2025年7月13日(日)
清水港
MARSⅡ
にて
清水港MARSⅡ

道具立て


タチウオジギング
  • 20 サクラマスジグ SSD C650(テイルウォーク)
  • 24 オシアコンクエストCT 300MG(シマノ)
  • オシアジガー MX4(シマノ)
    1.2号 600m
  • オシア ナイロンキャスティングリーダー(シマノ)
    40lb 2m PRノット
  • P-14ソリッドリング 5.0mm(カルディバ)
    強化チューブノット

サーベルテンヤ
  • 21 紅牙AIR N69XHB-MT(ダイワ)
  • 19 炎月CT 150PG(シマノ)
  • UVF  紅牙 デュラセンサーX8+Si2
    0.8号 300m
  • ショックリーダー ナイロン(バリバス)
    25lb 2m SCノット
  • スナップスイベル 強化チューブノット

切られ対策のリーダー補強
タチウオタックルはどちらもリーダーを強化チューブで補強。その効果か珍しくロスト無し。
強化チューブに傷無かったからそもそも噛まれていないかもだけど。

シロギス1
  • 23 ラワイヤ メタルティップゲーム サーベルテンヤバーサタイル S662ML(ツリノ)
  • 20 ヴァンフォード 2500SHG(シマノ)
  • シグロンX8(サンライン)
    0.6号 200m
  • シーガー 船ハリス(クレハ)
    3号 1.5m SCノット

シロギス2
  • 23 L-ジギーズ SSD S640/FSL(テイルウォーク)
  • 19 ストラディック 4000XG(シマノ)
  • シグロンX8(サンライン)
    1号 200m
  • シーガー 船ハリス(クレハ)
    4号 1.5m SCノット
どちらのロッドもキス竿より大分柔らかいのだがまったく問題無かった。ティップが入り込んでしまう分大げさなアワセが必要か。
ロッドは問題なかったが、4000番のタックルはラインが太すぎた。


使用ルアー・仕掛け・エサ


タチウオジギング
  • アンチョビメタル Type-2(ジャッカル)
    ピンクグローストライプ 100g
    タチシルバー 130g
  • スラッシュビート バックスライダー(メガバス)
    シルバーゼブラ 80g

  • フック
    フロント:タチウオ用アシストフック
    リア:クワトロフック
『他』はメーカーが分からないルアー。
TGベイトやジグパラロングスローも持っていたが使わなかった。

サーベルテンヤ
  • サーベルテンヤ Evo(ツリノ)
    パープルグロー 56g
    レッドヘッドチャート 75g

  • サンマ切身
カラー名が疑わしい。多分こんな名前だったと思うんだけど…。

シロギス
  • キス用天秤15cm
  • オモリ12号~15号
  • 胴突船キス(オーナーばり)
    針:7号 ハリス:0.8号 幹糸:2号 全長:70cm
  • 船キス 早掛キス鈎仕様(ハヤブサ)
    針:早掛キス7号 ハリス:0.8号 幹糸:0.8号 全長:90cm
  • 鈴なり仕掛 キスR2本(オーナーばり)
    針:キスR6号 ハリス:1号 幹糸:2号 全長:1.25m
  • 鈴なり仕掛 キスR3本(オーナーばり)
    針:キスR5号 ハリス:0.8号 幹糸:2号 全長:1.75m
  • 青イソメ(中)
  • 赤イソメ
赤イソメと青イソメは混ざっちゃってどっちが多く釣れたか分からんかった。


ロスト

  • 天秤1
  • オモリ1
  • シロギス仕掛け 13
全てシロギスでのロスト。
天秤とオモリは根掛かり。仕掛けは針の鈍りだったり、手前マツリだったり、切られたりで持って行った分全て使ってしまった。


釣果

  • タチウオ6
  • シロギス5
  • ヒイラギ3
  • アジ2
  • クサフグ1
  • ショゴ1
  • ワカシ1
  • ネズミゴチ3
  • チャリコ2
  • イトヒキハゼ1
天ぷら便の持ち帰り釣果
持ち帰り分
潮汐と釣果の関係
持ち帰ったのは太字の魚で、残りはリリースしたり親父にあげたり。
なるべく触らず手早くリリースしたので、逃がしたのに浮かんで(死んで)しまった魚は居なかったハズ。
スカッパー(船の水抜き穴)から落ちて行った魚も多かった。


