2024年5月19日㈰ 
金州 風景

道具立て

ジギングタックルはマグロを想定していたので全てスイベル仕様。
リーダーの結束はPRノットインフィニティ。スイベルの結束は最強チューブノットをそれぞれ行った。(解説はコチラ。)
金州 ジギング PRノットインフィニティ 最強チューブノット

キャスティングタックルはカツオを想定。サワラ仕様の物をそのまま流用した。

ジギング4号タックル

  • 21 スローバンプSSD 634/FSL(テイルウォーク)
  • 17 マーフィックス C3-RH(エイテック)
  • アバニジギング10×10 マックスパワーPEX8 4号 400m(バリバス)
  • オーシャンレコードショックリーダー 120lb(30号) 7.2m(バリバス)
  • 2リング/BBパワー(溶接)(ニッケル) #4(NTスイベル)

キャスティングタックル

  • 18 カレントライン キャスティズム 74ML(ゼニス)
  • 21 ツインパワーSW 6000XG(シマノ)
  • シーガー PEX8 2号 200m(クレハ)
  • ソルティメイト システムショックリーダーナイロン 60lb 1.5m(サンライン)
  • オーシャンスナップ 4BB(スタジオオーシャンマーク)

ジギング3号タックル(未使用)

  • 21 スローバンプSSD 633/FSL(テイルウォーク)
  • 19 オシアジガー Fカスタム 2000NRHG(シマノ)
  • UVF ソルティガSJデュラセンサー×8+Si2 3号 400m(ダイワ)
  • ソルティメイト システムショックリーダーナイロン 80lb 7.2m(サンライン)
  • 2リング/BBパワー(溶接)(ニッケル) #4(NTスイベル)

電動ジギングタックル(未使用)

  • 21 ジグフォースSSD C634 SPEC-E(テイルウォーク)
  • 20 ビーストマスター 2000EJ(シマノ)
  • Xブレイド オムニウムX8 アップグレード 4号 350m(Y.G.K)
  • ソルティメイト システムショックリーダーナイロン 60lb 7.2m(サンライン)
  • 2リング/BBパワー(溶接)(ニッケル) #4(NTスイベル)


使用ルアー・仕掛け


ジギング

  • ジグパラバーチカルロングスロー 150g
  • バンブルズジグセミロング 200g
  • スムースリアクター 200g
  • ブリンクマン 210g
  • ウロコジグ 250g 300g 400g
  • TGベイト 150g ※フックフロントのみ
フックセッティングは全て
フロント:ジゲングリッピー 4ブレイズアシスト #6/0
リア:ジゲングリッピー リアアシスト #6/0
を付け替えながらセッティングした。

キャスティング

  • TGベイト 30gジャコフックL
  • 別注平政 130F純正トレブルフック

エビング

  • AB天秤ストレート Jタイプ
  • オシア EJスピード 300g
  • エビングスティック スーパーハード(オキアミピンク、ケイムラクリア)
  • 自作仕掛け(ハリス:ナイロン30号3m 針:16号キハダマグロ 強化チューブで補強)


ロスト

無し


釣果

無し
外道すら無かったのはオフショア史上初…。


状況


海況


海況 御前崎
『タイドグラフbi』より
海況 金州
『Windy』より
釣行時間:3時〜14時半(実釣は6時〜11時15分)
天候:曇時々雨
水温:20.7℃(現地での計測 朝一)
実釣エリア:金州(水深150m前後)
:無風。時折強風のち無風
水色:外洋の青。曇りのせいか、大分暗く感じた。
金州 ジギング 水の色

