ヒメ・スマ・ヒレナガ・ソウダ・ムロ・サバ・カサゴ・アカイサキ・サクラダイ
料理し(てもらい)ました。食べきるのに2週間くらい掛かっちゃった。

ヒメダイ


刺身・炙り・湯引き

美味しさ:★★★★★(また食べたい!!)
ヒメダイ 金州 料理
(手前)炙り (奥)湯引き
ヒメダイ 金州 料理
刺身
一番大きかった個体を刺身・炙り・湯引きで食べた。
脂のノリが過去一で、身の中にも皮下にもタップリ入っている脂が食べるととろける。
脂の旨味だけでなく身からも甘味を感じられて旨い。
皮が硬いかと思ったけど全然問題なかった。

カマの塩焼き

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
ヒメダイ 金州 料理
ヒメダイとカンパチのカマを塩焼きにしてもらった。
カンパチの方が淡白に感じるくらいヒメダイの味が強い。
カンパチも刺身で食べるよりこっちの食べ方の方が美味い気がする。

ムニエル

美味しさ:★★★★★(また食べたい!!)
ヒメダイ 金州 料理

ヒメダイ/塩・胡椒・小麦粉・バター・醤油

  1. ヒメダイを切り分けて塩胡椒を振り、浮いた水気をふき取る
  2. 小麦粉をまぶして、バターでジックリ焼く
  3. 火から下ろす直前に醤油を少しだけかける
どんなヒメダイも美味しく食べられる(と信じている)料理方法。
魚自体はあっさり目の味わいなのに、バターに負けないのでバターと合わせて濃厚な味が楽しめる。
今回は脂ノリのいい個体ばかりだったからもったいなかったかも。

ヒメダイの南蛮漬け

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
ヒメダイ 金州 料理

ヒメダイ/ショウガ・タカノツメ・タマネギ・ニンジン/すし酢・片栗粉

  1. 一口大に切ったヒメダイに片栗粉をまぶして揚げる
  2. 『ムロの南蛮漬け』の余った漬け酢に入れて半日以上置く
    (サバの南蛮漬けで2日、コレで1日くらい浸かっていた)
サバの南蛮漬けより優しい味わい。すし酢なので酸味が弱いのも僕好み。
野菜の辛味が強かったのも、寝かせた日数分まろやかになっていて食べやすかった。

フライ

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
ヒメダイ 金州 料理

ヒメダイ/タマゴ/小麦粉・塩・胡椒・パン粉

  1. 溶きタマゴ・塩・胡椒・小麦粉に水を混ぜてバッター液を作る
  2. 一口大に切ったヒメダイをバッター液に潜らせ、パン粉を付ける
  3. 160℃~180℃くらいの揚げ油で揚げる
身は水っぽさも無くフワフワに、皮はもっちり仕上がって食べやすい。
中濃ソースも良いけど醤油も美味。子供受けもよかった。


スマガツオ


焼き切り

美味しさ:★★★★★(また食べたい!!)
スマガツオ 金州 料理

スマガツオ/新タマネギ・スダチ/塩

  1. 新タマネギを薄くスライスする
  2. スマガツオの皮目を強めに炙る
    ※香ばしさを生かすため冷やさない!
  3. 熱いうちに切り分け、タマネギスライスの上に盛り付ける
  4. 塩を振る
  5. スダチの皮をすりおろして振りかける
  6. スダチを絞って振りかける
皮目の香ばしさとパリッとした食感、皮下の脂、身の甘味と旨味をスダチの果汁でさっぱりと食べさせる料理。脂の強い刺身を飽きずに食べることができる。
これ、凄く美味しかった。

刺身

美味しさ:★★★★★(また食べたい!!)
スマガツオ 金州 料理
手前:ムロアジ 奥:スマガツオ
コッチは普通の刺身。いい個体だったので工夫せずとも美味しい。
美味しいけどスマもムロも脂が強い。脂っぽい刺身を量食べれなくなってきたのは歳のせいか…。

アラ汁

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
スマガツオ 金州 料理

スマガツオ(カマ)・ムロアジ(カマ)/長ネギ・ショウガ・ワカメ/塩

  1. アラに熱湯をかけて霜降り(掃除)する
  2. 沸騰させた鍋に長ネギ・ショウガ・アラを入れる
  3. 沸騰状態で20分ほど煮出す
  4. 塩で味を整えワカメを入れる
塩以外の調味料を入れてないのに濃厚な出汁が出た。流石カツオ。
煮出すと生臭くなるかと思っていたのだけど、掃除を丁寧にすれば生臭くならないことが今回分かったらしい。うちの奥さん進化しておる。