釣況


海況



当日の海況
Windy』より
釣行時間:1時45分~9時半(実釣:2時~8時50分)
天候:晴
水温25.6℃(現地での計測 魚探より
潮周り:大潮(月齢17.7)
満潮時刻:6時08分/19時56分
干潮時刻:0時48分/13時02分
実釣エリア:清水港周辺⇒倉沢周辺⇒清水港周辺
:ほぼ無風
水色:標準的な緑がかった青
清水港周辺の潮の色
雨が降らず水温の高い状態がずっと続いている。
前日・前々日は東北風の影響で凪悪く出船中止だったが、当日は凪よく非常に良い釣り日和だった。
酔い止め飲まない釣行はひさしぶりだった。

釣行日の月明かり
欠け始めた満月夜だったが雲のせいで暗い。潮も標準的な濁りだったので、夜の間の海中はソコソコ暗かったんじゃないかと思う。
日中は良く晴れて暑いくらい。早朝の釣りで助かった。

潮はそれほど流れていなかったと思う。日が出てシロギスを始めてからは風で流されている感じ。
スパンカーを出したり畳んだりしてくれていた。

タチウオはジグで絶好調だったのだが、釣行日1週間ほど前から下火になってきていた。
シロギスは今期ずっと低空飛行。

タチウオの時の魚探は好反応。
タチウオの魚探反応
こんな感じでビッシリ出てるのに喰わない。
釣り開始から1時間半ほどたった3時半頃からようやく喰いだしてくれた。
喰いだしてからはジグもエサも関係なく喰っていた。
シロギスはゲストが非常に多い。シロギスが喰いつく前にゲストが喰っちゃう形。

釣れるかどうかはともかく、いずれも魚の活性は高かった。

乗船者1+1+2+2(僕たち)の計6人で、僕達の釣座は左の前から1、2番目。
皆さん常連やベテランっぽく、一番初心者はウチの親父かなって雰囲気。

同船者・他船の状況

タチウオはジグ・エサ・サーベルテンヤと色んな釣り方でやっていたが、特にどれが有利という雰囲気も無く全員が2~7本程度。サイズもそれほど大きい物は上がらなかった様子。
ジグのパターンもイマイチ分からず。カラーもサイズも関係なく時合で喰って来た形。

シロギスも3~8程度で型を見た程度。
大きい物で30cm無いくらいのサイズが上がっており、船長に『今季最大』と言われていた。
MARSⅡで釣れた大型シロギス
船長より頂いた写真
ゲストはチャリコ・ヒイラギが圧倒的に多く、他にネズミゴチ・サバ・アジ等々。
珍しい物ではヒラメなんかも上がっていた。

タチウオの他船釣果ではエサ釣りで30本程度など。
船自体はボチボチ居たが、いずれの釣り方でも爆釣という感じでは無さそう。

シロギスも20本程度でやはり低調。大型が上がったという情報があったので、この日は大型シロギスの活性が高かったのかもしれない。

釣果には関係ないのだが、プレジャーが近づいた時にマイクで怒鳴りつけている遊漁船があった。海上静かなのでやたら目立っていた。

代金

船代:12,000円×2人分
計24,000円
※後払い

親父のおごり。
ありがてぇありがてぇ。


レポート


出船まで

0時~1時45分

0時起きの0時半出発。熟睡出来て快調である。
意外と折戸マリーナって遠い(焼津行くのと同じくらい時間掛かる)のだけど、1時45分の集合時間前に余裕でマリーナに到着。身支度整えながら親父を待つ。

親父と合流後、釣具を持って船まで移動。
MARSⅡは1年ぶりくらいだろうか、ご無沙汰しちゃってすいません。

皆さん集合早く、少し早めの出港となった。

タチウオ

2時~4時40分

反応を見ながら沖に向かう。
月が陰っているのでグローの入ったジグをセット。授業の内容を生かしていくのである。
清水沖タチウオジギングでジャッカルのアンチョビメタルを使った

