【準備】【釣行】【反省】焼津沖 ティップラン・タイラバ
にて
【準備】急遽行く
お仕事が休みになったので船に乗ることにした。
最近釣果ヨクナイ釣りが多い上に前回の釣行がほぼ完封試合だったので悔しい。リベンジしたいのである。
この時期には珍しい凪予報でどこの船も出船できそう。
好調で興味あるのは近場のアマダイ、御前崎のカンパチ、遠征ジギングといったところだろうか。
仕事の都合が金曜日夕方まで分からなかったので、分かった時点で(若干機嫌悪い奥さんに承諾いただいて)各船の予約状況を調べると、定宿の松栄丸が『ティップラン⇒タイラバ 空きあり募集中』となっていた。
最近ご無沙汰だし船長に新年の挨拶もしたい。ティップランは自信ないけどタイラバならボウズは無いでしょう。
ということで連絡したら空きありOKとの事。コレで釣行が決定した。
【準備】荷造り
飲み物等を買い込んでから帰り、飯だ風呂だ済ませて荷造りに取り掛かる。
ティップランもタイラバも道具は買い込んであるので手持ちで十分イケるはず。
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エギング専用ボックス |
中身はエギ(ショア・オフショア問わず)、3号フロロリーダー、スナップ、仮面シンカー、シンカー固定用輪ゴム、エサ巻きエギ用ゴムバンド
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界隈で噂になった集魚剤 |
いつだかのティップランでボウズ逃れに作った船コウイカ仕掛け一式も持ち込む。
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タイラバ一式 |
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ワーム一式 |
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一応サビキ |
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ツール類 |
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身につける物とリーダー一式 |
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全部でこんな感じ |
エギングボックスが大きくて心配だったけど、問題なく収まった。
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魚締め用のアイスピック忘れてたので追加 |
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イカ専用はここら辺 |
使用済みルアーとかゴミを入れるバッカンの中には、食料品一式、眼鏡洗う用の真水、イカ用のジップロックを準備。
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着替え一式 |
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ライフジャケットとベルト忘れてた |
準備終了時点で22時半。急いで就寝。
【釣行】道具立て
ティップラン
- 23 ラワイヤ メタルティップゲーム サーベルテンヤバーサタイル S662ML(ツリノ)
- 20 ヴァンフォード 2500SHG(シマノ)
- シグロンX8(サンライン)
0.6号 200m - 船ハリス 2号(シーガー) 1.5m
タイラバ
- 21 紅牙AIR N69XHB-MT(ダイワ)
- 19 炎月CT 150PG(シマノ)
- UVF 紅牙デュラセンサー×8+Si2(ダイワ)
0.8号 300m - ショックリーダー ナイロン(バリバス)
20lb 3m
【釣行】使用ルアー
ティップラン
- セフィア アントラージュシーグル(シマノ)
S1(28g)、S2(35g) - セフィア アントラージュシーグルFB(シマノ)
S2(35g) - エギ王TR(ヤマシタ)
27g~ ※仮面シンカーで調整 - エメラルダス ボート II
3.25号(30g) 赤-縞パープル - エギーノもぐもぐサーチ(ヤマシタ)
カラーは紫、赤、グリーン、ブラウンなど手持ちを片っ端から。
タイラバ
- ビンビンスイッチ(ジャッカル)
60g~100g - ビンビンスイッチ キャンディ(ジャッカル)
100g
ネクタイはある物を適当に。
【釣行】ロスト
無し
タイラバのネクタイも含めて無し。それだけ魚が居なかったのかやる気が無かったのか…。
