【釣行】金州 ジギングとか
道具立て
ジギング2号
- 21 スローバンプSSD 634/FSL(テイルウォーク)
- 17 オシアジガー 2000NRPG(シマノ)
- Xブレイド スーパージグマンX8(Y.G.K)
2号 300m - オシア ナイロンキャスティングリーダー(シマノ)
40lb 6m - ソリッドリング 内径6.0mm 220lb(オーナー)
イモムシノット
初期ドラグ値 4kg
フッキングが決まらなかったのはフルソリッドの弱点か。
ジギング3号
- 22 マスターブレイド 59HG(レスターファイン)
- 19 オシアジガー Fカスタム 2000NRHG(シマノ)
- UVF ソルティガデュラセンサーX8+si2(ダイワ)
3号 400m - オーシャンレコードショックリーダー(バリバス)
60lb 6m - ソリッドリング 内径6.0mm 220lb(オーナー)
イモムシノット
初期ドラグ値 5kg
タイラバ
- 20 サクラマスジグ SSD C650(テイルウォーク)
- 24 オシアコンクエストCT 300MG(シマノ)
- オシアジガー MX4(シマノ)
1.2号 600m - オシア ナイロンキャスティングリーダー(シマノ)
40lb 6m
ロッドもリールも今回がデビュー戦。
デビュー戦で鱗付け成功するのなかなかできないから嬉しい。
使用ルアー・仕掛け
いずれも太字は釣果のあったジグ・仕掛け
ジギング
- バンブルズジグ セミロング:200g
- 2ウェイスパイキーリボーン ラウンド:300g
+ツインアシスト幻 1/0 - 2ウェイスパイキーリボーン セミロング:255g
- TGベイト:150g、180g
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TGベイトのフックが定かでない…。多分TGベイト用のダイワのフック。
タイラバ
- ビンビンスイッチ:120g、150g
+市販品フック+紅牙 中井チューンSTRスリム ケイムラゼブラオレンジ
+自作フック+ジャッカル マスターカーリーストロング バロットチャート
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こちらもフックが定かではない。多分スイッチに付いてきたやつだと思うんだけど…。
バチコン
- 自作仕掛け+10cmストレート天秤+60号オモリ
自作仕掛けは
マダイ針:10号
ハリス:4号1.2m
ハリス:4号1.2m
で縛った物。
天秤とオモリは船長からお借りした。
サビキ
- ライトタックル落とし込み 針:7号
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複数個持ち込んだが、1つで2時間くらいもった。
ロスト
無し。しいて言えば仕掛け。
釣果
- ムロアジ:7
- ヒメダイ:4
- サバ:3
- アヤメカサゴ:3
- ヒレナガカンパチ:1
- スマガツオ:1
- ソウダガツオ:1
- サクラダイ:1
- アカイサキ:1
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イシグロでキレイに並べてもらった |
僕が並べると残念になる |
状況
海況
その前日も海の様子がガラッと変わってしまっており、ベイトの反応や鳥山が消えて潮も緩い、と良くない雰囲気になってしまっていた。
乗船者は僕+1人+1人+4人。
凪は終日非常に良く金州とは思えないくらい。風は終日吹いていたが一日を通して荒れる事は無かった。
夏用の半袖&短パン+シェルジャケットで丁度良かった。
潮は最高で0.5ノット程。船があまり流れなかった。
ジグやタイラバが素直に落ちて行ったので二枚潮などでは無く、素直な潮だった。
ベイトの反応は時折出ていたがイマイチ。水面にシラスが見えたりもしたが本当に一瞬。
魚探の反応はボチボチ。一日のうち3分の2くらいは何らかの反応が有ったし、一面真っ赤になることも数回あった。魚自体は多かったと思う。
サメ被害1回有。5kgくらいありそうなハタが頭だけになってしまっていた。
黒潮は離れてしまっている。
![]() |
【海上保安庁 海洋速報&海流推測図】より |
4人グループは初心者の方もいたのか?基本的にみんな経験者。
僕の釣り座は右トモ。
同船者の状況
終日ポツポツと誰かが釣れていてとても良い状況だったと思う。
ジギングでヒメダイ・ヒレナガカンパチ、タイラバでアヤメカサゴ・アカヤガラ、バチコンでヒメダイ・サバ・ムロアジ等々。