港内に停泊しているタンカー周辺に良い反応が出ているらしく「とりあえずやってみてください。30m~」とアナウンスが入る。釣り開始である。
タチウオのポイントになる停泊タンカー周辺

暗いの想定してジグ選んだのにバッチリ明るいじゃん。
どうしようと思ったけれど、ジグ替えてる時間が勿体なかったのでそのまま投入。

シャクリ方は教わった通りで
  1. 指定タナ+10mほどまで落とす
  2. 竿先を落としジャーク開始
  3. 1/2ピッチくらいの間隔でジャーク
  4. ラインスラックを作り過ぎないように竿を動かす
    (竿先を寝かせ、小さく動かすだけ)
  5. リーダー結束部が見えたら落とし直し
の繰り返し。コツはラインスラックを作らないことで、これに気を使うとミスバイトが減ってリーダー切れが減るらしい。
実際今回の釣行中にジグロストは一度も無かった。

ミスバイトは減ってるのかもしれないが、そもそもバイト自体が無い。
船中誰も当たらないのである。どの釣り方もダメ。
途中でポイントを変えてくれたが移動した先もパッとせず。「まだ反応がマシだった。」ということで、結局タンカー周辺まで戻ってきてしまった。
それでもダメで「時合になるまでは我慢ですね~」みたいなタチウオあるあるの展開。

こうなると何やっても無理なのは分かっているのだけど、なんかやったらスイッチはいるかもしれないので悪あがきしてみる。
具体的には
メーカー・名前不詳のタチウオジグ

メガバスのスラッシュビートも試してみた
ジグ替えたり

サーベルテンヤのパープルグロー
サーベルテンヤにしてみたり。でもダメ、触られる気配も無し。

3時半ごろに僚船の龍賀丸と同じエリアに移動。あちらはエサ釣りのお客さんがポツポツと釣っている様子。ジグで釣っているのも見れた。

僕もサーベルテンヤからジグに戻して仕切り直し。ボチボチ明るくなってきていたので『グローカラーでは無さそう』という理由だけでアンチョビメタルのシルバーを選択したら
アンチョビメタルType-2
ようやく釣れ始めた。

清水沖タチウオ

清水沖のタチウオジギング釣果

清水沖のタチウオジギングをアンチョビメタルにて
20分ほどの間に4匹立て続けにキャッチ(1匹は写真撮り忘れた)。
入れ喰いとは言えないが、フォールさせてアクションを開始し、20mほど上げてきたところで喰ってくる面白い展開。ジグを見せて誘い上げて喰わせるイメージである。
アタる水深がバラバラだったので50m程まで落としてとにかく誘い上げての釣果だった。

この時点でサーベルテンヤをやっていた親父が釣果0だったので交代。僕がサーベルテンヤをやることにした。
明け方の使用に絶大な信頼をおいている
サーベルテンヤのレッドヘッド
レッドヘッドをチョイス。コイツを明け方に使って空ぶったこと無いのである。
明け方30分しか効果無いのが玉にキズだけど。

一投目でいきなりアタリが出てこのカラーの効果を確信したのだが、上がってきたのは
サーベルテンヤゲストのクサフグ
定番のクサフグさん。
コイツはフックに付けておいた
クサフグに切られたスナップスイベル
スナップスイベルを食いちぎっていた。すぐにフックを付け替えて再投入。

サーベルテンヤも入れ喰いにはならなかったが、『1m上げて2秒ステイ』を反応出ている30m付近でしつこく繰り返して2匹釣ることができた。
サーベルテンヤで釣ったタチウオ

清水沖のサーベルテンヤ

ジギングより探るテンポが悪くなるので、今日みたいに反応散っているときは不利だったかも。それでも釣れたので一応は満足である。

この頃からアタリも散発的になり、最終的に船中誰も釣れなくなってしまったのでシロギスに移行することになった。
清水沖タチウオの釣果
ぜんぜん誇れる数では無いのだけれど、何とか釣れたからまあいいでしょう。
何よりロスト無かったのが嬉しい。

