2025年3月30日㈰

焼津港

岳栄丸

にて

焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ

道具立て


キャスティング1.5号


  • 17 ディアルーナBS S706M(シマノ)
  • 19 ストラディック 4000XG(シマノ)
  • ピットブル12(シマノ)
    1.5号 200m
  • オシア ナイロンキャスティングリーダー(シマノ)
    40lb 70cm
  • P-14ソリッドリング 4.0mm(カルディバ)

ジャーキング専用。~30gくらいまでのミノーの使用を想定。



キャスティング2号


  • 18 カレントライン キャスティズム 74ML(ゼニス)
  • 21 セルテートSW 5000XH(ダイワ)
  • シーガー PEX8(クレハ)
    2号 190m
  • オーシャンレコードショックリーダー(バリバス)
    60lb 70cm
  • P-14ソリッドリング 4.0mm(カルディバ)

サブタックル。というより第2メインタックル。

事実上ブレードジグ専用。


キャスティング3号


  • 10 スパイク イエローテール  SK812YT-L(天龍)
  • 21 ツインパワーSW 6000XG(シマノ)
  • UVFソルティガデュラセンサー X8 +Si²(ダイワ)
    3号 190m
  • オーシャンレコードショックリーダー(バリバス)
    60lb 70cm
  • P-14ソリッドリング 4.0mm(カルディバ)

ブリトップ用に買ったスパイクの試運転したくて持ち込んだ。

今回はヘビーシンキングミノー用。


タチウオ


  • 21 紅牙AIR N69XHB-MT(ダイワ)
  • 19 炎月CT 150PG(シマノ)
  • UVF 紅牙デュラセンサー×8+Si2(ダイワ)
    0.8号 300m
  • ショックリーダー ナイロン(バリバス)
    20lb 3m
  • スナップスイベル(メーカー等不明)
  • 強化チューブノット

サーベルテンヤ用にスナップスイベルを付けただけ。

ロスト率が非常に高いので強化チューブノット入れてみた。


使用ルアー

  • X80マグナム+1
  • ショアラインシャイナー バーディスR 125F
  • ダーティンZ 140S

  • バイトビーンズTG サワラSP 30g
  • イワシジグ 40g ブレードチューン

  • ボアー 170SS

  • サーベルテンヤ56g・75g各色



ロスト

無し



釣果

引き続き無し…。



状況


海況


焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ
タイドグラフBI』より

焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ
Windy』より

釣行時間:3時半〜10時(実釣は4時〜9時)
天候:曇 のち 晴 
水温:15.2℃(現地での測定 釣り開始時
     15.5℃県内沿岸水温等観測データMAP 小川
実釣エリア:焼津沖~久能沖
:南西⇒無風⇒西の強風
水色:やや緑気味の透明
焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ

前日午前中が雨だったにも関わらず、河口などの真水が入ってくるところでも大した濁りは無かった。ただ、河口で出来ていた潮目では沖側と河口側で水温が1℃ほど違った様子。
大きな潮目がいくつかあったので、それは雨の影響かも知れない。

未明の4時~6時位までは割とクラクラ揺れていた。
7時すぎから徐々に風が収まっていき8時過ぎには完全に凪。
焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ
まさに湖

跳ねも見やすく最高の状況だったが長続きせず、9時ごろから風が吹いてくるとすぐに荒れだし、30分もして爆風になるとバシャバシャと荒れてしまった。


暖かい日が続いていたが前日から寒が戻ってきてこの日も激寒。真冬装備でも寒かった。
焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ
まさかカイロをつかうことになるとは

風が止んだ8時頃には大分暖かかったが、上着脱ぐとすぐに寒くなっちゃうので油断ならない。


朝一のタチウオは魚探の反応薄く、わずかな痕跡を頼りに釣りをする展開。

ベイトの反応も薄かったみたいだが、ハクだかシラスだかのマイクロベイトが水面に浮いていて船の周りに集まってきていた。


サワラはベイトの反応良く、魚探で水面~15mほどまでビッシリ。目視でも5cmくらいの(多分)イワシを多く見かけた。

サワラ自体の跳ねも数回見られたので魚は居た模様。


乗船者は僕+2名+1名+1名の計5名。

1名は常連さん?1名はまだ2回目との事だったがキャスティングやロッドワークが上手な方。2名の方は東京湾でもサワラをやっているとの事で色々教えて頂いた。

僕の釣り座は右ミヨシ。


同船者・他船の状況

タチウオもサワラも激渋。


タチウオはジギングで1匹上がったのみ。それも小さめで3本無いくらいのサイズ。

サワラは1匹も上がらなかった。


タチウオは他にもやっている船も点々と見かけたがイマイチだったようで、特にジギングは渋く、釣果が餌釣りに偏っていた模様。

明け方5時半くらいに少しまとまって釣れたようだが、それもごく狭い範囲に船が集まっていての釣果だったので、魚自体が少ない印象。


サワラは専門で出船している遊漁船はいないようで他船無し。

引張漁っぽい船を1隻見かけただけだった。



レポート


出船まで

1時~3時半

3時集合だったので、1時起床⇒1時半出発で焼津港に向かう。途中コンビニ寄ったりしたけど3時前には余裕で到着した。

今回から家でコンタクト入れて行く事にしたので運転が若干不安だったのだが杞憂で全く問題なかった。しかもコンタクト入れるの、車内でやるより圧倒的に楽。次から家で入れて行こう。