エギもタイラバも根掛かりが無かったのは良かった。
【釣行】釣果
タコ1
小っちゃい。リリース。
こっちもなんもない。
【釣行】状況
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『タイドグラフBI』より |
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『Windy』より 中央が前日予報、右端が当日 |
海況
釣行時間:5時45分〜12時45分(実釣は6時〜12時半)
天候:曇 時々 晴
水温:16.2℃(実測値)
実釣エリア:焼津沖(水深15m~70m)
風:北、及び北東からの風
水色:澄潮、所により若干の濁り
予報では風が落ちて凪になる予報だったが海に出てみると大分クラクラ。
船酔いするような揺れでは無かったが、船上の荷物が動いてしまったり、人間がフラつくぐらい揺れていた。後半になるにつれ穏やかになって行ったが収まることは無かった。
船長の予定ではタイラバは少し遠くに行くつもりだったようだが、そちらの海況は焼津周辺よりもっと悪く、僚船が苦戦していたので諦めて終日焼津沖での釣行となった。
気温も低く風も出ていたし、日もあまり出ていなかったがそれほどの寒さは感じず。
潮は朝のうちは流れていたと思うのだが、潮どまりの時間からピッタリ止まっていたように感じる。特にタイラバやっているときは底潮スカスカだった。
船中の釣果がサバフグやらダイナンウミヘビだけだったことからも良くなかったことがうかがえる。
乗船者は僕+1+1+1+1+1+2の計8名。
乗船経験の豊富な方が多かった。
船代:11,000円
計11,000円
※先払い
同船者・他船の状況
同じ海域には2隻ほどのプレジャーボート?がいて、そちらはティップランでアオリイカが1杯。初心者の方が釣り上げたらしい。
船中の釣果はアオリイカ4、サバフグ、ダイナンウミヘビくらいでタイラバは撃沈。アオリイカは概ね1kg超えの良型が揃っていた。
アオリイカ4のうち3はミヨシに立っていた同じ方が釣っていて、ダイワのアモラスジョイントに仮面シンカーを付けたものでの釣果だった。重さは35g前後との事。
リンク
【釣行】レポート
自宅出発から釣り開始まで
揃いが良く、集合時間が5時45分だったのに出船したのがそれくらいの時間だった。
沖に出始めるとなにやら妙にグラつく。予報と違うじゃん。「なんかクラクラだね」とか話しながらポイントへ向かう。
「ティップランすぐにつくんで準備しててくださいね~」の言葉通り間もなくポイントへ到着、暗いうちからティップラン開始となった。
確信をもって『イカのアタリ』って言えるのが2回はあったのだが掛けることができず。
ティップラン
6時~9時半
「はいどうぞー」の合図とともに一斉にティップラン開始。
先発は
セフィアアントラージュの紫。
浅いので35gで着底取るの簡単。助かる。
割と早い段階で裏技に頼っちゃう。
集魚剤背中に塗るといいんだって |
コレでも釣れないのでとあるプロ一押しのダイワのやつも試す。
サッパリダメなので外法のエサ巻きエギ。
底をトントンして誘い、5~10秒ステイさせたら大きく空合わせ
この色しか持ってない |
コレもダメ。
ここら辺で他の方が釣り出して焦り始める。
エサはアミノ酸に漬けたキビナゴ |
を基本パターンに色々試してみる。
アタリも何も無い、回収コールが掛かって上げたらついていただけである。
食べようもないので秒でリリース(焼津周辺はタコの漁業権は無くて、持って帰ろうと思えば持って帰れるらしい)。
誘い方は胡散臭いけどちゃんと着底はとれてるし、着底取りなおした時の糸の出具合をみてもタナは間違えていないハズ。
船中は概ねボウズだがミヨシの方だけ3杯上げている。
その方を真似してみるもやっぱりダメ、お手上げである。
8時くらいに船上に1杯上がったのを最後にぱったり釣れなくなってしまった。
タイラバに移行する時間となる。
タイラバ
9時半~10時
船長の予定では西の方(大井川方面?)に行くつもりだったようだがそちらは焼津近辺よりひどく、スパンカー出さないとドテラ成立しないらしい。しかも釣れても小さい、とのこと。
「どうする?」という話になったのだけど、とりあえず今やっている辺りでタイラバやって様子を見ようということに。
水深60mくらいなのでヘッドも80gくらいの軽い物で十分対応できる。
駿河湾タイラバ席巻した(と勝手に思ってる)スイッチ |
せっかくのドテラなので特化型の方も試してみる。
ドテラに強いスイッチキャンディ |
トモの方のタイラバ?にコウイカが食って来たらしくザワッっとなったがランディング前にフックアウト。
