魚の美味しさにつながるかは分からないけどコダワってます。
クーラーボックス アルミトレー DIY

クーラーの運用2024年版

なるべく魚を氷に当てない様にした上でキンキンに冷やし込んで持ち帰りたいので、最近はクーラーボックスを次の様に運用している。
クーラーボックス アルミトレー DIY
潮氷を作って魚を芯まで冷やすために
  1. 乗船時に貰った氷や自前の氷を底に敷く
  2. その上にアルミ板を載せる
  3. 海水を入れ潮氷を作る
  4. 〆た魚をそこに入れる
  5. 潮氷の上にはロールマットを切った中蓋を浮かばせておく
こんな感じである。

ロールマットを切ったやつはこんなの。
クーラーボックス アルミトレー DIY
キャンプ用のアルミロールマットが材料。ホームセンターなら700円くらいで買える。

釣り終了したら
クーラーボックス アルミトレー DIY

  1. 潮氷を抜く
  2. 下船後に氷を貰えれば、魚の上にビニールの中蓋を敷いてその上に氷を置く
    (魚体に直接氷が当たらないようにする)
  3. その氷の上にロールマットの中蓋を置いて保冷する
氷があるかどうかは船(と釣果)によってまちまちなので、コレをできるところまでやっていく感じ。

ビニール製の中蓋はこんなの。
クーラーボックス アルミトレー DIY
ダイソーで売っていたシンクマットという商品。
コレをクーラーに合う様にサイズを調整してヒートガンで溶着した物を使っている。
(最初は接着剤でくっつけていたのだけど、水のせいか低温のせいか剥がれてしまったので溶着にした。)

コレでキンキンに魚を冷やして持って帰っているのだけど問題点が1つ。
25ℓのクーラーはこの方法できない。
25ℓ用のアルミ板が無い。
売ってないのである。

アルミ板自作問題

60ℓ用のアルミ板はヤフオクで作っている方が居てその方から購入した。

売ってる人が居るなら作れるはずなので自作を考えたが
  • アルミの無垢板が簡単に手に入らない
  • 手に入っても加工が大変
  • できたとしてもバリ等で手を切ったりクーラー痛めそう
等々の問題で自作を諦めていた。
特に加工が大変なのが問題で
  • 切屑が出て処理が面倒
  • グラインダー等で切ると目を詰まらせてすぐダメになる
  • そもそも真っすぐ切れない(技術的に)
と問題が山積みである。

前述のヤフオクで出品されている方がオーダーメイドを受け付けているのでその方に頼もうかとも思ったのだが、無垢板を探しているときに面白いサイトを見つけた。


アルミ切ってくれる業者が居る

非鉄金属.comというサイトが、 アルミやステンレス・銅板など様々な金属を指定の寸法へ加工して送ってくれる。

値段もそれほど高くないし、コーナー加工やバリ取りなど一通りやってくれるので自分で手間かける必要も無さそう。

試しにココに発注してみる事にした。


発注の為の下調べ

発注するために色々調べないとよくわからん。

アルミの種類

そもそもアルミにも種類があることを今回初めて知った。
同じアルミでも強度や加工性・耐食性(今回の場合は錆びにくさ)が違うらしく、海でよく使われるのは『5052』『5083』『5086』『6061』という種類の物らしい。
今回は一般的(手に入りやすくて比較的安い)で耐食性が高い『5052』という種類を選んだ。

サイズ

カタログスペックの内寸は幅212mm×長492mm(いずれも底部)なのだが、出っ張りがあったりするのでこれより小さくしないと底に収まらない。
大きすぎて収まらないと困るけど、多少小さくても魚が隙間からアルミ板の裏に落ちなければ問題ない。
実物を何度も測り
幅210mm×長460mm
で決定した。

厚さはすでに持っている60ℓ用の物が不具合無いので、同じ1.5mm厚にした。

加工オプション

ショップの加工オプションとして
  • 片面保護:片面にシートを貼って送ってきてくれるので傷が付かない
  • バリ取り:切断面に出たバリを取ってくれる
  • コーナーR加工:角を丸いコーナー状に加工してくれる
  • カッター切断:切断面が綺麗な加工方法

等のメニューがある。全て仕上がりに関係してくるオプションなのだけど
  • 片面保護:どうせ使ってるうちに傷まみれになるからいらない
  • バリ取り:手とかクーラー傷つけるから必須
  • コーナーR加工:角引っ掛かりそうだから必須
  • カッター切断:バリが取れてれば切断面はどうとでもなる
という感じでバリ取りコーナーR加工をお願いすることにした。
コーナーRの寸法は、やはり60ℓの物が不具合無いので同じ10mmとした。


発注

下調べが済んだら発注。
非鉄金属.comに会員登録し(Amazonのアカウントがあればワンクリックでイケる)、欲しい素材の板材を選んで必要な寸法を入力していく。
クーラーボックス アルミトレー DIY
非鉄金属.comより
コレでカートに入れて発注すればOKである。


到着

注文してから大体1週間くらいで到着した。
クーラーボックス アルミトレー DIY

クーラーボックス アルミトレー DIY
OP付けてないけど片面保護のシール付けてくれた
クーラーボックス アルミトレー DIY
裏面は結構傷ついてる
クーラーボックス アルミトレー DIY
寸法ピッタリ
クーラーボックス アルミトレー DIY
運用するときはこんな感じ
代金は
商品代:2,687円
送料:1,430円
計4,117円



使用した感じ

何回か使ってみたが、特にズレや歪みも生じず全く問題ない。
負荷がかかることも滅多にないので多分曲がらない。一生物だと思っている。

そもそも、魚屋や市場だと氷の上に直接魚を置いたりしているので、魚を冷やすことをそんなに神経質に考えなくても良いような気がする。

冷やしたいにしたって、ペットボトル氷持って行って潮氷作れば安上がりだし早いし。

でも、この方法で潮氷作るとめちゃくちゃキンキンに冷えた潮氷を作れるので、徹底的に冷やし込みたい人にはおススメの方法です。