2022年7月9日㈯

釣果 カツオ

道具立て


コマセカツオ

  • 94 HQパシフィックスプリント 10-30LBS(アルファタックル)
  • 15 レオブリッツ 500J(ダイワ)+ライン6号

コマセ五目

  • 21 シマアジマスター 205(アマノ釣具)
  • 20 ビーストマスター 2000EJ(シマノ)+ライン4号

電動ジギング

  • 21 ジグフォースSSD C634 SPEC-E(テイルウォーク)
  • 20 ビーストマスター 2000EJ(シマノ)+ライン4号+ナイロンリーダー14号  60LB


釣果

  • コマセカツオ:カツオ1、サバ1
  • 電動ジギング:サバ2


当日の状況

20220709の海況
※潮見表は御前崎港の物

釣行時間:6時~12時
天候:晴れ時々小雨

当日朝は御前崎で時間110mmの記録的豪雨の警報発令。

道中は凪も悪くて白波が立ち、船室で寝ていたら体が浮くぐらいだった。
ポイントもけして静穏ではなく、ひどいときは1.5mくらいの波高だったと思う。
酔い止めを飲んでいても釣り終了時には船酔いしてしまっていた。

潮の色は透明度高く、均一で青かった。

ずっと鳥の群れが見えていたし、魚が跳ねる場面も見られた。
10隻を超える大船団が出来上がっており、その鳥の群れを追っかけまわしていた。

同船者は、僕たちのパーティー2人+1人+1人+中乗りさん1人の5名だった。


釣行の様子


出港するまで

1時半に起きて出発の準備。

着替えて、冷凍の餌やら食糧やらをクーラーに入れて車に積み込み、自宅を出発した。

時間にも余裕があるし呑気に下道を運転していたら電光掲示板に「特別警戒」だかの文字が見える。
場所?御前崎だって?進行方向じゃないか。

コンビニに止まり雨雲レーダーを確認する。見たことない色が接近してくるけど、時間と場所的にギリギリ外れるかも・・・?といった状況である。

なにより船長からは中止の連絡が来ていない。中止じゃないなら行かなければならぬ。

3時過ぎに大井川港に到着。雨も降っておらず、とりあえず乗船準備を進める。
同船者らしき人も準備を始めている。

そのうち小雨が降り始めたが、なんとか本降りになる前の4時には出港。
ミヨシを同行してくれた先輩と二人でお借りし、僕は左舷側に陣取る。
道具の準備が済んだらキャビンに潜り込んで仮眠を取った。


金州到着

~6時

5時半を過ぎたころ、船が飛ぶ感覚で目が覚める。どうも凪が良くないらしい。

などと思っていると時々船が浮くのである。良くないどころではない。ジェットコースターのようにフワフワ体も浮く。
浮くだけならまだいいのだが、着水のたびに頭がゆすられるのが非常につらい。床にゴンゴンぶつかるのである。
体を起こすと船酔いするのが目に見えているので意地でもキャビンに転がり続ける。

だんだん船も落ち着いてきて、そのうち奥で寝ていた中乗りさんも出てきた。
「途中凪悪かったねえ~」などと言っている。やはり相当ひどかったのだ。

一緒に船上にでる。凪いでいるわけではないが、先ほどよりは全然マシである。
遠くに船もチラホラ見える。金州としてはこれくらいは日常なのであろう。

「最初は五目からやるよ」との事なので準備を始める。
第一投は少し遅れたが、無事に釣り開始である。


とりあえず金州五目開始だが・・・

6時~

プラカゴに100号錘、10号・4.5mの仕掛けにクッションなしでとりあえず開始する。

タナは40m指定。なのだが落としていくと仕掛けがやたら流される。
潮が2ノット以上との事でずいぶん飛んでいるようだ。
いつまでたっても道糸が真っすぐになってこない。

仕掛けもふけてて同調していないであろうから、チモト(針の結び目)にガン玉を打つことにする。
しかし、10号ハリスにガン玉打ったことないので手間取るのである。
もたもたしてたら「はい、上げて―。カツオやるよー」とアナウンス。群れが見つかったらしい。せっかくガン玉打ったのに、その仕掛けは投入しなかった。

仕掛けをバケツに放り込み、竿もそのままにカツオ仕掛けに持ち替える。


本日のメイン、コマセカツオ

7時~

カツオ天秤に青物バスター100号、仕掛けは『ハリス:20号 針:金龍ヒラマサ針15号』をセットしてとりあえず様子見。

先ほどから見えていた船が集まって一大船団が出来ている。
10隻を超える船団の中に茂吉丸、博栄丸始め名だたる船の名前が続々見られ、有名どころは満員御礼である。

「タナは30mねー」との事なので早速落としていく。

コマセワークとして
  1. 糸で見てタナ+ハリス分(今回はタナ:30m+ハリス:3m)落とす。
  2. 仕掛けがなじむまで数秒待つ
  3. 大きくしゃくってコマセを振り出し、すぐにおろしながらそれに合わせてリールを巻く
  4. もう一度、3番の行程を繰り返してタナに合わせる。
というコマセワークでプレイ。活性が高くないようで船中当たらない。

が、そのうち同船者にヒット。同時に自分にもヒット。
やけに軽い引きでカツオじゃないことを確信しつつ上げてくる。

案の定、サバである。
釣果 金州のサバ

一番下の小さい物がコマセの獲物。小さいと言っても流石金州、35cmオーバーでキープサイズである。

とりあえず血抜きして急ぎ再投下。上のコマセワークを繰り返していく。

とにかくアタリが遠い。同船者にもアタリがなかなか見られない。
ハリスの見切りを疑い、仕掛けを『ハリス:18号 針:金龍超青物17号』の物に変える。

何かが触っているのだがかからない。付けエサも毎回ボロボロで帰ってくるのでエサ取りがいるのであろう。
たまにかかってもサバである。この仕掛けで3匹くらいかけたがフッキング甘く、全て水面リリースされていった。

