【料理】【反省】足保港 海上つり堀 まるや
持ち帰った釣果
マダイ2、ワラサ2
マダイ2、ワラサ2
イシグロによって雑談のちに帰宅。この段階で16時前。
そこから片づけをして捌いて、手が空いたのは23時くらいだった。時間かけ過ぎた…。
ひたすら捌き
さすが養殖もので脂のノリが物凄い。ちょっと切ると脂で曇って包丁が切れない。
それに加え、そこそこ大きいので骨が硬い。
採れる身の量もなかなかの量になった。
ワラサ柵 |
ワラサ切身 |
マダイ柵 |
それでも身を取るだけならそこまで手間取らなかったと思うのだが
アラの山 |
アラを取り分けていたらこんな量になってしまった。(身を取るのが下手なのである。)
勿体無い。
このままにしても悪くなるし、1日では食べきれないので真空パックにしていく。
マダイのアラとカブトとカマと皮 |
ワラサのカブトとカマとアラ(と厚く取り過ぎた血合い骨の身) |
この日はワラサの骨から身をこそいで中落をとり、それで簡単に夕飯を済ませた。
翌日から奥さんに料理していってもらう。
料理
一日目
- マダイの天ぷら
- ワラサの刺身
- マダイの昆布締め
- マダイの潮汁(サバのアラ入り)
- マダイの皮の湯引き
潮汁は以前の釣行で残ったサバのアラからも出汁を取って合わせ出汁にした。
アラを下茹でしてから茹でこぼして洗う。
水と酒、塩を沸騰させてから洗ったアラを入れ、20分ほど茹でて完成。
マダイの昆布締めは半日程度だったが十分柔らかくなっていた。
旨味は少し足りないかな、という感じ。
天ぷらは刺身用の柵から作った。
揚げたてを塩で食べるのが最高。
皮の湯引きがこの中では最高で、脂が皮にも乗っていて絶品だった。
ぽんずを雑にかけて食べた。
二日目【朝】【昼】
- ワラサのお刺身
柵が残っていたのでさっと切ってご飯と食べる。
脂が強すぎて醤油はじいてる。
二日目【夕】
- マダイのカブト&カマ煮
- タイ飯
- ワラサの刺身
- マダイの中華風漬け刺身
カブト煮は鱗の取りが甘く皮が食べられなかった。鱗取りだけではなく包丁でもこすらないと取り切れなさそう。
タイ飯はマダイの中骨とご飯を一緒に炊き、身をほぐして混ぜ込んだもの。味付けは塩と醤油に酒。骨から良い出汁が出て旨味が強い。
ワラサは徐々に旨味が増してきている。しっぽ側の方が味が濃い気がする。
マダイの漬けはごま油を強くして中華風味に。白米の時の方が良かったかも。
三日目
- 味噌風味のワラサカツ
当日撮り忘れたので翌日残り物を撮影 |
子供たちに「おさかなたべる?」と聞いたら「いやぁ~」と返事するようになったので奥さんが工夫した一品。味噌ダレを作ってそれに漬けてフライにしたもの。
味が濃い目なのだがワラサも負けていない。脂がとろけだしてきて美味。
この料理は冷めても美味しく頂けます。
四日目
- ワラサのカマの塩焼き&照り焼き風味
- マダイの松皮造り
同じに見えるけど塩焼きと照り焼き風味 |
松皮造りは朝も夕も食べたのだが、この日からグンと旨味が乗っていた。
身も旨いのだがやはり皮が美味しい。
カマは
- 相変わらず魚はイヤ、という子供用に甘い味付けの照り焼き
- 大人用にはシンプルに塩焼き
という2種類を作ってくれた。
こちらも脂ノリノリで絶品。カマは寝かさなくても味が変わらないかもしれない。
この日でマダイは食べきった。
五日目
- ワラサ刺身
もう代わり映えしないので写真も撮らないのだが、マダイに続きワラサも旨味がグンと増している。
脂も酸化しないので臭みも無く、歯ごたえも丁度の加減で保たれていて食べごろだった。
ワラサ真空パック表 |
真空パック裏 |
今までこんなに長期間保存したことはなかったのだが、真空パック内でほとんど劣化していない。水分も良い感じで保持してくれる。
リンク
これ一枚入れておくだけで全然違う。
六日目
- ブリしゃぶ
ワラサだけど、まぁブリしゃぶ |
しゃぶしゃぶしたり、刺身で食べたり気分でご自由にスタイル。
出汁はワラサの中骨を水から引き、最後に白出汁で味を調えた。
旨味の増加はまだまだ続いていて、特にしゃぶしゃぶで脂落とすと無限に食べれる旨さ。
塩でも醤油でもポン酢でも美味しいけど、何もつけなくても美味しく頂けました。
これでワラサも終了。
ほぼほぼ一週間食べることができた。
釣りの反省
初めての釣りで反省点がとても多くなってしまった。
とにかく場所が大事
まるやのスタッフもイシグロの店員さんも言っていたし、実際に釣れている人が固定されていたので重要だと思う。
貸切なら釣り座を変えながらやると釣果が偏らないかも。
乗合だとクジ運しだいなのでコントロールが効かない。
釣れない時間を有効活用する方向がよいらしい。
釣れる時間を大切に
釣れるタイミングは大体決まっていて
- 放流直後(マダイ・青物共に)
- 最初の一匹が釣れたその後(青物)
- 定期的に訪れる時合(マダイ)
のいずれかでしか釣れていなかった。
定期的な時合は突然訪れる。1匹釣れれば数匹パタパタと釣れ、10分もすれば釣れなくなる、というパターン。
一日で5回くらいあったように思う。
このタイミングで竿が遊んでいないようにしよう。
逆にこれ以外のタイミングではイカダの外を攻めるなどすると釣果を稼げるかも。
マダイは細ハリスが効果的
8号ハリスでマダイを狙っていた人はタイに恵まれていなかったので、細ハリスの方が
良いのではないかと推測している。
僕は
- マダイ:3号ハリス
- 青物:8号ハリス
で掛ける事も釣り上げる事も出来たのでここら辺が丁度良いかと思う。
(3号ハリスは何回か切られたけど)
泳がせアジは効果はバツグンだ!
