【釣行】東伊豆 コマセ イサキ五目
2022年12月17日㈯
川奈港 長吉丸にて
道具立て
1セット目
- 03 リーディングX ユウイン 270M(ダイワ)
- 20 ビーストマスター 2000EJ(シマノ)+ライン4号
『19 ライトゲームci4 type73 MH225(シマノ)』と迷って船長に相談したのだが、「揺れの吸収できる長い方が有利だと思う。」とのアドバイスを頂いたのでユウインに決定。
やや揺れが大きかったので、この判断は正解だった。
2セット目
- 21 紅牙AIR N69XHB-MT(ダイワ)
- 19 炎月CT 150PG(シマノ)+ライン0.8号+リーダー4号
もしカワハギにいくならと思って急遽持ち込んだいつものタイラバタックル。
結果的にSLJもこれでやった。
タイラバタックルほんとに万能。
3セット目
- 21 スローバンプSSD 633/FSL(テイルウォーク)
- 19 オシアジガー Fカスタム 2000NRHG(シマノ)
本日初下ろしのジギングタックル。
使い方も分からん状態でとりあえず持ち込んでみた。
釣果
- コマセ:イサキ、サバ、メイチダイ、イラ、アカササノハベラ2
- ジギング:ショゴ(カンパチの幼魚)
当日の状況
釣行時間:6時30分~12時00分
天候:曇り
水温:18.9℃(船の水温計)
平均水温:16.8℃(伊東)
冬型低気圧のせいで荒れ続きだった中での、貴重な凪の一日。
終日風が吹き続けていた。
大荒れというほどでは無かったが、多少のうねりは有り、若干気持ち悪くなってしまった。
釣行中は晴れていたが、帰宅途中で雨が降ってきた。
潮色は透明。
乗員は自分たちのグループのみで5人。
釣行の様子
起床バトル
我ながら子供じみていると思うのだが、楽しみ過ぎて寝つきが悪く、あまり寝れないうちに3時の起床時間を迎えてしまった。
何回か目覚ましが鳴り、それで下の子が起きてしまったのだがまあすごい。
親父を遊びに行かせるものかとしがみついて大暴れするのである。
奥さん起きてきて一緒にお見送り。
「おスシ釣ってくるからね~。」の一言で、ケロッと笑顔で見送ってくれた。
負けられない戦いが、ここにある。
出発⇒港⇒出港
3時半~6時
3時半に出発し亀石峠を越えて東伊豆に向かう。
凍結が心配だったが道中の気温計は4℃。路面も凍ってる様子はなく、取り越し苦労であった。
5時過ぎくらいに港に到着。
もう船長が船に乗ってコマセの準備をしていてくれた。
ここの船長とてもマメで、コマセも溶かしておいてくれるし予備の餌も準備しておいてくれる。
早くから全部やっておいてくれるのだ。
雑談しながら自分の道具を準備。
3タックル分な上、ソリッドリングの結束などで時間がかかる。
準備が済む前にパーティーが続々集まってしまう。
6時過ぎ出船予定だったがその前には荷物も積み込み、予定より早く出港できた。
僕の釣り座は左舷ミヨシ。
少し早めの竿入れ
6時半~8時
協定で半竿入れとなっているので、それくらいの時間に竿入れ。
最初はシマアジのポイントでウィリー仕掛けを使いシマアジを狙っていく。
ポイントに着くと5隻前後の船団が出来上がっており、シマアジっぽい魚をタモ入れしている瞬間を見れた。
こちらのシマアジは普通のコマセとやり方が変わらず、
- 指定の水深(ビシタナ)+仕掛け分落とす
- 仕掛けがな馴染むまで待つ
- 2~3回に分けてシャクり、ビシタナに付ける
- 時折誘いを入れてアタリを待つ
- アタらなければコマセを詰め替えもう一回
という手順になる。
今回ビシはステン缶で穴は3つ塞ぎ、コマセがポロポロと落ちるイメージにしてみた。
釣れているところを見てしまったのでやる気に満ち溢れている。
気合を入れてしゃくっていく。
2回流し換えたところで船中ファーストヒットが僕の所に。身内ばかりなので遠慮なく大騒ぎする。
イマイチ引きがショボく、下に叩く感じでもない。
上がってきたのはサバ。
いつも船上で写真撮らないの致命的だと思う |
サイズも大したことない。
それでも1匹目が上がると嬉しい。血抜きして潮氷(クーラーに海水と氷を入れ、キンキンに冷やした海水の事)に入れておく。
気持ちも新たにコマセ込み再開。
しかしこの後、大した盛り上がりも無いまま時が過ぎていく。
めちゃくちゃ嬉しい鱗付け
8時~9時
魚探を見ると、水深40mくらいで底から20mくらいまで反応ビッシリあってアツいのだが、反応の割に食ってこない。
他の人たちも良い魚は上がっていないようである。
船長が「いい反応はあるからジギングためしてみたらどう?」と言ってくれたので、コマセを中断してジギングを開始していく。
ファーストジグは《ジャッカル:バンブルズジグ セミロング 150g》
リンク
以前金州のファースト電ジギでサバを上げた縁起のいいジグである。
早速落として、着底取って、さあワンピッチジャーク…。と思ったがうまくいかない。
ロッドの持ち方が分からん。
何だろう、リールがデカいから指を置く位置が分からない。
ワインダーが無いリールは初めてだから指ワインド忘れるし、指ワインドやろうとすると持ち方が安定しない。
手元が安定しないからジャーキングも上手くいかない。
ロッドでシャクって、ただリールを巻くだけで連動していない。コマセのシャクリとやってる事が同じで格好悪いことこの上ない。
こうかな?こうかな?と試行錯誤していたらなんとガツンとヒット。底から10mくらい上げたところだと思われる。
もうテンパることこの上ない。
ロッドの持ち方が不安定だが落とすわけには絶対にいかない。なんせこないだ買って使用時間まだ10分である。
流石ジガーはパワーがあり、ゴリ巻きで危なげなく上がってきた。
「何だろう、叩かないからタイとかでは無いけど。」「ウマズラじゃない?」などと言いつつ上げてくると銀色の魚体が見えてくる。またサバか?