船長よりお誘い頂き今季2回目、1カ月ぶりの金州釣行となった。
ジギング・キャスティングは好調で連日キハダやカツオが上がっていた。

凪はベタ凪。鏡とか湖とか言われる状態。

潮流は朝一の時点で0.6ノット。200gのジグでも水深150mの着底が取れてしまうほどの潮の無さ。

水深80m辺りでジグの抵抗感が変わったので、そこら辺で潮目があったのかもしれない。

風はほとんど吹いていなかったが10時ごろより多少吹き、30分ほどで再び収まっていた。予報のようには強風にならなかった。

雨も降ってきたが1時間程度で止んだ。

ベイト反応はあるがカツオやマグロの反応は無しか一瞬でなくなる状態。
時折カツオやキハダの跳ねが見られたが、大体一瞬で消えてしまった。

乗船者は2+1+1+1+1+僕の7名。僕の釣り座は左舷後ろ。
左舷3人、右舷4人で船を立てての釣りとなった。

同船者の状況

船中で上がっていたのはカツオ、ハチビキ、クロシビカマス、ヒレナガユメタチ等。
朝一にバタバタっと当たった以外は終日当たりが遠く、忘れたころに何かが当たる感じだった。
キャスティングは不発。

他船の状況

海域には10隻程度の遊漁船と、ヒッパリ漁業をやっている漁船が1隻。

前日に比べシブかったようだが比較的好釣果。
ジギングで30kg~40kgのキハダが数本上がっていた様子。
ジギング、キャスティング共にカツオは釣れていた。サイズはやや小ぶりか。
他にヒレナガカンパチやメダイなども見られていた。

キャスティングで推定40kgくらいのカジキが当たったがバラしてしまった船があった。


レポート


出発・出船・到着まで

1時~6時

1時に起きて身支度を済ませ出発、2時過ぎには港に到着した。
続々と集まってくるメンバーはお会いしたことがある方も多く、出船前から和気藹々とした雰囲気。
定刻の3時には出船して金州へGO。いそいそとキャビンに潜らせてもらい仮眠に入る。

5時過ぎくらいに目が覚め這い出ると何かトラブルがあった模様。
聞くと、流れ藻を越えたらガツンと衝撃がありスピードが出なくなってしまったらしい。どうもスクリューに絡んでいる様子。
バックに入れたり止まったりするが外れる気配がなく、スピードの出ないまま金州入り。

ポイントに到着し、釣りを開始したのは6時を少し過ぎてからだった。

ひたすらシャクる

.6時~8時半

「始めてください。」の合図とともにジグを投入。反応はイマイチの様だが魚は回っている様子。
100m~30mの間を探って見てくれ、とのこと。

200gから始めるとジグが真っすぐ落ちていく。うーん、前回と一緒で潮が無い…。

マーフィックスのプリセットドラグを締めすぎててジグが落ちない。
ドラグの初期値を下げて対応する。

開始からしばらくすると同船者がヒットコール。
コレは惜しくもバレてしまったが、そのうちカツオが船内に上がってきた。

無線からもキハダのヒット&キャッチコールが聞こえてくる。これはテンション上がるな。
続こうと気合を入れる。
金州 ジギング バンブルズジグセミロング

金州 ジギング ジグパラバーチカルロングスロー

金州 ジギング ウロコジグ

金州 ジギング スムースリアクター

金州 ジギング ブリンクマン

金州 ジギング TGベイト

で、気合を入れてシャクってもダメなのである。
  1. 何の反応も無い
  2. 同船者や僚船が釣る
  3. 焦る
  4. 流し替えのたびにジグを変えて様子を見てみる
  5. 何の反応も無い
の無限ループにハマってしまった。

気分転換

8時半~9時半

プロペラが見える窓があって、そこから茶色いモヤモヤが見える。
さっきの流れ藻が引っ掛かっているのが見えるらしい。
船長、5月の海に濡れたり窓を開けたり色々して何とか取ろうとしてくれる。
プロペラ点検窓 流れ藻
結構水入ってきてビビる。沈むことは無いらしい
なんか手伝えるかもしんないので一旦釣りを中断して様子を伺っていたが、結果的に茶色いモヤモヤは取れなかった。
釣りを再開する。

ジギングで反応無かったので、ちょっとだけエビングを試してみることにする。
金州 エビング
ワームを2本付けると仕掛けが馴染むまでに20秒くらいかかるのが分かったので、
  1. 100mまで落とす。
  2. 仕掛けが馴染むまで20秒待つ。
  3. シャクリながら3mほど上げ、最後にロングジャーク。
  4. 仕掛けが馴染むまで10秒ほど待つ。
  5. 3と4をひたすら繰り返す。
のパターンで広く探ってみた。