生け簀内に小魚がたくさん泳いでいて、「こんなに餌があるのにアジなんかに食いつくのか?」と話していたが、ふたを開ければ瞬殺でワラサが釣れていた。
青物を狙いたいなら間違いなくアジを使うべき。
タナ取りが重要
リンク
とにかくタナが合わない事には始まらないし、大体底がタナになるのでこのようなオモリを使ってタナを合わせていく方が確実。
海上釣堀そんな行かないし…、と思って買わなかったが、簡単な物なら自作もできると思うので何か作って持って行くと良いと思う。
効果は分からないが、餌は多種類揃えていく
一番釣っていた人はあまり餌にこだわっていないようだったが、僕の釣果の傾向として『マダイはイカで釣れる』『青物はアジで釣れる』と偏食していたのでいくつか持って行って色々試した方が良いと思う。
ただ、『ホタルイカ』と『イカタン』どちらでも釣れたし、『サバタン』でも『サンマタン』でも釣れなかったので、同じジャンルの餌は1種類でいいように思う。
竿は2種類持って行って正解
ハリスから下を付け替えれば1つのタックルでも流用できるのだが、時合が来た時に付け替えていると時合を逃す。
今回はマダイ仕掛けと青物仕掛けでオモリ負荷も変えていたのだがそれで結果が伴った。
そういう意味でも2タックル用意しておく方が良いと思う。
ある程度の金額は覚悟する
乗合料金に餌各種の代金だけで近海の乗船料を超える。
道具や氷、発泡スチロールなどにもお金を払うといい値段になってしまう。
揺れないしトイレは広いし、釣り初心者が大きい魚を釣る確率が高いのでレジャーとして良いと思うのだがある程度の出費は覚悟した方が良い。
子連れの反省
オフショアに幼児を連れて行くにあたっての反省点
ライフジャケットは必須
万が一の場合に備えては勿論、装備させておくと親の安心感が違う。
すぐ大きくなってしまうから無駄になりがちだけど、絶対に装備させておいた方がいい。
一人で幼児は無謀
どうしても子供から手を放すタイミングがあるので、その一瞬を任せられる人がいないと無理。
奥さんでも友達でも同僚でもいいのだが、子供を信用して任せられる人と一緒に行った方が良い。
お菓子は大量にあった方が良い
ぐずった時、飽きた時、お腹がすいた時、お菓子は万能です。
与えすぎ注意なのだが、あれば与える量のコントロールが効くが無いと与えられないので、多めに持って行った方が良い。
座る場所を用意する
今回は先輩家族が持ってきていた子供用キャンプイスをお姉ちゃんが譲ってくれて、ずっとそれに座っていた。
クーラーに座らせようかと思っていたが、開け閉めがある物に座らせるとその都度下ろさないといけないのでせわしなくなる。
イスが一つあるとだいぶ快適。
脱げるような厚着にしておく
海上は天候がコロコロ変わるので調整きく服装が間違いない。
寒い服装よりかは暑い服装の方がコンロトールが効くので、脱げるような厚着にしておいた方が良い。
寝れる場所づくりが必要
今回は僕が冬用ジャンパーを着ていてそれを敷布団代わりにしたけれど、季節によっては何もないパターンも考えられる。
バスタオル1枚あるだけでも違うと思うので寝た場合のことも考えておいた方が良い。
まとめ
『釣堀だからイージーに釣れるだろう』と思っていたがとんでもない。
エリアトラウトに似て、答え合わせのゲームをやる割と深い釣りだった。
(こちらもエリアの釣りと言えばそうだから似てくるのだろうか。)
全く釣りをやらない人を、体験させるために連れていくのにとても良いと思う。釣れる魚が安定して美味しいし。費用だけ要注意かな。
子連れもみんなで子供の面倒を見てくれたから本当に助かった。一人ではとても無理だった。
ちなみに次の日、娘は鼻水ダラダラで若干熱っぽかったのだが超元気で、買い物に出かけるときも「おしょといくぅ~!」と大騒ぎするほど楽しかった様でした。