しかし頭が見えるとそこに特徴的な2本の黒い線。
「船長!カンパチ!タモ入れて!」
僕のテンションが一気に上がる。大騒ぎし過ぎて、真反対に座っていた人まで様子を見に来る始末である。
魚は無事にネットイン。
帰宅して計測すると
42cm |
850g |
下ろしたての道具の一投目で釣れたのはこれが初めてなんじゃないだろうか。
サイズは大したことなかったがこれは嬉しかった。
ポツポツ釣れるのだが…
9時~11時
その後もコマセをやったり、タイラバタックルで40gのメタルジグをしゃくったり(船長が貸してくれた)、ジギングやったりアレコレやってみるが芳しくない。
ジギングやってると底から5mくらいで抵抗が変わる感じがあるので、底潮がタルく上の方が動いている感じなのだろうか。
反応が消えるのもやたら早く、反応見つけて船を入れなおすともう居ない。といった具合である。
小細工も思わしくなく、ケイムラ加工液に漬けた付けエサはエサ取りにすらかじられない。
まぁ釣れなくはないのである。
船内を見るとイサキやメイチダイ、40cm近いジャンボイサキや同じくらいのメジナが居たり、外道ならベラやらエソやら色々釣れている。
どうも見ていると、釣れるときは同じ魚が船中でパタパタっと釣れ、またしばらく間が空いてパタパタっと釣れる、を繰り返している。
多分魚種問わず、小さい群れがクルクル回っていてそれに当たれば釣れる。当たらなければ釣れない。といった調子なんだと思う。
僕も
ジギングで小っちゃいミナミアカエソ(ジグより小さかった。即リリース。)
コマセでイサキ、アカササノハベラ、イラ等々釣れたが一番良かった魚はコレ
35cm |
1550g |
良い型のメイチダイ。
コイツもそうだったが、釣れるときはビシタナに合わせるとすぐにかかってくる。
このままコマセで粘るか、カワハギに行くか、船長や仲間と相談したが皆どっちでも良いとのことだったので、カワハギを試してみることにした。
人生初カワハギ
11時〜12時
実は11時半が納竿なのだが、釣果パッとしないので船長が残業してくれた。
しかし午後便もあるので12時が限界とのこと。
移動して、仕掛け作って、竿出して、30分一発勝負である。
僕はカワハギ初めてなのだが、仲間内でもやったことある人おらず、船長に教わりながらの釣りになった。
やり方としては
- 竿を煽ったり震わせたりして誘う
- そのまま着底させてアタリ待ち
- 食ったらわずか竿を下げて食い込ませ
- 合わせて釣り上げる
という手順らしい。
とにかく誘ってアタリを出さないと話にならないので色々誘ってみるのだが、まぁアタらない。今日なにやっても渋い。
仕掛けには針が3本ついているので3回チャンスがあるらしい。なるべく長く粘ってみる。
なんなら船長がやってもアタリが出ないのだが、上げて見たら一番下のエサが無くなっている。魚はいる。
渋いときは下のエサばかり無くなるとの事なのでセオリー通りではある。
やたらめったら誘ってたらビクンビクン!と良いアタリが出たのだがビックリアワセしてしまった。
当然掛かるわけなくフックアウト。これは悔しい。
ココの駆け引きがカワハギの醍醐味なんだな、もう一回挑戦したいと思ったけど、もう一度アタリが出る事も無く納竿の時間となってしまった。
船中アタリはその一回のみ。カワハギの釣果は無し。
メタルトップの甲斐あってか、タイラバロッドでもカワハギができる事が分かった。
結果
メイチダイとショゴの胃からイカが出てきた。
他の魚は空っぽだったので、時化で食べれてなかった様子。
メイチダイの内臓脂肪。メタボちゃん |
このジギングタックルで釣れたのが最大の収穫 |
釣果は程々ながら、とにかくジギングタックル下ろしたてで釣れたのが嬉しすぎて大満足である。
コマセでは使用した仕掛けは6組。
エサはコマセの中から拾ったものが調子が良く、逆にケイムラ加工したものはエサ取りにすら取られない有様だった。
気のせいかもしれないがイサキホロフラッシュのハリに良く食い付いてたと思う。
リンク
イサキ、メイチダイは脂の乗りも十分なので刺身が楽しみ。
全体の釣果としては
40cm近いイサキ・メジナ、イトフエフキ、ショゴ、メイチダイが良い魚。
外道としては小さいイサキ、イラ、ベラ、エソ
といったところだった。