結局サメに取られてしまったハタはTGベイト180gのシルバーゼブラだった。
また、ジギングでカンパチを沢山釣っていた方はジグパラバーチカルロングスロー300gのゴールドが好調だったと話してくれた。
リンク
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他船の状況
一時すぐ隣でコマセ&ジギングをやっていた輝風丸は
- エサ(コマセ)
シマアジ、ウメイロ、イサキ、ヒメダイ、オナガダイ、ハチビキ、サバ、メイチダイ、ムロアジ、キツネダイ、アカイサキ、メジナ、メダイ、ホウセキハタ、まさかヒラマサ - ジギング
メダイ、ハチビキ、サバ、カンパチ、イヤゴハタ、ヒラマサ
と釣果報告を上げていた。隣で見ていても魚を上げているシーンをよく見かけた。
隣あってやっているこの時間は、コチラの船には当たらないのに輝風丸のジギングに良く当たっていた。
反面コマセ釣りにはイマイチ当たっていない様子だったので、コマセに釣られた魚がジグに食っていたんじゃないかと思われる。
海域には10隻くらいの遊漁船が居たと思う。
釣果は
- コマセ
アカイサキ、イサキ、イラ、ウメイロ、オナガ、カンパチ、サバ、シマアジ、ソウダ、ハチジョウアカムツ、ヒメダイ、マダイ、ムロアジ、メイチダイ、メジナ - ジギング
カンパチ、クロシビカマス、サバ、スマガツオ、ハチビキ、ヒメダイ、ホウキハタ - タイラバ
カサゴ類、カンパチ、サバ、マダイ、マハタ、レンコダイ
どの釣り方でもサバがとにかく元気。サメ被害は比較的少なめだった。
会計
船代:15,000円
計15,000円
※後払い
第15増福丸
最近はなるべく色んな船に乗るようにしているのだけど、今回お世話になった『第15増福丸』も初めての船である。
これまで同船した方々から話はよく聞いていて評判は非常に良い。また、予約時から準備段階の問い合わせも感じが良かった。
大きい船では無いが船内は整頓してあってとても使いやすい。道具やクーラーを近くに置けるのがありがたかった。
ジギング船には珍しい『探検丸スマート』にも対応している。
キャビンも一応あり、2人くらいなら横になって寝れそうな広さ。
この船で一番の売りは船長だと思う。
穏やかな雰囲気の方で、決してうるさくは無いが的確なアドバイスをくれる。
また、運転席にずっと座っているのではなく船内を飛び回っており、魚の処理・リーダー結束・仕掛け作り等々、色々対応してくれていた。
また、色んな仕掛けを落とす中で船を立てて(バーチカルで)釣りをさせるのは難しいとのことで、操船技術も確かである。
レポート
出発から金州到着まで
2時~6時半
やべぇ寝坊した!
から始まった。1時に起きるつもりで1時半まで寝てしまった。
集合は4時15分なのだが、前日に調べた時は下道で2時間かかることになっていた。あれこれ準備して出発が2時。ギリギリである。
「これはもう高速使うか…。」とか考えたのだが、グーグルマップで再度確認したら1時間半くらいにで到着するっぽい。時間帯で随分ちがうみたい。
結局下道で向かったのだけど3時半過ぎには到着することができた。
目印になる『御前崎造船』の建物がなくて駐車場分からず右往左往したがそのうち来た方に教えてもらい解決。
船長が軽トラで迎えに来てくれたので、タックル以外の荷物をそれに積み込んだらタックルを持ち船に向かう。
釣座はじゃんけんで決定。乗船して名簿に記名し、同じ右舷でやるお二人とキャビンに潜り込む。
しばらく雑談していたがウトウトしてしまい、目が覚めたのは6時少し過ぎたくらい。
キャビンから這い出し、ジグをセットして開始の合図を待つ。
ジギング
なんと第一投目からアタリがあり乗せるもフックアウト。魚のアタリ久しぶり過ぎて本当にびっくりだった。隣舷の方がボチボチの(ジギングかバチコンか失念したが)ヒメダイを上げていたので僕のも多分ヒメダイ。
釣れなかったのは残念だけどテンションは上がりっぱなしである。しかし、この後が続かない。船中誰も釣れないのである。
しばらくしてもう一度アタリがあるも乗らない。2回目になるとビックリとか言ってられないで悔しいばかり。悔しいから船長にアドバイスを求める。
「乗らないのはフックがジグに合っていない。他のがあれば替えた方が良い。」と教わったので、純正のフック2本付け(バンブルズセミロングは純正だとフロント1本のみ)に変更。
タイラバ
7時~7時半
タイラバタックル
金州で絶対試したかったデカいネクタイをいそいそと投入する。
潮緩いからヘッドは150gで十分。
で、投入前に船べりで試運転してみたらプロペラみたいに高速回転した。