先着の方と雑談しながら船長を待ち、釣り座を指定されて乗船のち出発。

予定時刻通りの出航となった。


タチウオ

4時~5時半


港を出て15分ほど走りタチウオのポイントへ。先行の船もチラホラ見えるが固まっている感じではない。

魚探を見ていても反応が薄い。薄いというか無いというか。


しばらく探してくれていたけど埒が明かないので、「とりあえず探りながらやってみましょう」ということになり釣り開始。

僕以外は皆さんジギング、僕はいつものサーベルテンヤ。


状況が分からないので56gのパープルグローというド定番を投入。

焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ
2世代前だけど釣れるときは釣れる

『水深30mに反応アリ』との事だったので、20m付近から

  1. 2m落として指で止める(クラッチ切りっぱなし)
  2. 1mほどシャクリ上げて誘い
  3. そのままおろしてしっかりステイ。3秒ほど待つ
  4. 反応無ければ最初から繰り返し

と下げながら40mくらいまで探って見るが不発。


それなら

  1. 1mほど大きく、ゆったりシャクリ上げる
  2. 下ろしたら3秒ほどビタ止め
  3. 反応が無ければ2mほど巻き上げる
  4. 最初から繰り返し

と上げのパターンも試してみるがコレもダメ。


無線からは「ルアーはダメだねー、餌でポツポツ。」とか不吉な言葉が聞こえてくる。

サーベルテンヤ、餌かルアーどちらかに釣果が偏っている時ってイマイチ釣れた記憶が無い。


56gでもヘンに流れないので、潮は安定しているか止まっているかのどちらかであろう。

そのままの重量でも良かったけどアピール強くしたかったので、チェンジの際に1サイズ大きい75gのフルグローに変更。

焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ


コレでやっているときに反対舷でジギングをやっていた方が船中初ヒット。

ピンクグロー・100gのジグで、30mくらいまで落としたところで一旦止め、また落とし直した瞬間に食って来たとのこと。

30m付近でフォールのリアクションバイトという、魚探にすら反応薄い本日では貴重な情報である。僕も30mを中心にネチネチと探る。


ネチネチと上げも下げも探っていたら一瞬の当たりの後についに餌を取られた。

50mくらいまで落としてから上げてきての30m付近。やっぱり30mがキモっぽい。


引き続きネチネチネチネチ続けるが結局後に続かず。

途中流し替えの時に数十分ほど群れ探索の時間が入ったので本当に魚が居ないのであろう。まさかタチウオでもクルージングすることになるとは…。


うっすら夜が明けてきたので実績のある赤金に変更した。

焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ

しかし、結果的にはアタリすら出せず。

船長の「それじゃあ、サワラ行きましょうか」のアナウンスで、ボウズ逃れのタチウオがボウズで終了となってしまった。


焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ
無情の夜明け

後から聞いたところによると、この明け方くらいにエサ釣りの人がパタパタっとまとまって釣れたらしい。結局ルアーは終日ダメだった模様。


サワラ

6時~9時


しばし航行の後船がスローダウンし、船長の「ここら辺から探していきましょう」というアナウンスが流れる。

風が強く水面が多少ざわついているが『探せなくは無いかな』という感じ。

探しながら東に向かっていく。


しばらく走ったのちに船がスピードアップ。船長が跳ねを見つけたらしい。

新調したディアルーナと、この船で実績が高い(のは普通の方だけど)X80マグナム+1の組み合わせでキャストスタートである。

焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ

このタックルはすごく良かった。

僕はオフショアキャスティングってカツオロッドから始めたので、リアグリップが短いボートシーバスロッドってイマイチ信用していなかったのだがとても取り回しが良いのである。

ロッドも軽いので疲労感も無いし、(シマノの割に)ロッドの張りも穏やかなので曲げ込みやすくて飛距離出しやすい。8千円で買ったクセに満足度高い。


その上、このルアーも飛距離が稼ぎやすくて良い。

空気抵抗が少ないのか18gの割に安定して飛距離が稼げる。

ジャークは軽く捌くだけで左右に跳んでくれるし、早巻きでもしっかり泳いでくれるのでアクションが破綻せずにずっと続いてくれる。


投げてて楽しいのだが楽しいだけである。釣れない。

焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ

曇空なのでケイムラマーカーでイタズラしてみるが効果なし。


焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ

はるか昔、サーフ用で買ったダーティンZを試してみるがコレもダメ。

因みにこのルアー、ブローウィンのパクリかと思って舐めていたら動きが全然違った。ブローウィンよりダートが大きくアピールガ強い気がする。動きが止まると頭から落ちていくのでそこもブローウィンと違う(ブローウィンは尻から落ちていく)。


