【釣行】田子の浦沖 アマダイ五目
2023年11月25日㈯
田子の浦港には5時前くらいに到着したのだが、駐車場のトラブルで若干ゴタついて船に着いたのは5時半ギリギリだった。
これは何の反応も無くいきなり切られた。
アレコレやってみたがどれもダメ。
会社のレクリエーション本番。
本日の目標はみんなに楽しんでもらうこと。
道具立て
- 21 紅牙AIR N69XHB-MT(ダイワ)
- 19 炎月CT 150PG(シマノ)+ライン0.8号+ナイロンリーダー5号2ヒロ
そして多分今シーズン最後のタイラバ。
それ以外にゲスト用の電動タックル2セット、予備の電動タックル1セットを持って行った。
使用ルアー・仕掛け
- ナスオモリスイッチ(自作) 20号(75g)~30号(112.5g)
- ビンビンスイッチTG 60g~100g
- ビンビンスイッチ鉛 100g
- ビンビン玉TGNEO 80g
- TGベイト 120g
ジギングサビキ1本。
それ以外にもゲストが自作仕掛けを使用。
ロスト
- ビンビンスイッチTG100g
アシストフックに付けたビーズから切られて芋づる式に落ちた様子。
多分フグ。
仕掛けは自作の仕掛けをゲストが3枚使用。
切られたりではなくマツって交換していたようだった。
釣果
タイラバでカマス |
ジグサビキでアジ |
カマスが釣れた時はナブラが立っていたので群れが一瞬入ったのかもしれない。
当日の状況
海況
釣行時間:5時半〜11時半(実釣は6時〜11時)
前日は冬型の気圧配置で遊漁船は軒並み出船停止だった。
その風とウネリが残るかと思ったが思ったより状況は悪くなく、全体を通してみれば釣り日和だったと思う。
とても寒くなる予報だったがそれほど寒くならなかった。
風は冷たかったので、冬の服装だけど帽子やネックウォーマーが要らないくらいのイメージ。
潮流は良く、最後の1時間以外はずっと流れていた。
ベイトは底~20mくらいのところまでで定期的に反応アリ。多分20cm未満のアジ。
時折60cm以上の大物の反応も出ていた。ワラサかサメか?
一瞬ナブラが立ったがそのタイミングでカマスが釣れたので多分カマスのナブラ。
釣行日の前々日くらいから、近くの倉沢沖定置網にサバフグが大量に入るようになっていた。
上記の通りウネリは弱く、いつも船酔いするメンバーも平気だったくらい凪は良かった。
乗船者はグループ9名。
初心者2名で、後はみんな経験者。
同船者の状況
僕以外の8人はエサ釣りだったがボチボチ好調。
アマダイは各色合わせて20本くらい、そのうち1.5kgクラスのアマダイ3本(うち1本はシロアマダイ)、1kg無いくらいのマハタ、イトヨリ、アジ、カイワリ、小さいアカムツ、小さいクロムツといったところが釣れていた。
釣果が偏っており、釣れる人が多く釣り、釣れない人はアジしか釣れない、といった具合だった。
当日の様子
出港まで
4時半~6時
今回は港が近いので起きるのも遅い。のんびり起きて4時半に出発。
相当寒いのを覚悟したが
それほど寒くない |
みんなの協力のおかげで時間前には全員無事に集合。
初めての船なのでシステムとかよく分らんのだけど、乗り込んであらかじめ決めておいた釣り座についてもらい準備してもらう。
ゲストを見つつ全員の様子を伺って、船長と軽い打ち合わせをして...、などとやっていたら自分の準備まで手が回らなかった。
そうこうしているうちに出港する時間になった。
釣りレポート
僕一人でタイラバだったのだが全くいいところが無かった。
フグ対策のナスオモリヘッドにタコベイト |
定番のスイッチTGにオレンジネクタイ |
白ネクタイに変更 |
TG100gと赤ネクタイに変更 |
多分ヘッドとキャップの間にあるビーズ狙いのフグにやられてしまっている。
フグにビビッてナスオモリ |