ヒレナガカンパチ


刺身

美味しさ:★★★☆☆(もう一工夫)
ヒレナガカンパチ 金州 料理
2日ほど寝かせてから食べたけど脂っ気も旨味も薄い。小さい個体だったから仕方ないのだけど。
シンプルな刺身よりちょっと加工した方が美味しそう。

胡麻カンパチ

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
ヒレナガカンパチ 金州 料理

カンパチ/ゴマ/漬け醤油

  1. カンパチを細切りにする
  2. 胡麻・漬け醤油と和え、半日ほど馴染ませる
というわけでヅケにしてもらった。歯ごたえが良いのでヅケにしてもグダグダにならない。
胡麻の香ばしさと漬け醤油の甘味がカンパチの足りない味を補ってくれる。
九州の方の郷土料理らしい。


ソウダガツオ


竜田揚げ

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
ソウダガツオ 金州 料理

ソウダガツオ・ムロアジ/ショウガ/醤油・酒・片栗粉

  1. 酒・醤油・すりおろしたショウガを混ぜたものに、一口大に切った魚を1時間ほど漬ける
  2. 汁気を切り片栗粉をまぶす
  3. 180℃くらいの油で揚げる
ソウダ・ムロ共に味が強い魚なので漬け込んでも全く負けずに主張してくる。
新鮮なうちに揚げ物にしたので揚げ過ぎずに食べることができた。パサパサになっちゃうと美味しくないので油から早めに上げるのがポイント。

餃子

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
ソウダガツオ 金州 料理

ソウダガツオ/餃子の皮・キャベツ・ニラ・ショウガ/塩・胡椒・醤油・味噌・胡麻油

  1. ソウダガツオをミンチにする
  2. キャベツ・ニラ・ショウガをみじん切りにする
  3. 1と2に調味料を合わせて混ぜ合わせる
  4. 餃子の皮で包んで焼く
野菜とソウダが半々くらいでジューシーで優しい味に仕上がった。浜松餃子みたい。
魚っぽさを感じなかったのでもっと野菜の比率を下げても良いかも。

さつま揚げ

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
ソウダガツオ 金州 料理

餃子の種/タマゴ/片栗粉

  1. 餃子の種にタマゴと片栗粉を混ぜ合わせる
  2. 油で揚げる
種が余ってしまったので揚げてくれた。
タマゴが入っている分餃子よりフワフワ。コレだけで食べるには少し物足りない味なので醤油とか掛けて食べた。子供受けが凄く良かった。


ムロアジ


なめろう

美味しさ:★★★★★(また食べたい!!)
ムロアジ 金州 料理

ムロアジ/長ネギ・ショウガ・ニンニク/醤油・酒・味噌

  1. 材料を全てみじん切りにする
  2. 調味料を混ぜ、ひたすら叩く
普通のなめろう。ムロの味も脂っ気も強いので薬味は少し多め。
釣りの次の日に食べたけど美味しい。というかムロアジの生食は新鮮な方が美味しいと思う。

南蛮漬け

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
ムロアジ 金州 料理

ムロアジ/ショウガ・タカノツメ・タマネギ・ニンジン/すし酢・片栗粉

  1. タマネギ・ニンジン・ショウガを千切り、タカノツメを輪切りにしてすし酢で和える
  2. 一口大に切ったムロに片栗粉をまぶして揚げる
    ※下味は付けない
  3. 1に揚げたて熱々のムロを入れる
  4. 1日以上寝かせる
青魚の定番。どんな状態のどんな大きさの魚でも美味しく食べれる上に日持ちするのでとりあえず作ってくれる。
今回すし酢で作ったので酸味が穏やか。その代わり野菜の辛味が強く残っていた。


アラ汁

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
ムロアジ 金州 料理

ムロアジ(カマ)/麩/塩

  1. ムロのカマをよく焼く
  2. 沸騰させた鍋に入れ、強火で20分ほど煮出す
  3. 塩で味を整え麩を入れる
しっかり焼いたら煮出しても生臭くならなかった。
生臭くならない=出汁が出るまでガンガン煮だせるので今までより大分濃い味を作れるようになる。他の料理に応用が利きそう。

