2023年10月27日㈮・28日㈯
由比港・倉沢港・三保サーフにて

エギング初めての親父とエギングツアー。
僕もエギング初心者みたいなもんですが…。

由比 倉沢 エギング エギ王K


アオリイカに憧れて

昔親父が千葉で食べたのが思い出深かったらしい。何回か思い出話を聞いた。

で、父の日に合わせて数年越しでエギングタックルを贈ったのである。ショアの釣りなんにでも使えるし。
『自分でなんとかせい』という思いを込めて。

しかし思い通じず、お誘いが掛かって二人で行くことになった。
教えれるほど僕もエギングは出来ないのだけど。アオリイカも片手で数えるくらいしか釣ってない。

付け焼刃でもなんとか釣らせたいので、1日目の下見と2日目の本チャン、二日連続で行って来た。


【釣行】道具立て

  • 19 ブリゲイドフリップ  BGF852S-M(天龍)
  • 20 ヴァンフォード 2500SHG(シマノ)+ライン0.6号+リーダーフロロ2号1m
リーダーの長さも太さも適当。迷走中。


【釣行】使用ルアー

エギ
  • エギ王K 3.5号 
  • エギ王サーチ 3.5号
  • EZ-Qマグキャスト 3.5号
メタルジグ・プラグ等
  • ビーバイブ キャシーマージ― 20g
  • ジグパラ 20g
  • ジャックアイ 太刀スピン 30g
  • スローブラットキャスト スリム  15g
  • シャロ―アサシン フラッシュブースト 99F 


【釣行】ロスト

  • エギ王サーチ 3.5号
  • EZ-Qマグキャスト 3.5号
  • ジグパラ20g
  • スローブラットキャスト スリム  15g

スローブラットの15gは廃盤のはず。
せっかく使い方が分かった矢先に惜しいことをした。


【釣行】釣果

ニベ1
由比港 ショアジギング ニベ
ニベだと思う。30cm超くらい
由比港 ショアジギング ニベ
10月27日㈯深夜

Data:気象庁 Created with 魚速タックルDB



【釣行】状況


由比港 海況

由比港 海況

由比港 海況

【1日目】由比港
釣行時間:21時半~24時半
天候:晴時々曇。遠雷
水温:21.6℃(由比港)
:北からの強風
水色:透明

時々雲で陰ったが概ね明るい満月。
遠くで雷が光っていたが問題にはならなかった。

港内ということもあり荒れていなかった。

とにかく風が強く、横から当たってくる形だったのでやりづらかった。

岸壁際に小魚が多少見られた。
姿は見なかったが、タチウオとカマスの釣果が聞かれたので群れが入っていたのだと思う。

電気ウキ仕掛けにキビナゴやドジョウを付けてタチウオやカマスを釣っていた方が多かった。
エギングの釣果は無いようだった。

【2日目】倉沢港・三保サーフ(飛行場前)
釣行時間:21時~25時半
天候:晴
水温:21.2℃(倉沢港)
:北からの強風。港内は無風
水色:透明

引き続き明るい満足。
25時くらいにやはり遠雷が見えた。

倉沢港内も三保サーフも風の割には荒れていなかった。

倉沢港内はほとんど無風だった。
三保サーフは向かい風になるポジションで非常に釣りづらかった。

倉沢港では、堤防の先端でアオリイカ二杯の釣果があったらしい。
三保サーフでは釣人が多かったので不明。

倉沢港内は満杯の人の数。
三保サーフは、条件の悪さの為かほとんど人が居なかった。


【釣行】様子


1日目、下見

なるべく近くに行きたいので、とりあえず由比港の様子を見に行く。
実は釣りに行くの初めてである。
由比港
とりあえず竿を持たずに赤い線で見て回る。

電気ウキの数が尋常じゃない。船の間の入れるところには大体人が入っていてみんな浮き釣りを楽しんでいる。
歩きながら聞いていくと、指2本サイズのタチウオとカマスがボチボチ釣れている様子。
キビナゴにカマスが食いついているということなので活性は高そう。

