【準備】南伊豆 マグロジギング
結論から申し上げますと行けなかったのですけれども。
しかも自分の体調不良で…。
トンジギ開幕宣言
南伊豆のトンジギは、大体例年だと11月を過ぎた辺りからボチボチ釣れ始め、その後に『トンジギ開幕!』ってなるのだけれど、今年(2024年)は大分早かった。
10月頭くらいにトンボマグロの姿を見るようになり、10月中旬頃には
手石港 『もき丸』『恵丸』『第八寿広丸』より |
しかも『全員安打!!』の心強い一言がある日まである。
どうにかしていきたい、何とかならんもんかと考えていた。
奇跡的に予約
南伊豆のトンジギ(マグロジギング)のハードルは船が取れないの一言に尽きると思う。
しかも今回は開幕も不意打ちだったので、すでに他の釣り物の予約が入っていたり、船がメンテナンス中だったり、マグロ狙いで出港する船自体が少ない様子。
色んな都合で釣行日は10月27日㈰しかとれない。
なんとかこの日に空いてる船は無いかと探し回っていたら、くらはし丸が奇跡的に空いていた。一番釣らせると評判の船である。
ただ、この船は船長が厳しいことでも有名で、船で乗合せたお客さん何人かにも「あそこの船はスゴい」と聞いていて正直敬ビビッていた。
ビビッていたのだが、乗ってみなけりゃどういう風にスゴいのか分かんないし、何より釣れているうちにどうしても行ってみたい。腹をくくって予約取ってしまった。
因みに、予約の電話は非常に丁寧に対応して下さり、初歩的な質問にもわかりやすく回答してくれた。
正直な所、言われているほど怖い感じはしなかった。
リールの準備
指定された道具
この船はタックルについて細かくHPに記載されている。
ロッド:スミスAMJx、RISEBORON B56L
俗にいう『曲げれるロッド』
リール:オシアジガー 4000PG、2500LDMG
※ジガー2000番はおススメしない
PE:Y.G.K.オムニウム、フルドラグ 4号、5号
リーダー:ナイロン80~100lb 4ヒロ
フック:ジゲングリッピー5/0
リング:オーシャンマーク T-SRM7
※必ず楕円形のもの
ジグ:2wayspiky255g、300g ウロコジグ300g
ノット:PRノット、ミッドノット リングのとこはイモムシノット
ドラグ→初期設定6kg 最終的に8~12kg
くらはし丸HPより
このうちどうしても用意できないのはリールだけである。
手持ちでパワフルなのはマーフィックスC3とオシアジガー2000PGなので予約の際に相談してみたところ、
- トンジギならばなんとかなる
- キハダ等大きい物が掛かると、ドラグが非力で止められない
- マーフィックスC3なんかはカスタムしてドラグ値上げて使う方もいる
との事だったが、まぁ大丈夫でしょうということになった。
糸の巻替え
目処が付いたので準備開始。
一番の大ごとは、2号が巻いてあるPGの糸巻替え。
いつだかAmazonアウトレットで衝動買いした純正スプールと現在のスプールを交換する。
コレが |
こうなる。簡単すぎて途中の写真忘れた |
- スプールロックを確実に『OFF』にする
- メカニカルブレーキ(フォールレバー)を
スプールがガタつくまで緩める
初めてでも10分程度で交換することができた。
コレに指定のオムニウムを巻いていく。
リンク
で、自作糸巻台にリール取り付けたら大事件。
ハンドルが干渉して巻けねぇ。
電動リールの電源ケーブル付けるために取付ステーをずらしたのが裏目ってしまった。
ステーを付けなおすことも考えたのだけど、どうせ電動やる時にまた干渉するのである。
諦めて土台の木材を加工した方が早い。
いま平日の夜9時だけど |
せめてもの悪あがきに下にタライを置き、ノコでギコギコ切っていく。
外に響かない様に全ての窓を締めきっているので暑い。
もうハンドル当たらない |
コレ、今記事を書いていて思ったのだけど、下に引くのは新聞紙で十分だったし、ステーも真ん中に戻して電源ケーブル付けれるように反対側を切れば切断量も少なくて済んだ。