ベイトの反応多かったのでTGベイト120g使ってみたり |
ビンビン玉とゼブラでマイクロベイト気分 |
ダメだったのでワームちょんがけ |
派手なタコカーリーにしてみたり |
3本フックに地味な色 |
バイトマーカーを付けてみたり |
白ネクタイの時にカマスが釣れたがそれも続かず。
アジの反応が濃いときにジギングサビキを付けてみたが
1匹釣れただけで、その後はどれだけタナを通しても全く反応が無かった。数回ショートバイトがあったが全く乗らず。
そのショートバイトも単発で追い食いせず。
反応がどれかのタイラバに偏ったわけでもなかったので傾向も掴めず。
打つ手なしの完封試合を食らってしまった。
胃の中は空っぽ。
海の中の推察
他の8名はみなエサ釣りだったのだが、アタリが明確に偏ってしまっていた。
傾向としては
- 餌はオキアミが良い
- ケイムラ加工のオキアミはやや不調
- 仕掛けは2mの物が良い
- 釣れているのは一番下の針が多い
- 右舷、左舷の差は無し
- 舳と艫(船の前と後)の差も無し
- ベテランが船中トップだったが2番手は初心者
- 派手な誘いは逆効果ぎみ
- 置き竿が釣れている訳でもない
また、上がった大型シロアマダイの口からはシラスや極小シャコなどのマイクロベイトが出ていた。
今回絶好調のオキアミ。身持ちもいい |
おススメだったが絶不調だったホタルイカ |
このことから
潮が仕掛けを浮かせ気味:3m仕掛けは浮いてしまい多分タナを外してしまっている
魚の動きは活発ではない:タイラバや3m仕掛けを追うほど活発では無さそう
マイクロベイト偏食気味:吐いていたし、タイラバやホタルイカに反応しなかったから
だったのではないかと推察している。
船の様子
今回初めてお世話になった第五裕丸さんなのだが、設備が整っており船体も綺麗で大変釣りがしやすい遊漁船だった。
こちらのページに詳しく載っているのだが、紹介されている設備もさることながら、道具や船上が整理整頓されており非常に快適に釣りをすることができた。
(12人乗りを9人で広く使っていた、という理由はあるにせよ。)
マイクアナウンスも聞き取りやすく、船釣り初心者を連れて行くにもお勧めできそう。
『探検丸スマート』がめっちゃ面白い
今回の釣果に直結しなかったのだが、シマノの『Tankenmaru SMART』というアプリが便利で面白かった。
船に付いている魚群探知機親機からWi-Fiでデータを共有し、自分のスマホに魚群探知機と同じ画面を映せる、というアプリなのだが
水深や海底地形だけでなく、魚の有無や大きさ、反応を画面と音で教えてくれるのである。
特に魚を教えてくれる機能は楽しくて、『今底の反応が厚いからジックリ狙おう』とか『大きい反応があるからジグに変えてみよう』とか『余りにも大きすぎる反応があってサメかも知れないから回収しちゃおう』とか考えながらできるのが良かった。
欠点としては
- スマホ出しっぱなしにするので防水スマホじゃないと怖い
- ずっとWi-Fiと画面が起動し続けるので電池が爆速で減る
- 魚がいるとピーピーうるさい
- ラグがあるのか水深とか誤差がある(最大10m程誤差が出た)
- そもそも遊漁船側が対応していないと使えない
等が考えられるだろうか。
使える条件は限られるし今回も釣果にはまるで結びつかなかったのだが、単純に魚探見ながら釣りするの面白いので使えるときは使っていきたい。
無料で使えるしお勧めです。
対応船宿一覧(シマノHP)はこちら
結果
自力で釣ったのはカマスとアジだけだったのだが、気が付いたら誰かがリリースしてしまっていた。
だがしかし、幹事頑張ったご褒美に
特大シロアマダイ頂いてしまった。
市場でkgあたり2万円を付ける、正真正銘高級魚である。
ありがてぇやら恐れ多いやら…。
46cm |
船上では1.5kg越えていたがちょっとダイエット |