2022年7月2日㈯
清水港 MARSⅡにて

釣果 サバ・アジ・ソウダガツオ

道具立て


サーベルテンヤ・タイラバ・タイラバサビキ

  • 21 紅牙AIR N69XHB-MT(ダイワ)
  • 19 炎月CT 150PG(シマノ)+ライン0.8号+リーダー4号

キャスティング

  • 05 SSD オフショアキャスト 70M(テイルウォーク)
  • 21 ツインパワーSW  6000XG(シマノ)


釣果

  • タイサビキ:アジ、サバ、ソウダガツオ


当日の状況


20220702の海況

釣行時間:2時~9時
天候:晴れ

2日くらい前から一気に水温が上がり25度を超えたらしい。タチウオ不調の原因との事。
潮の色は透明度高く、均一で青かった。


釣行の様子


出発

集合時間はAM1時過ぎ。0時前には起きて出発する。

折戸係留所には30分前には到着。他の船のお客さんはおらず、同船の方が談笑していた。

集合時間ギリギリに親父たちも到着、奥さんに酔い止めリストバンドを渡す。聞いたら2時間位しか寝れてないらしい。船酔いが心配である。

船に乗り込み、レンタルタックルを受け取って出港した。


サーベルテンヤから

昨日行った近場は壊滅だったようで、安倍川沖まで走るとの事。45分くらい走ってポイントに到着する。その間に親父と雑談しつつ釣り方の説明と準備を済ます。

周りには6~7隻ほど船がいる。皆タチウオ狙いであろう。2時過ぎに釣り開始。

「水深は60m、ベイトの反応は10m~30mにあります。」との事だがタチウオはどこにいるか分からない。56gヘッドに4点フックを付けて、45m付近から1mシャクリ&1秒ステイで探っていく。

が、とにかく反応が無い。餌をしゃぶられたり取られたりといったこともなく、本当に無の時間が過ぎていく。船長も「3時半くらいまでは釣れないと思う」と言う。
同船者はジギングと餌釣りだがそちらでも反応が無い。非常につらい。眠い。

アタリが無いことには話にならないのでケミホタルを付けたり、ヘッドの色や重さを変えてみるがやはり何もない。

見かねてか船を流しなおす。4時前くらいになってタチウオの反応が出始めたようで、「水深40mに反応があります。」とアナウンス。

全然当たらないので底まで落として35mまで上げてくる作戦に変更。同船者はホウボウとか釣っていたから同じように底まで落としていたのだろうか。

1ピッチ1ステイを繰り返していると38mの所でフッと軽くなる。ヘッドを切られたのである。
損失だが、タチウオの活性が上がってきた証拠だから急いで入れなおす。

入れなおした直後くらいに背面のジギンガーがヒット。3本くらいのタチウオを上げる。
こいつがどう走ったかわからないが、そいつの体に僕のラインを絡ませて上がってきた。

オマツリで申し訳ないことだが、その方アシストフックを切ってまでほどいてくれた。感謝を伝えつつ巻いてくるとリーダーが無い。タチウオが切ったようである。
2個目のヘッドは使用10秒で藻屑と消えた。
泣きそうである。

結局僕たちのグループは1匹もタチウオを釣ることなく終了となった。
船長曰く「安倍川沖タチウオとして過去最悪」との事だった。


タイラバサビキへ

そのまま少し走り鳥が騒いでいるポイントへ。ここが凄かった。
シラスナブラがバチャバチャ、水面下は小イワシ乱舞、それを追ってペンペンが大騒ぎと、典型的な夏の海の様相を呈していた。

とりあえず親父たちに80gのヘッドと適当なネクタイを付けてタイラバの練習。着底→巻取ができるまでやっててもらう。
と、船長が「タイラバサビキ持ってきてない?」とのこと。事前にも言われていたのでばっちり持っている。親父たちの練習が終わったところで取り付ける。