思い付きでDIYやると思慮が足りないという良い見本。
それはさておき糸巻である。
テンションを1kgに設定 |
ゴリゴリ巻いて巻き終わり |
リーダーはインフィニティノットで |
キレイに決まったと自画自賛 |
前の糸の水深シールをはがして |
新しい色を貼って |
完成 |
荷造
道具は揃ったので荷造り開始。
ジグまで指定されているのでなるべく無駄な物は持っていかない様にする。
魚の処理もやってくれるとの事なので、フィッシュグリップみたいなのも持っていかないようにした。
(そもそも魚がデカすぎてそんなもので持てないと思う。)
釣具
持って行くジグ一式 |
ブルーライトで照らすとこんな感じ |
フック・金具類 |
奇跡的に手持ちであったスプリットリング。先にフックに付けておく |
リーダー類とツール一式 |
身につけるもの一式 |
魚処理具。車の中に置いていくつもり |
サニタリーと手拭き |
ライン長早見表。届かせたい水深までのライン長をまとめてある |
道具一式 |
全部詰めたらビックリするくらいスカスカだった。不足を疑って入れなおしたレベル。
スカスカだったので軽食のパンまでしまうことができた。
近年稀に見る軽さ |
タックル・ドラグ・接続具
タックルは以下の構成
メインタックル
- 22 マスターブレイド 59HG(レスターファイン)
- 21 マーフィックス C3-RH(エイテック)
- アバニジギング10×10 マックスパワーPEX8 4号 400m(バリバス)
- オーシャンレコードショックリーダー 120lb(30号) 5.4m(バリバス)
- ソリッドリング 内径6mm 220lb(オーナー)
- 最強チューブノット
- 初期ドラグ値 6kg
初期ドラグを6kgに設定した後、ドラグレバーをフリーにしてもスプールが全然回んない。
ジグ落ちるんだろうか?
サブタックル
- 21 スローバンプSSD 634/FSL(テイルウォーク)
- 17 オシアジガー 2000NRPG(シマノ)
- Xブレイド オムニウムX8 アップグレード 4号 300m(Y.G.K)
- ソルティメイト システムショックリーダーナイロン 80lb 5.4m(サンライン)
- ソリッドリング 内径6mm 220lb(オーナー)
- イモムシノット
- 初期ドラグ値 6kg
ココからスタードラグ1クリック締め込むとすぐに500gくらいドラグ値変わってしまうので、大分設定がピーキーになる。
どちらのリールも船長に「ドラグ値が足りない」と言われていたのが良く分かった。
衣類
秋は服装に困るのだけど、今年はまだ寒くならないので少し薄着。
毎回秋のズボン(カッパの下に着るズボン)って悩んでいたのだけど、最近のベターはジャージ。
あの緩んだ状態で落水してたら死んでた |
後は出船連絡を待つのみである。
出船確定…なのだけど
『明日は出船確定。行き先は朝決定させてください。』との連絡が来る。
(トンボ狙いの遠征か、大物狙いの西伊豆の二択なのである。)
ところが、喜んだのも束の間、この連絡をもらったホンの30分後に急遽腹痛に見舞われた。
しばらく様子見たけど収まる気配無し。身に覚えのあるこの痛みは尿管結石。
健康診断で『腎臓に石があるからそのうち痛くなるかもね』とか言われてはいたのだけど、よりによってこのタイミングとか…。
しばらく耐えていたけど収まる気配無し。そのうち熱っぽくなってきてしまったので諦めて救急外来へ。
痛み止めの処方を貰い、落ち着いたところで急いで船長に電話して相談する。
『出港しちゃうと2時間くらい帰ってこれないのでやめた方が良い』という話になり、泣く泣くドタキャンさせて頂いた。
前日のドタキャンなのにキャンセル料は免除して頂き、「また遊びに来てくださいよ」と言ってくれたのが本当にありがたかった。
また是非行きたいので、次回困らない様にこの準備録は残しておこうと思う。