先端まで来るとエギンガーが数名。
入れる場所もありそうである。
由比港 エギング
車に取って返し道具を持ってき、釣り開始。

月が明るいのでフラッシュブーストから試してみる。
由比港 エギング セフィアクリンチ フラッシュブースト

定番エギ王K。
由比港 エギング エギ王K

色チェンジ。
由比港 エギング エギ王K
風が強すぎてやりづらい。
糸がフケ過ぎて着底も良く分からんのである。

アオリイカの釣果が見れないのでタチウオに浮気してみる。
由比港 タチウオ シャロ―アサシン
プラグ投げてみたり、

由比港 タチウオ キャシーマージ―
バイブ投げてみたり、

由比港 タチウオ ジグパラ
メタルジグ投げてみたり。

ここまで2時間くらい粘ったが一切反応無し。
挙句このジグパラも根掛かりでロストしてしまった。

いい加減寒いし嫌になったので撤収しようと思い駐車場まで戻ると、先ほどまで空いていなかった船の間が丁度空いている。
往生際悪く投げてみる。
由比港 ショアジギング

投げるジグは
由比港 ショアジギング パームス スローブラッドキャストスリム

コレの15g。絶版になってるっぽい。

普通の早巻きを試すが動きが悪いのが見える。
いつもサーフでやってるからルアーの動きってマジマジと見たことないけど、港だとしっかり見えて面白い。
このルアーはフォールに特化していて3秒くらいフォールさせると動きが良いようなので、着底⇒大きくジャーク⇒3秒フォールを繰り返して探っていく。

ルアー動かすのが楽しくなって15分くらいやっていたらいきなりヒット。
反射的に合わせを入れる。

エギング仕様でドラグ緩めだったので全然寄ってこない。少し締めるがそれでもまだドラグが出ていく。
ショアでこんなに気持ちいいアタリは久しぶりである。

5分かけて寄せる。
最後船の下に入り込まれて焦ったが、リーダーをつかんで無事抜き上げに成功した。

正体はコイツ。
由比港 ショアジギング ニベ
30cm以上ある(多分)ニベである。
すぐにリリースしたのだけど、ボチボチ大きい獲物なのだから持って帰ればよかった。

まだ仲間が居るかと思い同じジグを同じ場所に投げる。
が、沖の方で着底と同時に根がかりしリーダーごとルアーロスト。

1匹釣れて満足したし、リーダー結び直すのも面倒くさかったので1日目の下見はこれで終了とした。


2日目、親父連れ

21時~23時

さあこっちが本番である。
自分は釣れなくてもいい。小さくていいから本命持って帰ってほしい。

自宅に来てもらいひとしきり孫と遊んでもらってから出発。
最初に由比港を訪れる。

…前日にもまして人の数が凄い。船の隙間もビッチリである。あれ、係留ロープとか大丈夫なんだろうか。
堤防先端まで歩いたがとても入れる隙間が無い。
風も横風で条件良くないし。

由比港は諦めて倉沢港に転進。
エギンガーと浮き釣りの方々でこちらも混んでいたが、堤防脇のサーフは丸空きだった。
倉沢港 エギング

親父と相談してそちらで竿を出すことにする。

まず親父の準備を済ませ、簡単な説明をした後投やっててもらう。自前の3号エギをチョイスしていた。
釣り経験あるのでキャスティングに不安は無いのだが、暗くて着水地点が分からないらしい。とりあえず頑張っててもらって自分の準備を済ます。
倉沢港 エギング エギ王K

倉沢港 エギング EZ-Qマグキャスト
コイツは根がかりロストしてしまった
倉沢港 エギング エギ王K
ここら辺を付け替えながらやってみるがまるっきり反応無し。
底から中層まで探って見るが状況変わらず。難しいのである。

合間合間にエギンガーがやってくるが同じように反応無さそう。
話を聞いたら「堤防先端で2杯上がっているのを見た」との事なので居るのだろう。

親父は相変わらずキャスティングで苦戦していたので0.8号のナスオモリをスナップに付けてもらう。
多少はやりやすくなったようだが相変わらず着底が良く分からないらしい。
しばらく待ってズル引きしてもらい、「こうやってゴツゴツ感じたら着底している」と説明するがイマイチ分かりづらい模様。
まあ僕もエギングの着底判断ってなかなか分からなかったので気持ちは分かる。
説明って難しい。