サーベルテンヤで釣れなかった親父も、初めてのジギングで2匹釣ることができた。

シロギス

4時50分~8時50分

「10分ほどでシロギスのポイントに着くので準備して置いてくださいね~。」と言われ、あっという間に到着、シロギス釣り開始となった。
2人分の準備が間に合わない、先に親父の分を済ませて始めててもらう。
清水沖シロギス釣りの仕掛け
オモリは15号から開始。12号に落としたところで固定化した。
エサはせっかく2種類かったのに混ざっちゃったので適当に使っていく。タラシは1cmくらいのオーソドックスなスタイル。

第一投目の着底した瞬間からアタリが出て嬉しくなっちゃう。
ゴリゴリ巻いてくると
シロギスのゲストアジ
小アジ・小サバのダブルだった。
針を飲んでいて外すのに手間取ってしまい、そのうち小サバがスカッパーから逃げて行ってしまった。まあ本命じゃないしいいか。

とにかくこの日はゲストが多かった。
清水沖シロギスのゲストヒイラギ
定番のヒイラギ
清水沖シロギスのゲストワカシ
ワカシ
清水沖シロギスのゲストショゴ
ここでもカンパチ
清水沖シロギスのゲストチャリコ
チャリコ
等々。他にもサバやら当たっているが本命はほぼ当たらず。

少し深いエリアに行くと
清水沖シロギスのゲストネズミゴチ
ネズミゴチ
清水沖シロギスのゲストイトヒキハゼ
イトヒキハゼ
これ以外にはヒラメなどが釣れていた。
ライトタックルなのでどんな魚が来てもアタリが出て楽しいのだが、食べれる大きさじゃない物はひたすらリリースしてやる。
飲んじゃってる針を取るのにずいぶん気を使ったがフォーセップが大活躍してくれた。死んでないことを祈る。

そんなゲストの当たりの中から何とか本命を探していく。
シロギスキャッチ

清水沖シロギスで本命キャッチ

明確なアタリパターンは見つからなかったが、船直下でのアタリよりもサビいてきたときの方がシロギスのアタリが多い様に思う。
アタリは他の魚と明確に違う。キュンキュンと強く引くアタリなので釣れた瞬間に分かるのが面白い。何とかポツポツ数を稼いでいく。

親父が根がからせてしまい天秤を1つロスト。予備を持ってきていなかったのは失敗であった。
自分のタックルを親父に渡し、船長に天秤をお借りして釣り再開。

この頃には大分アタリも遠のいておりアタリも無い状態であった。
30分ほど我慢の時間が続いていたなか、いきなり良いアタリ。引き方から本命を確信して上げてくると
本日最大のシロギス
本日最大の20cmクラスであった。

「これくらいのが数釣れると最高だねぇ」などと船長と話していたら反対舷の方も良いアタリ。
上がってきたら30cmはあろうかという巨大キスだった。太さとかキュウリみたいである。写真撮るのを失念したのが悔やまれるのだが今期のMARSレコードとの事。
大きいのがかたまって居るかもしれないと思い気合を入れなおすが結局続かず。

その後は浅い方に移動してもう少しだけ本命追加。
最後の最後に
この日最後の釣果ヒイラギ
ヒイラギのダブルを追加して終了となった。

親父の結果は
  • タチウオ2
  • シロギス3
  • その他ゲスト沢山
お世辞にも良いとは言えなかったが、まあまあ楽しんでくれていたし、食べる分くらいはあるので結果オーライだろうか。


結果


タチウオ

73cm、200g、F4
75cm、193g、F3
70cm、202g、F3
65cm、144g、F2.5
77cm、185g、F2.5
63cm、116g、F2.5
タチウオ釣果

最大サイズの重量

一番重たい個体

太いのが指4本分

胃の中身は小魚。イワシとかシラス的なマイクロベイトっぽい。
タチウオの胃の内容物


シロギス・ゲスト

シロギス
19cm、57g
15cm、29g
15cm、27g
15cm、28g
15cm、31g

アジ
11cm、14g
12cm、14g

ヒイラギ
12cm、24g
11cm、16g
11cm、14g
シロギスとゲストの釣果

一番大きいシロギス

シロギスもヒイラギも白子・真子が入っていた。
繁殖のタイミングは例年と大きく変わらないはず。
シロギスはどの個体も白子と真子が入っていた

ヒイラギも白子と真子が入っていた


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