鳥山を追って船長はこまめに船を流しなおしてくれる。
何回か流しなおしたところで先輩にヒット。明らかにサバと違う良い引きでカツオを確信したという。
上がってきたのはまごうことなきカツオ、船中初である。

聞けば仕掛けが『ハリス:13号 針:真鯛針12号』くらいとのこと。もうカツオの仕掛けじゃないじゃん。

いることは証明されたので再び頑張り始める。シャクリ方を工夫したり悪あがきをしていく。が、所詮悪あがきである。釣れない。


小休止

9時~

そのうち船団から離れ様子見の時間となる。同船者がみんな何やってるかわからんけれど明らかにカツオじゃない。隣のおじさんは身エサでやたら沈めてたから多分オナガだろう。右舷側からはイサキゲットの報あり。こちらは五目だろうか。

この時、特にアナウンスが無かったので僕たちのパーティーはカツオコマセを続けていたのだけど当然反応は無かった。
1時間くらいやって「カツオにもどるよー」の一言で初めて、「カツオやってなかったの?」ってなったのである。悲しい話だ。

この間にだんだん波が高くなり、ふと後ろを見ると高低差1.5mほどあったと思う。
この時が釣り中一番凪が悪く、釣れないのでだいぶ気持ち悪くなってしまった。


再びカツオへ

10時~

船長の一言でカツオ戦線に復帰。船団もバラけていたが、どこかの船で当たり始めたのか再結集し始めている。

今度は群れも活発らしい。
「30mからやってー」→「20mまであげてー!」→「15!15mでやって!」
とバシバシアナウンスが飛んでくる。

どーしても釣りたい。釣ってカツオが食べたい。
ので先輩に仕掛けのおねだり。プライドは捨てた。

こうかは ばつぐんだ!10分くらいでカツオゲットである。
45cm、1キロ半程だろうか。小ぶりである。
小ぶりでも嬉しい。ブツ持ち写真を忘れるくらい嬉しかった。

先輩はいつの間にかもう一本カツオを追加、ウマヅラハギやムロアジなんかも釣れていたらしい。カンパチらしきアタリもあったとの事で一人でドラマチックである。
船長は相変わらず頻繁に流しなおしてくれる。そのうち他船でキメジが釣れたとかも聞こえてくる。ここは集中して一つでも多く追加したい。カツオじゃなくてもいい。

ところなのだがアタリが無い。コマセも少なくなってくる。コマセの使い過ぎとコマセワークが課題かな。

コマセが切れたのを契機に最後、電動ジギングを試すことにした。


初めての電動ジギング

11時~

買ったばかりの
『21 ジグフォースSSD C634 SPEC-E(テイルウォーク)』
を試せる機会なのでやってみる。


リールはコマセ五目で使ってたビーストマスターにリーダーを付けて転用。
2000EJだから本来の用途ではある。

ジグはサワラ用に買ったバンブルズジグ


着底が取れるので150gを選択。というかそれしか持って行ってないのだが。
ジグが回転するとの話なのでオーシャンスナップでジグを接続。

水深は70m程。反応は40mから上らしいのだが、以前泳がせカンパチを底から5mで釣った記憶があるので底から水深10mまで幅広く探っていく。

ジギング自体あまりやらないのでシャクり方が良く分からないのだが、どこかでみたYouTubeを真似してやってみる。

ジグが噛む感覚を探しながらのショートジャークを、巻き速度20で回しっぱなしにしながら入れていく。
ジグフォースは適度に曲がる竿で、電動ジギングロッドとしては柔らかめに感じるが使いやすい。穂先絡みが起こらなかったのはスパイラルガイドセッティングのおかげだろうか。もう何回か使ったらインプレをまとめたい。

これでいいのかなー、わっかんねーなー、と思いながらしゃくってると25mでガツンとヒット。この釣りおもしれ―。

やたら重たい。引きが強いのではなく、ただただ重たいだけである。リールだけで巻けないのでポンピングも入れていく。

大騒ぎして先輩を呼び、タモを入れてもらうと結局サバである。
どてっぱらにスレ掛かり。重たいわけである。

釣果 金州のサバ
一番上がスレ掛かり。真ん中が本日一番の大物

要領を得たので再び底からシャクっていく。
落としなおして2・3回目に、25m付近で再びガツン!と乗ってくる。
今度はぐんぐん上がってくる。水面で見るとまたサバ。今度は口にしっかり掛かってる。
リーダーをつかんで抜き上げるとデカい。カツオよりデカい。バレなくてよかった。

釣り方が分かったので時間いっぱいまでシャクっていく。
キメジかカツオかカンパチか、良い型が一本入れば最高だと思いながらシャクったが、追加することができずに時間切れで納竿となった。


結果


金州まで行った割にはしょぼい釣果で終わってしまった。型も数も不完全燃焼である。
結局ずっとカツオをやっていたのだが、船中を見ても合計10本以下、最多で4本だったし僕は1本だけでビリだった。
これはコマセワークが原因だと思う。

同日他の船は9~23本で好調、とあった。
船長の話では、「コマセ込みの人数が少ないと厳しい。他の船にカツオの群れを取られてしまう。」とのことで、確かに好調な船はみんな隣で釣っていた船で大勢乗っていた。

前回タイラバ、今回コマセと脈絡なくやってるから半ば覚悟の上だったのだが、今回も課題が多い、釣果の少ない悔しい釣行となってしまった。

だけどカツオ食べれるからそこが救いである。

サバのベイト
ジグを食って来たサバからは10cmくらいのイワシが出てきた。


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