm、246g
29cm、262g
ゴマサバ
38cm、445g
37cm、341g
36cm、327g
ヒメ
21cm、85g
20cm、73g
20cm、84g
19cm、59g
16cm、39g
その他
アカイサキ:26cm、273g
シキシマハナダイ:22cm、168g
トゴットメバル:24cm、150g
ホシササノハベラ:14cm、47g
サクラダイ:14cm、39g