このネクタイ、大きさもデカいのだけど何より厚くて硬いのである。
それを真横に出るようにネクタイを取り付けてあるので、水の抵抗に勝ってしまいプロペラになってしまう様である。
多分ジャッカルのバックファイヤーキャップとかの下にネクタイを出すタイプなら問題ないのだと思う。パーツの組み合わせが悪かった。
アシストラインが太すぎてバックファイヤーキャップは入んないし、アシストラインが太すぎてヘッドも下までしっかり落ちないし…。と、アシストラインを強くしたのが完全に裏目に出てしまった。
ワンチャンプロペラ強波動でイケるか?、と思って普通に落として普通にタイラバをやってみる事にした。少し早めに巻くとブルンブルン震えてるのが分かる。タイラババイブレーションの爆誕である。
愉快だけど釣れない。当たり前である。フックが捻じれまくってネクタイに全絡みしているのだから。
船長の回収コールでそれが判明したのだけど、工夫して続ける前にいい反応が出てきた。
サビキ
7時半~9時半
2号タックル
この頃から魚の反応が出るようになってきた。バチコンでやっていた方もサバやらヒメやらムロやらボチボチと釣っている。
魚探を見ると底から20mくらいまでのモヤモヤした反応なので小型の魚主体だろうか。
60号オモリ忘れてお借りした |
反応もないのにソウダガツオが上がってきた。本日のファーストフィッシュである。
魚の処理も船長がやってくれるので完全にお任せ。写真を撮ってもらい釣り再開である。
サビキは絶好調だった。
少しだけ釣れない時間が有ったり、釣れてもこんなのだったり
キタマクラ? |
当たるけど乗らず・・・、という瞬間もあったが概ね好調で
ムロアジ |
ヒメダイ |
ヒレナガカンパチ |
アカイサキ |
この日の釣果の7割くらいはサビキでの成果なのだけど、中でも最大の釣果は
帰宅後の測定で1kg超 |
途中当たるも乗らず…、が続く場面があり船長に相談したら「サビキの向きが逆の場合もあるから、上下逆にしてみたら。」とアドバイス頂いたのでやってみたら効果テキメン。そこから当たったアタリは100%拾うことができた。
誘い方も特に工夫無し。「フォールの時に食ってくる。」との事なので
- フォールレバーでスピード調整しながら着底までフォール
- 着底したら糸ふけ取る
- 根掛かり除けに3mほど巻き上げる
- 大きく、ゆっくりシャクって誘い
- 3m程巻き上げてまた誘い
- コレを底から30m程(魚探の反応に合わせて調整)上がるまで繰り返す
- 釣れなければ最初から繰り返し
という誘いのパターン。多分、【4番】のシャクリの誘いはいらないと思う。
このタイミングでコマセ&ジギングでの出港していた輝風丸と隣り合っていて、向こうのジギングはポツポツいろんな魚を上げていた。反面コマセ勢は苦戦。たまに釣ってはいたがジギングの方が優勢に見えた。
輝風丸に隣り合っていた時の僕たちはちょい苦戦気味でコマセで魚が止められているイメージ。それでもバチコンや僕のサビキは多少釣れていたが、反面ジギング勢はほとんど釣れていなかったと思う。
くやしいのは水面でバラしたイサキ。絶対脂乗ってて美味しい奴だった。
再びタイラバ
9時半~9時45分
タイラバタックル
5目・10匹以上釣りあげられたのでサビキは満足。
せっかく色々持って金州に来たのだから試してみないと、ということでタイラバに変更。
さっきのプロペラビッグベイトは完全に使えないので
結局いつもと同じ感じ |
サビキやバチコンが好調だったので、マイクロベイト偏食してるんじゃないかと思って透明ゼブラをチョイスした。
読みが当たったのか一投目ですぐにヒット。
巻き速度は【3~5】の表示で、フォールが早い時のアタリだった。
カサゴの巣(を作るか知らないけど)に当てているのか、この時はパタパタっとカサゴばかり数匹連続ヒット。帰せるものは帰したけど、内臓出ちゃってるのは食べることにして3匹ほどキープした。
同じタイミングでタイラバをやっていた方はアカヤガラを上げていた。
マグロ狙うも…
9時45分~10時半
3号タックル
「潮の流れとかから計算するに、マグロが釣れるならこのあたり」と船長が言うポイントに到着。
ここでもバチコンでサバとかムロアジが釣れてはいるけど、折角なので僕は一発狙ってみる事にした。
ジグはマグロ定番の2ウェイスパイキー300g。
300gとか使う必要全然ないくらい潮緩いのだけど、ちょっとでもアピールしたいと思って大きい方チョイスした。
探るタナを聞いてみると全層で良いとの事。
「水深150mとかならもうちょっと絞るけど、そんなに深くないから底から上まで探ればいいら~。」と言われた。