ほぐし身ご飯

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
ムロアジ 金州 料理
ムロの出汁でご飯炊いて、焼いたムロの身をほぐして醤油を少し掛け混ぜ込んだ。
調味料入れてないのでやや薄味。
このままでも美味しいけど本命は下のお茶漬け。

お茶漬け

美味しさ:★★★★★(また食べたい!!)
ムロアジ 金州 料理
ご飯にアラ汁掛けてワサビ乗っけただけ。
旨味に旨味足したみたいな強引な料理だけど単純に旨い。ワサビのアクセントが無いとすぐ飽きちゃうかも。

ペペロンチーノ

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
ムロアジ 金州 料理

ムロアジ/ニンニク・タカノツメ/オリーブオイル・塩・胡椒・醤油

  1. ムロをしっかりと焼いて身をほぐす
  2. オリーブオイルを熱してニンニク・タカノツメを入れ香りを移す
  3. 茹で上がったパスタを2に入れ、ホグシ身を入れて炒める
  4. 塩・胡椒・醤油で味を整える
普通のペペロンチーノにムロのホグシ身を加えたもの。ツナ缶とかサケのホグシ身とかでもできると思うけど、この方法で作るとホグシ身が大きいので食べ応えがある。
刻んだノリとかネギとかオオバとか乗せて和風にしても美味しいと思う。

塩焼き

美味しさ:★★★★★(また食べたい!!)
ムロアジ 金州 料理
塩を振って2時間程度置き、出た水分をふき取ってからジックリ焼き上げる。
サンマとかイワシとか青魚の方向の味わいなのだけど、臭みも味のクセも無くて食べやすくて美味い。
デカくて量が多いのが難点。


ゴマサバ


白子と真子の昆布焼き

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
ゴマサバ 金州 料理

サバの真子・白子/コンブ(出汁用の切りコンブ)/酒・塩

  1. 真子と白子に塩を振り水気を出す
  2. 出てきた水分をふき取る
  3. 酒で湿らせたコンブに挟み、ラップで密封する
  4. 半日寝かせる
  5. 上に置いたコンブを取り、下のコンブは残してグリルで焼く
いつも真子とか白子を焼くと一味足りない気がしていたのだけど、コンブの旨味が移っている分満足。
こういう小型の白子より、大型魚の白子を輪切りにして作る方が美味しいと思う。

シメサバ

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
ゴマサバ 金州 料理

ゴマサバ/塩・すし酢

  1. 全体に塩をまぶし、30分〆る
  2. 塩を洗い流して水気をふき取る
  3. すし酢に1時間漬ける
  4. すし酢から上げて水気をふき取り、ラップで密封する
  5. 72時間以上冷凍する
すし酢で作ったからかビビるくらい生。冷凍してるからアニサキスは死んでるはずだし、冷やし込んでるからヒスタミンは大丈夫なはずだし…、と納得させながら食べて実際に問題なかった。
ほぼほぼ刺身。思ったより脂っ気は無かったけど十分とろけるように美味しい。〆てあるので、冷凍してグズグズになっているということも無かった。
僕は〆が弱い方が好みなので、砂糖より塩で短時間〆た物の方が良いみたい。

カレー煮炒め

美味しさ:★★★☆☆(もう一工夫)
ゴマサバ 金州 料理

ゴマサバ・ムロアジ/タマネギ・ナス・ピーマン・トマト(缶詰)・ショウガ・ニンニク・ゴボウ/カレー粉(S&B)・ソース・醤油・塩・胡椒・オリーブオイル

  1. 野菜をサイコロ状に切りオリーブオイルで炒める
  2. カレー粉を投入し、更に炒める
  3. トマト缶を入れて煮る
  4. 調味料で味を整える
  5. ムロのホグシ身を入れる
  6. サバは別に焼いておき、最後に投入
カレーというには水分が少なく、炒め物というには水分が多い。中間の炒め煮。
野菜が多い分カレーの味が薄いので、カレーのつもりで食べると肩透かしになってしまう。
野菜メインの炒め物に魚が入っている。くらいのイメージで食べると丁度良さそう。
もっとカレーの味濃くすると降り切れてどんな料理か分かりやすい。
ズッキーニとかパプリカとかも合うと思う。


