僕みたいなキャッチ&イート派の釣り人は特に欲しくなる、大きめのまな板を用意した体験記。
自慢の逸品を見て行ってください。

長80cm以上のまな板


所有しているまな板

現在我が家には、魚を捌く用のまな板が2枚ある。

大きい方と
大きいまな板全景
大きいまな板全景
長さ約88cm
長さ約88cm
幅30cm
幅約30cm
小さい方
小さいまな板全景
小さいまな板全景
長さ約50cm
長さ約50cm
幅約30cm
幅約30cm
の2種類である。

樹種は『青森ヒバ』で、まな板の素材としては良い部類。
厚みは約3cmで、水を吸わせて使うとだいぶ重たくなるので捌いている最中にズレたりしない。

その日捌く一番大きい魚のサイズで使い分けているのだが、
  • 大:タチウオ、サワラ、ワラサ等
  • 小:マダイ、アマダイ、アジ、カマス等
という感じで使い分けている。

お気に入りの逸品である。


作ったきっかけ

最初は奥さんが使っていた普通のまな板で捌いていたのだが、
  • ちょっと魚が大きくなるとまな板からはみ出してキッチンを汚す
  • 料理に使うまな板を血や内臓で汚すと怒られる(洗っても簡単にキレイにならない)
  • シンクをまな板で跨いで、水を流しながら捌きたかった
という理由から大きいまな板を探し始めた。
目標はとにかく長さが80cm以上(シンクを跨げる長さ)である。

まずはAmazonで探したのだが、


良さそうなのは高い。
薄くすれば安くはなるが、そうすると今度はしなりや割れが気になってしまう。

しばらくネットを探し回ったが良い方法が無く、もう自作しかない、とホームセンターに訪れた時良い物を見つけた。


ホームセンターって凄いんです

静岡県と愛知県の一部に展開するホームセンターに『エンチョーグループ』というホームセンターのグループチェーンがある。

このグループはキャンプ用品店やインテリア雑貨店、工具専門店やペット店など手広くやっているが出自は材木店で、今でも大きい店舗に行くと木材のそろいが素晴らしく耳付きの板材なんかも扱っている。(僕が好きなのは富士店三島の店舗

耳付きの板材
こういう、外側が残っていて四角に製材されていない板を『耳付き』という
樹種も様々在庫があり、ヒノキやスギなどの身近な物からウォールナットなどの高級家具に使うものまで色々あって楽しい。

この板材の群れの中で『青森ヒバ』を見つけたのである。


加工もホームセンターにお任せ

まな板を探している過程で、『青森ヒバ』がまな板に向いている素材であることは調べていたのだが、この時身長より長い板が4千円くらいで売っていた。
耳を落として端っこの割れてるところを切り落としても80cmは余裕に取れる。

しかも、店舗には木材の厚さを調整できる自動一面かんな盤という機械も備え付けられている。この機械を備えているお店はなかなか無いのである。

店員さんに相談したところ、切断⇒かんな掛け⇒角を落とすためのサンディング(やすり掛け)すべてお任せでやってくれるとの事なので、

  • 幅30cmは欲しい。耳が多少残っても構わない
  • いずれ削りなおす可能性があるので、厚さは取れるだけ厚い方が良い
  • 端っこが割れてしまっているので、そこは余分に切って捨てて欲しい
  • 長さは85cm~90cmで節をよけて丁度良いところで切って欲しい
  • 余った部分も取れるだけ大きく取ってまな板にしてほしい
  • 万が一落としたりしたときの為に、角はとがっていないようにサンディングして欲しい。

とお願いしてやってもらうことにした。


完成

たしか注文して1週間くらいで作ってくれたと思う。

まな板二枚
色が違うのは濡れているだけで、同じ木材から取りました
サイズは上で書いた通り
大きい方:長88cm×幅30cm×厚3cm
小さい方:長50cm×幅30cm×厚3cm
となった。

最初に幅の加工、次に厚さの調整をして、節があった部分を除いたらこのサイズがちょど良くなったらしい。

短い方は完全におまけだったのだが、予想以上に立派な物が仕上がってきた。

加工賃は加工した回数で決まるのだが、1500円くらいだった。

材料費込みで約5500円。

特注サイズのまな板2枚の値段としては破格だと思う。


残念ながら値上がりしていた

最近お店に訪れることがあったので久々に木材を見てみたのだが、倍どころじゃない金額に跳ね上がっていた。
元が安すぎたのもあるし、コロナショックで木材が値上がりした影響もあるのだろう。

そのかわり加工済みのヒノキの板がまな板として売られていた。
多少高くなるが、これから欲しい人はそちらを買ってね。ということなのだろう。


お近くでも聞いてみては?

僕は静岡県中部に住んでいて、今回はローカルな店舗で加工をしてもらった話なので同じように出来る人は限られると思う。

だけど、日本各所に『●●製材所』『◆◆木工』『▲▲銘木』など、木材を加工できるお店は予想以上にいっぱいあり、個人客を歓迎してくれるところも多い。
大きいまな板を探している人はお近くのお店に何件か問い合わせてみてはいかがでしょうか?