余りにも無い感じ過ぎるのと、親父がスマホを僕の家に忘れたというので一旦倉沢港を撤退。スマホ取りに帰宅した。

2日目、再出発は三保

23時半~25時半

帰宅してスマホ確保。
まだ時間は大丈夫だというので再出撃することにする。

この時点で23時半くらい。
由比港が空いていないかとも思ったが、この日の昼間かめやのイベントでお会いしたMarine Sweeperさんに色々教わったので三保サーフに行ってみることにした。

1時間くらいかけて三保サーフに到着。
飛行場前の駐車場が工事中で入れない雰囲気だったので駐車場を探して多少さまよう。

少し離れた小さい駐車場に駐車。
ココは結構海から離れてしまっていて
三保サーフ エギング 飛行場前
藪漕ぎし、滑走路脇を通り、飛行場前駐車場の道までたどり着いてようやくサーフインできた。
親父は渓流をやるので文句は言わなかったが還暦すぎた、しかもほぼ初心者の人間を連れて歩くルートじゃないなコレ。

それでもなんとか目的地に到着したので釣り開始である。
向かい風になってしまい投げづらいやら、ラインメンディングが難しいやら非常に状況が悪い。
風の割に海が荒れていないのが唯一の救いである。

親父はエギを大きくしたりオモリを付けたり工夫している。
とりあえず自分でやっていてもらうことにする。

僕は回遊してくる活性高めの個体を狙うために目立つエギを選択。
三保サーフ 飛行場前 エギング エギ王ライブサーチ
相変わらず月が明るいので、シルエット強めの赤テープで勝負。

これも反応が無いのだが、親父が根がかりロストしてしまったので一旦自分のタックルを渡して親父タックルのリーダーを結び直す。
とかやってたらこのライブサーチも根がかりロストしてしまった。

引き続きリーダーの結び直し同じエギを付ける。
風は強まるばかりで着底感の把握がますます難しくなるので僕もオモリを追加してみた。
三保サーフ 飛行場前 エギング エギ王ライブサーチ
この状態でランガンし広く探るが反応無し。

ある程度親父から離れたところで疲れてしまい心が折れた。
戻りながらタチウオに浮気する。
三保サーフ 飛行場前 ショアジギング ジャックアイ太刀スピン
この三保サーフで拾った太刀スピン
が、そんな適当な釣りで何かが釣れるわけも無く、親父と合流。
親父も疲れていたのでこれで終了とした。

帰りは飛行場前の駐車場経由で道路に出ることで藪漕ぎ回避できました。


【反省】


【〇】止水域でのルアーの試運転は大事

スローブラッドキャストを堤防で使ったときに非常に特性が分かりやすく、特性を引き出している感覚が強かった。
実際それで釣れたのでルアーの特性を引き出すのが大切なのが良く分かった。
サーフではルアーの動きを目で見ることができなくて余り意識したことが無かったけど、新しいルアーを手に入れたら一回試運転すると釣果良くなりそう。
まぁ当たり前の事やってなかったって話なんですけれども。

【×】誰かと行くときは下見が大事

飛行場前の駐車場が使えなかったのが大変だった。
自分一人なら藪漕ぎを頑張るでもそのポイントを諦めるでも自由なのだけど、誰かと一緒だとそういうフットワークもききづらい。
昼間に一回見に行けばよかった。

【×】エギング初心者のナイトは無謀

僕も身に覚えがあるのだけど、ナイトだと着水地点からラインの状態まで見えなくて『何やっているのか分からない』状態に陥りやすい。
釣れる確率が低くても昼間から夕マヅメにかけて行った方が良かった。

【×】多少遠くても沼津まで行けばよかった

イカの濃さもエリア数も沼津の方が豊富なので、近場で済ませず木負や足保まで遠征すればよかった。
人の多さでポイントを諦めても、有望な場所が多いんじゃないかと思う。


【勝敗】

×

ショアから魚釣れたのは良かったけど、親父をただの苦行に付き合わせただけになってしまったのは心残り。
本人が「久しぶりの夜遊びで楽しかったよ」と言ってくれたのが救いっちゃ救いだった。