アヤメカサゴ


味噌汁

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
アヤメカサゴ 金州 料理

アヤメカサゴ・サクラダイ/味噌

  1. 魚に熱湯をかけて霜降りする
  2. 沸騰させた鍋に魚を入れる
  3. 10分ほど煮出して味噌を投入する
小さい魚体の割に良く出汁が出ていた。ご飯が進むような味では無いけど、旨味が強いので食べた後の満足感が大きい。
魚肉より汁がメイン。下手に豆腐とか具を入れない方が良いと思う。
小さい魚ってこうするか丸ごと揚げるくらいしか料理法が思いつかなくて…。

煮魚

美味しさ:★★★★☆(美味しい!)
アヤメカサゴ 金州 料理

アヤメカサゴ/ゴボウ・ショウガ/醤油・酒・味醂・砂糖

  1. 沸騰させた鍋にカサゴ入れ、身が白くなったら取り出す
  2. 水でカサゴを洗い、水を切る
  3. 鍋を沸騰させ、ショウガ・ゴボウ・調味料入れて再度沸騰させる
  4. 沸騰したところにカサゴを入れ、またまた沸騰させる
  5. 沸騰したら弱火にし、落し蓋をして20分煮る
身離れが良いので食べやすい。淡白な味わいで、ザ・白身魚の雰囲気。予想通りと言いますか。
頭がデカいので見た目ほど可食部位が無く1匹で大人一食分に丁度良かった。



アカイサキ


味噌漬け

美味しさ:★★★★★(また食べたい!!)
アカイサキ 金州 料理

アカイサキ/味噌・味醂・酒

  1. 調味料を1:1:1の割合で混ぜ合わせる
  2. アカイサキの水気をよく拭き取る
  3. ジップロックに漬け地とアカイサキを入れる
  4. 1週間ほど寝かせる
  5. 焼く前に味噌を洗い水気をふき取る
  6. 低温でジックリ焼く
漬ける期間が長くてしょっぱくなってるかと思ったけど丁度良い塩梅。寝かせている間に水分も出てきていたが、生臭くなったりはしなかった。
味噌を洗わずに焼いた物もあったのだけど、そちらはすごく弱火で何度もひっくり返しながら焼いても焦げてしまった。
それと比べても洗った方の味が薄いとかは無かったので、洗っちゃうのが無難だと思う。
アカイサキは味噌でも味醂でも何でもいいけど、漬けるか干すかして水分切った方が絶対美味しい。


まとめ・反省

ジギング・タイラバ・バチコン・サビキと色んな釣り方をやったけれど、共通してフックが課題だったのかなと思う。
アタリが多い釣りだと反省のし甲斐がある。
船長が近くてすぐにアドバイスを聞けたので、その場で色々直しながら試行錯誤で来たのも大きい。

タイラバフック制作時のバランス

とにかく縛るのが大変だった。アシストラインが太くて(=硬くて)、軸の細いフックに対して締まりきらなかったのが原因。
大物対策(と切れ対策)で太いアシストラインを使うのだからフックも太軸じゃないと意味が無いので、アシストラインに合わせた太さのフックを選ぶこと。

ジグの選定

結果的に手持ちのジグ全部持って行ったのだけど
ジギング 金州
ジグだけで13kg
流石に重すぎ。しかもこのうち使ったの5本くらいなのでデッドウェイトもいい所である。

同じようなタイプを持っていかないだけでもだいぶ減る。というか現場で迷うだけなので1種類だけでも十分釣り出来る。

いつも絞ろう絞ろうと思っていて絞れないのだけど、いい加減シャレにならないので絞らないと駄目である。本気で。

ジグのアシストフック見直し

掛からなかった、もしくは掛かってからバラした。
2パターンあったけど、ジギングで釣れなかった一番の原因はフックが適当であったから。

持って行くジグの種類絞ればアシストフックも決まってくる(フックの種類や大きさ、アシストラインの長さ等)ので、フッキングの確率も上がるんじゃないだろうか。

ジグ絞って、フック色々試してみてからの話なので道のりは長そう。

アワセ方と強さ

タイラバ以外の釣り方はどれもアワセきれなかった場面があった。ロッドが曲がってしまって力が伝わりきらなかったのが原因。


  • ストレートポンピング状にして巻き+ロッドを引っ張ってフッキング
  • バラすの恐れずに力強く合わせる
の2点が次回の反省点。


勝敗


釣果に恵まれたし、釣れなかった分も反省出来て次につなげられるし最高の釣行だった。
勝利も勝利、大勝利である。


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