それと同じ個体(と思われる)コウイカが回収中の僕のタイラバを追ってきていたけどそれもフッキングまでは至らず。
そのまま流し替えとなる。
ダメだったのでタイラバで別の工夫
段々潮が行かなくなってきたのでヘッドも軽くする。
なにやっても何も無し。
フリースタイル
10時~11時半
どちらも釣果がイマイチなので船長も迷い気味である。
「もう一度ティップランのポイントに行ってみましょうか。ここはタイラバでも大丈夫なので、好きな方でやってみてください。」というフリースタイルの提案。
お土産が欲しかったので、まだ釣果が見られたティップランにしようかと思ったけどスナップ切っちゃって投入に間に合わなさそうなので折衷案。
タイラバロッドでコウイカ仕掛け |
サビキ付けてみた |
少しでも潮噛み良くするために巨大ネクタイ使ってみる。
こんな迷宮入りしているようでは当然ダメ。船中もお通夜状態。
とまあ節操無く色々やったけど全然ダメである。ここまでで船中に上がってきたのはサバフグのみ。
これはもう駄目な日だったかな…。
またティップラン
11時半~12時半
それでもまだティップランの方が顔を見れている分マシだと思う。船長も「もう一度ティップランやってみましょうか。」と提案してくれて釣れていたポイントに戻っていく。
釣れてないから手掛かりが無いので色々試してみる。
こんな迷宮入りしているようでは当然ダメ。船中もお通夜状態。
納竿アナウンスが掛かって、本年2回目の釣りもノーフィッシュで終わってしまった。
帰り道
去年も決して好釣とは言えなかったけど25年は格別である。
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真剣に凹む |
ダメージデカいので神頼みに那閉神社へ。
神頼みなんかしている時点でダメなんだろうけど。ちゃんと反省点見つけないと次につながらないので、イシグロに寄って反省会付き合ってもらう。いつも対応してもらって感謝の言葉も無いのだけどおかげで次回の課題も見えた。
帰ってグズグズ言ってたら奥さんに呆れられた。
次頑張ろ…。
【釣行】結果
ボウズ
【反省】まとめ
教えてもらって気が付いた反省点は以下。
とにかくやる気のあるイカにエギを見つけてもらうのが大事との事。
タイラバは何も無さ過ぎて反省のとっかかりも無い。
誰よりも先に落とす
ヤリイカなどと一緒で、活性の高いアオリイカは最初に見つけたエギに襲い掛かってくる。
- 投入と同時に落とす
- 少し重めにして真っ先に着底を目指す
などの工夫が必要。
竿抜けポイントを狙う
船の流し方によるが
- キャスティングして人よりも遠くに入れる
- 船が段々エギから離れるように流れていくなら、重くして真下に落とす
など、まだエギを見ていないアオリイカにエギを見せる工夫をするとよい。
今回は、ミヨシが船の向きの関係で一番最初にエギがポイントに入っていく向きだったので釣果につながったのではないか、という分析だった。
誰もエギを入れてない時こそ入れておく
例えば誰か釣れて回収中だったり、何故か誰もエギを海に入れていなかったり(船釣りだとどの釣りでもたまにそんなタイミングがある)、海の中にエギが無い状態がチャンス。
釣れないエギだろうが着底が取れなかろうが、そういうタイミングではとにかくエギを海の中に入れ続けておく。
【反省】反省
【×】ティップランは場数が必要
2回目だから慣れてなくて当たり前なんだけど、釣ったことないのでやってることが正しいのか確信が持てない。
アタリがあったのを掛けられなかったんだけど、それも技術不足なのかよくわからん。
ティップランに限らずどの釣りもそうだけど場数が必要。
【×】引き出しを開けれるようになんか考える
ヤリイカもやったことあるので、『イカだから真っ先に落とした方が有利』って引き出しは持っていたのである。
引き出しはあるのに、下船後に反省会やってもらって教えてもらうまで全く考えが至らなかった。
コチラもどの釣りでもいえるのだけど、釣れないときにすぐに外法に逃げるのではなく引き出しあけて工夫できるようにしないとうまくならない気がする。
【×】バッカンの中にゴミ箱用意する
ゴミと使い終わったエギ一緒に入れて置いたら、エギまた使おうと思って探すときにエライ痛い思いをした。
使い終わった釣具とそれ以外(ゴミ、食料など)を分けるようにゴミ箱みたいなの用意した方が良さそう。
【反省】勝敗
×
タイラバなら慣れてるしチョロいでしょ、とか考えていたが甘かった。こうも釣れないと大分凹んでしまう。
『簡単に釣れても面白くないでしょ』というご意見ありますが、滅多に釣れない僕は簡単に釣れる釣りも十分楽しいんです。
チョロい釣りがしたいぜ。