ここら辺で大分凪いできて、一面5cmくらいのベイトに覆われる激熱状態。魚探にも上から15mくらいまでビッシリ反応が有る様子。

間違いなくブレードジグの出番だ、と思っていたら船長からのアナウンスも「ブレードとか良さそうです。」ってきたので自信をもってブレードジグにタックルチェンジ。

焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ

定番のバイトビーンズTGで表層早巻きで攻めてみる。

ベイトは目視で数えきれないほど確認できるし、単発ながらサワラの跳ねも確認できる。

しっかし喰わないのである。船中みんなで良い所にブレード入れても全然ダメ。


焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ

アピール強くしてみようと思ってシルエットの大きいイワシジグにチェンジするがコレも不発。


焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ

新しく買ったブリトップ用の竿を試運転したかったのでヘビーシンキングミノーに替えて高速ただ巻きするがコレもダメ。


焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ
これ以外にショアラインシャイナーも使いました

皆で似たようなことやってるからダメなのかと思い、一人だけミノーに戻したがコレもダメ。


焼津港 岳栄丸 駿河湾 サワラキャスティング サーベルテンヤ
重たくてジャークもキャストも大変だった…

半ばやけくそに17cmのミノーを使ってみるがコレもお話にならず。


どのルアーを使っているときもチャンスはあったのである。サワラは跳ねているし船長も届くところに船をつけてくれている。

ルアーも実績のあるものを投げているし、5人乗船していて皆諦めずにキャストをつづけていたのである。

でも食わない。

結局船中ノーヒットのまま時間だけが過ぎ、船が久能沖辺りで帰港の為転進し、それでも跳ねを探しながら帰っていたのだがいつのまにか爆風・大荒れ模様となってしまい、跳ねも見つけられず、尻切れトンボに釣行終了となってしまった。




結果

ボウズ



まとめ

タチウオはともかくサワラに出会えなかったのは本当に残念。魚の姿は見えていただけにダメージがデカい。

下船後の反省会で教わったことをまとめる。


ルアーを通すコース

魚が跳ねた時、その跳ねた場所に対してのアプローチの仕方が大事との事。

少し先を通す、直撃はさせない、当たらなければコースを変える等々…。


イージーに釣れるかどうかは人にはコントロールできないので、駄目な日でも1本をひねり出すための知識と技術が必要。

因みに、練習にはシイラキャスティングがおススメらしい。



反省


【〇】タックルバランスはOK

衝動買いしたディアルーナBSが予想以上に良かった。

リール4000番+PE1.5号も良い感じで、ミノーはこのタックルでOKっぽい。


少し重たいブレードジグやヘビーシンキングミノーはカツオロッドが良い仕事するのでこの2タックルで今後はよさそうである。


【△】ルアーセッティング

フックサイズを純正準拠に戻したので泳ぎはレスポンス良くなってるはず。


ただ、フックサイズ変更もルアー結束のイモムシノット化も、魚が釣れていないので耐久性は未知。来期の検証に持ち越し。


【△】イージーなタイミングで釣りに行く

技術があればシブいときに1つでもひねり出せるだろうし、それが楽しい!という意見も多いのだが、僕は食べたいから釣りたいので簡単に釣れる分には申し分ないのである。


仕事だ家庭だの都合でどうしても無理なのだけど、イージーなタイミングに行くのがやはり釣果を上げる一番の近道。行けるならどんどん行っちゃったほうが良い。

『簡単に釣れてつまらない』と言えるくらいまで釣ってみたいものである。


【×】キャスト練習がまだまだ必要

上記のとおりイージーな時に行けば申し分ないのだけど大体行けないのである。

なので1本をひねり出すための

  • コース選定の知識
  • それを可能にする飛距離
  • それを可能にする精度

が必要になってくる。

ジギングとかタイラバと違って、キャスティングはショアでも練習できるので練習あるのみ。


【×】サーベルカブラ試せばよかった

ジグが駄目で餌釣りばかり釣れていたという事は、アクションは付けずにデッドスローのただ巻きが効果的だったんじゃないかと思う。それこそサーベルカブラの得意分野。

道具は持っていたので、サーベルテンヤばかりではなくカブラも試してみればよかった。



勝敗

×

最近どの釣りも技術・練習不足が浮き彫りになってションボリしている。どの釣りも半端にやっている弊害。半端なことやってる自分が悪いのだけれども。

サワラ食べたかった…。



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