しかしこれも空振り。まったく反応を得ることができなかった。

再びシャクる。キャスティングも

9時半~11時15分

どうしようもないので再びジギングにもどる。
この時はカツオ・キハダの跳ねもボチボチ見えるようになり、ジギングのヒットも30m付近と大分浅くなっていた。

金州 ジギング ウロコジグ

金州 ジギング ウロコジグ
余り使ってこなかったウロコジグを、練習を兼ねて集中的に使っていく。
どんなに反応が無くても、重さを変えるだけでウロコジグを使い続けた。
だがしかし反応無し。

他船はキャスティングでカツオを獲っているようなので最後の10分間はキャスティングを試してみるがこれでも反応得られず。
金州 キャスティング 別注平政

「(ペラにゴミが絡んでいるので)帰るのに時間かかっちゃいそうなので、少し早めに出発しましょう。」ということで、結局一回も反応得ることができず納竿となってしまった。


結果

ボウズ


反省

一回もアタリすら無かったのが悔しすぎて全面的に見直してみた。

タナに関して

見直すべきは『タナはしっかり探っていたか』『無駄に広く探って時間を無駄にしていなかったか』の2点だろう。

潮が無いおかげでラインは真っすぐ落ちていたので、出たラインの長さ=水深で間違いない、と思う。探ったつもりで深さが足りていなかったパターンはなさそう。
全層ダラダラしゃくってくるのではなく、食わせの間を入れる水深を仮定して誘う等、当たりタナを探って絞り込んでいく作業をした方が良い。

毎回指示ダナの100mまで落としていたのは無駄だったかもしれない。
特に後半の、ヒットが30mより浅くなってからは50mくらいからシャクリ初めていればもっと時間を有効に使えたと思う。
皆教えてくれていたので、周囲の情報からタナを絞り込んでいく判断を早める。

ジグの動きに関して

『そのジグに合わせた動かし方ができていたか』『セッティングは適正か』の2点を見直す必要がある。

結局釣れなかったので、どんな風にジグを動かせば正解だったのかがまるで分からないのだけど、色々なジグを使っちゃうと結局動かしかたも分からないまま次のジグに行っちゃって思考が迷宮入りしていく。
ジグを1種類に絞ることは出来なくても持って行く種類はもっと絞る。
どれからでも良いので、1つ1つのジグを使いこなせるようになって行った方がメリットが多そう。

セッティングの見直しは
  • 強化チューブノットの必要性と長さ
  • スイベル使用の可否
  • フックセッティング
が見直すべきポイントだと思う。
強化チューブノットは、例えば強化チューブをもっと短くすることでジグの動きへの干渉をもっと減らせると思うので試してみる。
そもそも強化チューブ自体必要ないかもしれないのでそこから検討。

スイベルはネットでも賛否両論あるので一回やめてみる。

フックセッティングは考え始めるとドツボにハマるので何とも言えないのだけど、カツオだけでも取りたかったらサイズダウンして良かったと思う。
準備するフックにも限りがあるので、そういう意味でもジグは減らした方が効果的。

なんにせよ心当たりが多すぎて何が駄目かも分かんないので、一回最もオーソドックスな形にして釣れる体験を重ねるのを優先した方が良さそう。

ジグのサイズは合っていたか

150gから400gまで様々使ってみたが、特に400gの大きい物はベイトサイズに合っていなかったように思う。

周囲の、釣れている方に聞いてサイズを合わせてみればよかった。

エビングの仕掛け太すぎたかも

以前コマセカツオで、細仕掛けにしたとたん食ったことがあったので30号仕掛けでは完全に見きられていたんじゃないだろうか。
キハダも狙っていたからしょうがない面もあるのだが、せっかく作って持って行っていたのだから、細仕掛けも試してみればよかった。


勝敗

×

これはもう完敗です。
悔しいよう。


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