効果はバツグンで、入れた矢先にソウダガツオがすぐ食いついてきた。
親父に至っては70cmオーバーのシイラも上げてくる。このシイラはサビキの方では無く、タイラバにチャートのネクタイを付けたものに食ってきていた。

シイラを掛けたタイラバフック 紅牙ユニット

タイラバロッドで、フックもこんな曲げられて良く獲ったものである。ほんとに初心者なのだろうか親父。

一方奥さんの方は今一奮わない。船長から「サビキがあってないのかもしれないよ。」とアドバイス。手前マツリを警戒して短い物を付けたのが裏目に出たか。
早速ジャッカルのタイラバサビキに交換する。


このサビキが大爆発で、サバは釣る、ソウダガツオは釣る、ペンペンは入れ食いと凄かった。やはり仕掛け選びは大切である。

親父もその間コンスタントに釣っているので自分の釣りをする暇がない。奥さんに至っては船長にお任せしっぱなしである。この船で本当に良かった。

それでも合間合間にアジ、サバ、ソウダガツオを自分で確保。どれも40cm近く、お土産としては立派である。

マメに流しなおしてくれていたがこの楽しい時間も1時間程度で終わってしまった。その後はポツポツ拾い釣りとなった。


ラスト1時間はタイラバ

サビキでもほぼ反応がなくなった頃合いで大きく移動。大谷沖まで行くと言う。
間に船長が鳥山探してくれていたがうつらうつらと寝てしまった。手伝わなくてごめんなさい。

結果的に鳥山もなく大谷沖に到着、ドテラでタイラバを開始する。水深は40m前後と浅い。
奥さんは戦線離脱。船酔いではなく、単純に疲れただけのよう。

セオリー通りにオレンジの幅広カーリー&100gヘッドから開始。が、反応なし。
潮が無さ過ぎてドテラなのにバーチカルに落ちていく。ヘッドが重すぎるのだが、丁度使いたいところは親父に貸してしまっている。

先日用意した鉛式ビンビンスイッチも投入したがいかんせん120gは重過ぎる。何なら底に刺さってる感触が分かる。落ちるのは早いので激流の時は使いやすいかもしれないが、今ではない。

45gのヘッドを使ってみるがタックルとバランスが取れてない。ラインが太くて落ちが悪く、気持ちよく使えないのである。

そうこうしてるうちに同船者が2~3kgくらいのタイを上げた。見るとビンビンスイッチTGに蛍光グリーンのカーリーが付いている。負けじと蛍光グリーンのストレートに80gの鉛ヘッドに交換する。


釣った方を見ていると巻き速度もごくゆっくりである。あれはカーリーだからできる技だな、僕のストレートネクタイだとほとんど動かないと思う。

案の定反応が無い。60gのタングステンヘッドに交換して投入。
ここで着底と同時にコツコツとバイト。本日のタイラバ初である。しかし一瞬かかったと思ったところですぐにバレ。やたら悔しい。
この後同船者がイトヨリを上げていたので多分イトヨリだったと思う。

この間も親父はペンペンやトラフグを上げていた。ネクタイの交換もなく地道にやってくれていたけど、こちらに釣りをさせるために遠慮してくれていたのかもしれない。もうちょっと気を使わないと駄目だったな。

結局スイッチでアオハタも上げていたのを見ただけで自分は釣れず、9時前にタイムアップとなって納竿した。


結果

魚3匹に対してルアーロスト2個はどう考えても赤字である。
親父たちが楽しんでくれたのが幸いか。親父たちは釣果も良かった。

親父たちの釣果 シイラ・サバ他


目論見通り船代を出してくれたので案内した甲斐もあったというものだが、自分の腕と準備に悔いの残る、消化不良な釣行となってしまった。

アジのベイト
分かりづらい写真だが小イワシの破片
ちなみにアジの胃の中は5cm無いくらいのイワシだった。他の魚も同様。


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