着底取って5~10回ほど巻き上げ、竿先を水面から頭上まで大きくシャクリ上げて、2mほど落とすイメージのロングフォールを織り交ぜていく。
コレをひたすら繰り返す。ここから先は根気の問題である。
潮が緩い分船も流れないのでずっと探っていられる。ずっとずっと探り続けてようやく釣れたのは
さば |
その後も探り続けたがビックヒットなし。
バチコンでイサキやアオダイが釣れる場所に向かうというので、ジギング終わりにして僕もバチコン試してみる事にした。
バチコン
10時半~11時半
2号タックル
金州のマジックアイテムことバチコン初挑戦である。
作ってきた仕掛け(針・ハリス)は自前の物、天秤・オモリ・ワームは船長からお借りした。
ワームのカラーはクリアがキモで「サバにつかまらないようにクリアカラーがよい」らしい。実際に僕のバチコンではサバを釣ることは無かった。
- 糸ふけが出ないように着底を取る
- 竿を下げ、軽くシャクリながら巻いてくる
- 当たる時はこの上げで当たるはず
- 当たらずに適当なところまで上がったら落とし直す
- 当たったらそのまま巻き合わせ
という感じ。実演してもらったのでまったく難しくない。
難しくないのだが、当たった後に掛けるのが難しい。
掛からないか、掛かっても途中でバレてしまう。合わせが弱いのである。
ロッドで溜めちゃうと貫通しないのでとにかく巻きの強さで針を貫通させないといけない。
何回かバラして
なんとかアヤメカサゴゲット。小さくて申し訳ないが内臓出てるのでキープである。
強引に巻いてバラすより、巻きが弱くてバラす確率の方が圧倒的に高いのでとにかく遠慮せずにガッツリ巻き合わせるのがコツ。
妙にムロアジが沢山釣れたが、それでも数釣りを堪能できた。
バチコンを始めてすぐくらいにビッグヒットがあり、皆で観戦モードになる一幕もあった。
「着底から30mくらい巻いたところで100m程一気に走られた。」との事で、やれサメだヒラマサだと無責任に雑談しながら待つ。
数回走られたが順調に上がってきて見えてきたのはハタの頭だけ。定番のサメ被害であった。
このタックルは1.2号のライトジギング風で、ジグはTGベイトのシルバーグローであった。
三度ジギング
11時半~13時
2号タックル
バチコンでもボチボチ釣れたし、何よりムロアジはお腹いっぱいだったのでジギングに変更。サバやらムロアジやらはクーラーにいっぱいいるので、なんかもっと良い魚釣りたい気分である。
先ほどのハタ(頭のみ)がTGベイトだったので僕もTGベイトやってみる事にする。
サバの胃の中5cmくらいのイワシだから小さめの方が良さそうだし。
180gから始めたけど、相変わらず潮が緩いままなので150gでもまるで問題なし。
良いアタリを貰ったけど痛恨のフックアウト。同じくらいにカンパチが船上に上がってきたので、2~3kgくらいのカンパチだったと思われる。
それっきりなんもなかったので結局TGベイト150gに戻した。
この時点で残り30分ないくらい。もうジグ替える時間が勿体ないので、最後までTGベイトでやる覚悟を決める。
水深は60m程、反応は水深40m~60mほどにあるので、着底から水深の半分を目安にワンピッチで探っていく。
反応は相変わらず底の方に出ているので、両方をにらんで着底から水面まで早めのワンピッチで広く探って見ることにした。
終了5分前くらい、やはり水深20mほどのところでカツンと良いアタリ。
本日は散々バラしてきたのでこれは取りたい。ロッドをあおり、リールを巻き、渾身の力でフッキングをさせに行く。
その甲斐あって無事にフッキング成功。ちょっと慎重なやり取りで上がってきたのが
「上から20m!」ととりあえず叫んで情報共有するもこの段階で終了5分前。他の方がスマガツオ釣ることは無く納竿の時間となった。
帰りは船長の隣で色々お話を伺いながら帰港。
金州の海流や船の設備、流し方など色々勉強させてもらった。
結果
ヒメダイ
スマガツオ・ソウダガツオ
スマ:41cm、1,050g
ソウダ:34cm、595g
ヒレナガカンパチ
41cm、903g
ゴマサバ
※すべてエラワタ抜
42cm、733g
42cm、617g
35cm、420g
ムロアジ
39cm、609g
42cm、581g
37cm、488g
37cm、443g
34cm、425g
32cm、380g
30cm、280g
アヤメカサゴ
27cm、357g
25cm、278g
18cm、64g
アカイサキ・サクラダイ
アカイサキ:36cm、678g
サクラダイ:20cm、80g